歌うことが好き、人前で表現したい、そういった願望がある子供は歌手になりたい！ という夢を自然に抱くこともあるでしょう。歌手になるためには資格や免許は必要ありませんが、自分を売り込む行動力は必要です。歌手になるためにはどんな方法があるのでしょうか？ この記事では歌手になる方法をまとめてご紹介します。
歌手になる方法
オーディションを受ける
歌手になる方法で欠かせないのが「オーディションを受ける」という方法です。オーディションは大手芸能プロダクションやレコード会社が主催しているもの、テレビ番組で企画されるもの、イベントの出演権を得るためのものなど、さまざまです。
目的やテーマもいろいろありますが、できるだけたくさんのオーディションに挑戦すれば、それだけチャンスが多くなります。
ライブに出演してスカウトされる
ライブハウス出演、ストリートライブなどのライブ活動が、事務所関係者やレコード会社の関係者の目にとまれば、その場で声をかけられることもあります。実力やキャラクターが伴っていて、なおかつお客さんの動員数も多ければ、関係者の注目を集めることも多くなります。
ただし、スカウトされてもすぐに契約せずに、どんな会社なのかをしっかりと見極めましょう。デビューではなく勧誘目的でスカウトされることもあるので、注意が必要です。
芸能事務所に所属する
まず芸能事務所に所属し、歌手育成のためのレッスンを受けながらデビューを目指す、という選択肢もあります。多くの芸能事務所が、所属する為のオーディションを随時開催しています。オーディションに合格すればレッスン料が無料になる事務所もたくさんありますので、入りたい芸能事務所がある場合は積極的に挑戦してみましょう。
音楽事務所にデモテープを送る
歌手になるため、自作の曲やカバー曲などを録音したデモテープを、音楽事務所の担当者に直接聞いてもらう方法もあります。ただし、事務所にデモテープを送ったからといって、必ず歌を聞いてもらえるわけではありません。
歌を聞いてもらうためには根気強くデモテープを送り続ける必要があります。郵送する際は、宛名をきれいに書き、失礼のないように送りましょう。
ネット上に歌を公開してスカウトされるのを待つ
自分の歌やパフォーマンスを、YouTubeやニコニコ動画などにアップして人気が出れば、デビューへの道が開けることもあります。いつでも投稿することができる、努力次第で動画のクオリティを上げられる、投稿する本数を自由に増やせる、といった点がメリットです。
但し、著作権に触れるような投稿は厳しく罰せられる可能性もあります。注意して投稿しましょう。
歌手に必要な能力やスキルとは？
高い歌唱スキル
歌手になるためには「人よりも上手い」ということはもちろんのこと、周囲の人が思わず聞き入ってしまうくらいの抜き出た歌唱スキルが必要です。
もともと才能があり、歌が上手であっても、プロの世界で生きて行くためにはさらなる練習や研究が不可欠です。ボイストレーニングを続けて基本の発声法を習得し、さらに声を磨き続ける努力が必要です。
コツコツ努力を続ける精神力
歌手になるためにはコツコツと続ける精神力が必要です。歌手として活躍している人の多くは急に華々しい世界に飛び込んだわけではなく、自分の歌唱力アップや作詞作曲・演奏のスキルアップ、ライブ活動など、地道な努力を重ねた結果チャンスをつかむことができた人が圧倒的に多いと言えるでしょう。
下積み時代もめげずに努力を続ける覚悟と精神力が必要です。
体力
歌手には体力も不可欠です。プロとしてパフォーマンスをする時には、1本のライブで10曲以上、2時間程度を歌い続けることは珍しくありません。
プロとしての歌唱力を維持し、お客さんを楽しませるパフォーマンスをするには、体力が不可欠です。プロの歌手が毎日10キロのジョギングを日課にしている、と言ったことは珍しくなく、歌手として活躍する為には、筋力トレーニングやストレッチは必須だと言えるでしょう。
表現力
歌手として必要な力に表現力があります。自分が歌を通して伝えたい世界をはっきりと思い描き、意図した表現が出来ることで、初めて感動的な歌ができます。
ボイストレーニングで発声面を強化することに加えて、自分やお客さんが求めている世界観を表現することが必要です。
自分を売り込む能力
歌手として活躍するためには、自分を積極的に売り込む能力も必要です。どんなに歌がうまく、人を魅了する力を持っていても、自分から発信して売り込まなければ誰も気づいてくれません。
オーディションを受ける、ライブを行う、といったことを通じて自分を周囲に売り込み、アピールしていくといいでしょう。
歌手になる為に子供の頃からできることとは？
リズム感を鍛える
リズム感は子供の頃からトレーニングをしておくことをおすすめします。子供は大人よりも飲み込みが早いため、早くから鍛え始めることで、より体を使った高度なリズム表現をすることができるようになります。音楽に合わせて体を動かしたり、ダンスをしたりと、取り組みやすいものから始めてみましょう。
音楽に触れる時間をたくさん持つ
子供の頃から音楽に触れる時間をたくさん持ち、メロディの感覚を育てましょう。子供向けの音楽から親御さんが好きな音楽など、ジャンル問わず触れるといいでしょう。
また、親御さんが楽しく歌って見せてあげると子供は真似したくなります。音楽は楽しいな、という感覚を育てましょう。
ボイストレーニングを受ける
子供の頃からボイストレーニングを受けて発声の基礎を体で覚えると、歌唱力が高まります。また、間違った発声法を続けて喉を壊す心配もなくなります。
喉を壊すことなく思い通りの声を出すことができれば、長く活躍する歌手を目指すことも夢ではありません。
たくさんオーディションを受ける
子供の頃からチャンスがあればオーディションをたくさん受けましょう。1度のオーディションでデビューを勝ち取る歌手はほぼいません。今活躍している歌手も「かつてはオーディションをたくさん受けた」という人がほとんどです。
たくさんオーディションを受け、地道に努力を重ねることで、人に見られながらのパフォーマンスに慣れて自分らしさを発揮しやすくなります。チャンスがあればたくさん挑戦してみましょう。
おすすめのオーディション情報
テアトルアカデミー主催オーディション
業界で30年以上の伝統と実績があるテアトルアカデミーが主催するオーディションです。随時無料で実施されており、インターネットから簡単に申し込むことができます。
合格すれば最短3ヶ月でメジャーデビューが可能です。歌手になるためのボイストレーニングやダンスレッスンなども充実しています。
参考
テアトルアカデミー
ビクターミュージックオーディション
星野源さんやサザンオールスターズなどが所属するビクターエンターテイメントが主催するオーディションです。オーディションの締め切りがなく、いつでも応募可能です。
また、ジャンルの指定や年齢制限も無いため、子供でも受けることができます。オーディション通過後の育成費などは一切かかりません。
ワタナベエンターテイメント主催オーディション
Little Glee Monsterや中川翔子さんが所属するワタナベエンターテイメント主催のオーディションです。歌手、俳優、お笑い芸人とさまざまなジャンルのタレントが所属する事務所なので、随時多様なジャンルのオーディションが開催されています。
歌手向けのVOCAL AUDISIONは、合格すればワタナベエンターテイメントに所属してデビューへのバックアップを受けることができるほか、育成費が全額無償になります。芸能事務所に所属していない小3～29歳までの男女が対象で、参加費は無料です。
終わりに
ここまで、歌手になるための方法をご紹介しました。歌手の世界は華々しく見えますが、その裏には日々の並々ならぬ努力が隠れています。
決して楽な職業ではありませんが、努力が実れば素晴らしい世界を経験をすることができます。お子さんが歌手を目指すようであれば、できることからコツコツとスタートしてみましょう。
参考
歌手になるには｜売れっ子歌手になるために必要な５つの能力｜オーディションなび
歌で表現したい！歌手になる為の方法とは？｜AVILLA STAGE
歌手になるには？どんなことをすればいい？｜マイナビ
