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カリフォルニア大学アーバイン校は、ノーベル賞受賞者、ピューリッツァー賞受賞者も輩出している名門大学です。また、アーバイン校があるアーバイン市は治安の良い都市としても知られています。今回の記事では、カリフォルニア大学アーバイン校の特色や、留学するなら知っておきたい大学のレベル・学費、留学生の体験記をご紹介します。留学先に迷っている方の参考になれば幸いです。
もくじ
カリフォルニア大学アーバイン校とは?
カリフォルニア大学アーバイン校は、アメリカの州立大学の中でトップ10に入るレベルの高い大学です。特に、ネットワークシステムプログラムや情報システムプログラムの部門では、高い評価を受けています。
豊富なエクステンションプログラム
エクステンションプログラムは、本来社会人向けに提供されるものですが、大学生を対象に行われることもあります。カリフォルニア大学アーバイン校は、学生・社会人向けのエクステンションプログラムがあります。
例えば、留学生対象の英語集中プログラムは、10週間で会話・文法・単語・イディオム・読み書き・リスニングなどを総合的に学ぶことができます。入門から上級まで7つのレベルに分けられており、自分の英語力に合ったレベルで学ぶことができます。
ほかにも、サーティフィケート・プログラムがあるため、実践的なスキルを学びながらプロフェッショナル資格認定の証明を発行してもらうことができます。
治安の良い大学都市
アーバイン市は、1960年代以降にアーバイン社が買い取った広大な農地を都市化した街です。カリフォルニア大学アーバイン校を中心に、人口5万人程度の都市として計画されました。そのため、居住区域には買い物施設や学校施設、宗教施設などが適切に配置されており、街の景観維持のための厳しい規制が敷かれています。
また、全米で最も治安の良い街と言われており、FBIの調査でも人口10万人以上の都市での凶悪犯罪率の低さでは上位にランクインしています。
さらに、カリフォルニア大学アーバイン校で雇用されている住民も多く、大学を卒業している住民が6割ほどいると言われています。
アジア系が多いので馴染みやすい
カレッジボードによると、カリフォルニア大学アーバイン校のアジア系の割合は36%で、全体で最も割合が高いです。また、白人は13%と少なめなので、アジア人である日本人にとっては馴染みやすい環境にあると言えるでしょう。
アーバイン市全体としてもアジア系が約40%を占めており、白人系の50%に次いで多くなっています。さらに、アシックスや東芝、マツダ、マルちゃんなどの日系企業現地法人もあります。そのため、大学外の生活でも日本を感じることができるでしょう。
参考
University of California: Irvine|CollegeBoard
カリフォルニア大学アーバイン校へ留学する前に知っておくべき3つのこと
カリフォルニア大学アーバイン校への留学を考えるときに、「大学のレベル」「重視される要素」「学費」は把握しておきたい情報です。それぞれ解説しましょう。
世界大学ランキングから見るレベル
カリフォルニア大学アーバイン校は、クアクアレリ・シモンズ社以外はベスト100にランクインしています。クアクアレリ・シモンズ社のランキングでも2019年までは169位になっており、おおよそ150~170位までの間で推移しています。日本の大学でランキングを上回っているのは、東京大学と京都大学のみであることを考えるとレベルの高さが分かります。
ランキング | カリフォルニア大学デービス校 | 東京大学(参考) |
THE HIGHER EDUCATION | 96位 | 36位 |
Quacquarelli Symonds | 219位 | 22位 |
Academic Ranking of World Universities | 80位 | 25位 |
(World University Rankings 2020|timeshighereducation,Top Universities in the World 2020|topuniversities,Academic Ranking of World Universities 2019|shanghairankingより筆者作成)
重視される要素
カリフォルニア大学アーバイン校に留学するには、以下の7つの要素が非常に重視されます。
- エッセイ
- 高校の成績
- テストのスコア
- 課外活動
- 才能と能力
- ボランティアの経験
- 働いた経験
アメリカの大学の多くは、高校の成績を重視します。アメリカでは、GPAという評価基準で成績が測定されますが、4点満点のうち、合格者の89%は3.75以上の評価を得ています。また、3.5~3.74の合格者は9%で、合わせると98%にもなります。テストのスコアも大切ですが、高校生活できちんと評価を受けることがとても重要な要素になります。
また、課外活動やボランティア経験、働いた経験が重視されるのはカリフォルニア大学の中でもアーバイン校ならではです。
テストのスコアは、ACTとSATのアメリカの高校生が受けるテストの点数です。また、留学生の場合は、TOEFLのスコアも求められます。
学費
カリフォルニア大学アーバイン校に1年間留学する場合、学費は合計で約700万円かかります。
区分 | 費用(ドル) |
学費 | 44,635 |
教材費 | 1,390 |
寮費 | 16,135 |
生活費 | 1,583 |
交通費 | 634 |
合計 | 64,377 |
(Expenses, Tuition, and Fees|UCI,University of California: Irvine|CollegeBoardより筆者作成|学費以外はCollegeBoardを参照)
カリフォルニア大学は州立大学なので、カリフォルニア州に住んでいない学生には3倍以上の学費がかかります。