グループディスカッションの大まかな流れと進め方
グループディスカッションには制限時間が設けられます。話し合いをスムーズに行うためには、まずは大まかな流れについて理解し、進めていく必要があるでしょう。グループディスカッションの主な流れは、以下となります。
- 役割を決める(リーダー・書記・タイムキーパーなど)
- 時間配分を決める
- 課題の前提について決める
- 目標を設定する
- 話し合いを行う
- 意見をまとめて結論を出す
- 発表
話し合いを始める前に、役割や時間配分、テーマの定義付けを行うことで時間内に話し合いを行うことができます。自分の得意とする役割がある場合は積極的に名乗り出るようにしましょう。
グループディスカッションに向けて準備できること
グループディスカッションは苦手意識を持っている人も多いかもしれません。グループディスカッションの一番の対策は、経験を積むことです。まずは友達や同じ就活生と一緒に練習をしてみるのがいいでしょう。論理的に考え、話し合いを進めていくためには何が必要なのか、体験することで自分に必要な課題が見えてきます。
就活イベントなどでもグループディスカッションを開催していることがあるため、一度足を運んでみるのもいいでしょう。就活セミナーではグループディスカッションや面接対策の講座を開催し、その多くが無料で開催されています。なるべくたくさんグループディスカッションを経験することで、本番に生かすことができるでしょう。
どんな点が評価される?
グループディスカッションで、採用担当者はどんな点をチェックしているのでしょうか。評価するポイントは、積極性・協調性・本質理解力・発想力・管理能力の主に5つが挙げられます。自分の意見を主張するだけでなく、グループ内の他者の意見を聞きながら議論を進めることができるか、議論の本質をしっかりと理解し、新しい視点を盛り込むことができるかが評価のポイントとなります。
企業が一番重視するのが、管理能力だといいます。管理能力とは、時間配分に従ってグループ内で設定した目標に導くための力のことで、グループに尽くしながらも全体を見る広い視点が求められます。発言をするだけでなく、意見を整理して結論を出し、分かりやすく伝えることがグループディスカッションの本来の目的です。評価を気にするあまり、他者の意見に耳を貸さなかったり、時間配分を気にせずに意見を主張するということがないよう注意しましょう。
課題解決型のグループディスカッションは事前の準備が大切
企業の採用方式として取り入れられているグループディスカッションには、課題解決型のテーマがあります。課題を解決するために、現状を踏まえた具体的な解決法を提示することが、課題解決型の話し合いのゴールとなります。就職活動を有利に進めるために、今回の記事を参考にしながらグループディスカッションの進め方や流れ、注意点について理解しておくようにしましょう。
参考
グループディスカッション選考の目的や意味、正しく理解してる? 専門家や先輩から学ぶ、GD・GWの評価ポイントと進め方のコツ|就活の未来
【完全攻略!】グループディスカッションの課題解決型テーマの進め方!| 就活攻略論
グループディスカッション:課題解決形式のテーマと対策|就活の答え
グループディスカッション対策|コツや進め方、評価ポイントを解説|Infraインターン