歯学部へ編入学するため受験資格と入試
それでは実際に歯学部へ編入学を行うには、どのような要件を満たす必要があり、またどんな入試を受けて合格しなければならないのでしょうか?
歯学部編入学試験の受験資格
厳密な受験資格は大学ごとに定められた試験要綱の「出願資格」を詳しく見る必要がありますが、歯学部に2年次編入学を行うにあたって必要となる主な受験資格には以下のようなものが挙げられます。
- 大学を卒業している
- 年度末までに在籍している大学を卒業見込みである
- 受験大学以外の大学または3年制短大に2年以上在籍し、62単位以上を取得 or 取得見込みである
平成31年度私立歯学部編入学試験実施概要|(株)清光教育総合研究所
その他、海外の学校を卒業した場合や、医療系専門学校を卒業している場合など、大学ごとに様々な要件が設定されていますが、基本的には他大学を卒業している、もしくは卒業見込みである場合は編入学試験を受験する資格が得られるようです。
歯学部編入学試験の試験内容
こちらも受験資格と同様、大学ごとに課せられる試験内容は異なるため、志望校を選ぶ際にも必ず確認したいポイントとなってきます。歯学部の編入学試験で必ずといっていいほど、どこの大学でも行われるのは「面接」と「小論文」です。
学力試験に関しては必ずしも課せられるわけではありませんが、試験がない代わりに在籍している大学の成績証明書の提出が求められる場合もあるため、ある程度の学力はやはり必要になります。学力試験が課せられるところだと、主に英語や数学、物理、化学、生物などの理系科目を試験とするところが多いです。
編入学の試験が実施される時期
国公立大学の場合、編入学試験は主に春~夏にかけて出願や1次・2次試験、さらに合否発表まで行われます。よって、国公立大学の歯学部編入学を検討している人は、受験を予定している前年度から準備や対策をしなければなりません。
私立大学の編入学試験の場合、9月以降から年度末にかけて試験を実施しています。また、中には秋に1度、年度末に1度と、2回編入学試験を実施する大学もあります。私立大学の場合、出願のタイミングや試験の日程はあまり同時期に行われているものばかりではないため、志望校の受付期間や試験日をしっかり確認しておくとよいでしょう。