外国語学部に進学する場合のおすすめの大学
それでは実際に、外国語学部のある大学をピックアップしてご紹介します。
獨協大学
- ドイツ語学科/英語学科/フランス語学科/交流文化学科
- 取得可能な資格:中学校/高等学校教員免許(英語)・司書・司書教諭
- 主な就職先:公務員・学校教員・JTBグループ・帝国ホテルなど
英語学科においては特に定評があり、TOEICスコアごとに学生のクラスを分けて少人数で外国語習得をサポートする教育法は、2009年に文科省大学教育推進プログラムにも選ばれました。一般学術目的のための英語習得の授業も行っており、海外留学や海外勤務などにおいても通用する英語力の習得を目指しています。
上智大学
- 英語学科・ドイツ語学科・フランス語学科・イスパニア語学科・ロシア語学科・ポルトガル語学科
- 取得可能な資格:教員免許状(中学校教諭I種・高等学校教諭I種)
- 主な就職先:民間企業・中央・地方行政機関・国際機関・教育機関・報道機関など
教育目標「3言語×3視座」を新しい理念として掲げ、自分の選択言語に加え、今やグローバル言語である英語と日本語の3つの言語の運用能力を伸ばすようなカリキュラムで構成されています。留学制度も豊富で、世界55カ国に287校の協定校があり、年間約600人以上の学生が留学しています。
東京外国語大学
- 英語・ドイツ語・ポーランド語・チェコ語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語・ロシア語・ウズベク語・モンゴル語・中国語・朝鮮語・インドネシア語・マレーシア語・フィリピン語・タイ語・ラオス語・ベトナム語・カンボジア語・ビルマ語・ヒンディー語・ヒンドゥー語・ベンガル語・ウルドゥー語・アラビア語・ペルシア語・トルコ語(以上の言語が専攻できます)
- 主な進路:教員(英語・フランス語・国語など)、出版、マスコミ、広告、金融、IT関連、翻訳など
言語文化学部・国際社会学部・国際日本学部の3つの学部に分かれており、高度な言語運用力だけでなく世界諸地域の知識や教養を習得することをゴールとしています。外国語専門の国立大学だけあり、専攻できる外国語の数は日本最多を誇っています。マイナーな言語に興味のある人にはおすすめです。留学制度も充実しており、留学に必要なビザの申請方法などから具体的なことまで相談できる留学支援のセンターや、留学奨学金制度などもあり、留学を希望している人には向いているでしょう。
明海大学
- 日本語学科・英米語学科・中国語学科
- 取得できる資格:中学・高等学校教諭
- 主な進路:公務員・教員・ANAグループ、JTBグループなど
外国語教育に特に力を入れている大学として人気があります。米語学科ではレベル別の実践授業が必須科目として用意されており、3年次進級時には英検準1級程度の英語力が身につくことを目標にしています。教員と学生の距離が近い少人数教育を重視しており、行き届いたきめ細やかな指導が受けられるのもおすすめ。英文レポートやプレゼンテーションなどを授業に取り入れることを通して、グローバルな企業や機関で活躍できる人材を育成しています。
目指せ外国学部!今からできること
今はまだ受験生でなくても、外国語学部を子供の進路として考えている場合は、今から準備することをおすすめします。
外国語学部の偏差値は?
まずは外国語学部のある大学の偏差値を比較し、入試試験科目や推薦入試などについての情報をゲットしましょう。子供の目指す学校が定まったら、無理のない学習プランを立てて目標の大学を目指します。
語学を学ぶ
外国語学部進学を希望される場合は、入試で英語の高スコアが必要になってきます。どの言語を選択するにしても、入試や大学入学後も英語力を問われることが多いので、小中高のときから英検やTOEICなどを意識し、英語の学習に取りくむといいでしょう。また、入試の際に外部試験のスコアを活用する大学が増えてきています。
<英語外部試験の活用例>
●神戸市外国語大学 外国語学部(全学科):推薦入試【全国枠】の出願要件として「TOEFL PBT®テスト 520点以上またはTOEFL iBT®テスト 68点以上」など
●獨協大学 外国語学部:公募制推薦入試のBグループの出願資格基準として「TOEFL PBT®テスト 450~530点以上またはTOEFL iBT®テスト 45~73点以上」(学科によって基準スコアは異なる)など
(引用元:日本の大学における「外国語学」とは?|ベネッセ)
語学はスコアアップに時間がかかることが多いので、早めの対策がおすすめです。
まとめ
外国語学部の概要やおすすめ大学、外国語大学受験に向けて今からできることなどをご紹介しましたが、いかがでしたか? グローバル化が進み、国外国内に関わらず語学力の習得が進学や就職において有利な時代になってきました。子供が英語や外国に興味があるなら、ぜひ進学の選択肢として外国語学部を考えてみてはいかがでしょうか?
外国語学部系統|旺文社 パスナビ
外国語大学について|ベネッセ
外国部学部と職種|マイナナビ進学
外国学部を徹底解説|Studyplus