琉球大学の偏差値はどれくらい?日本最南端の総合大学の特徴を紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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琉球大学は沖縄県にある国立大学で、日本最南端に位置する総合大学です。沖縄県にあることが最大の特徴であり、県外からも多くの学生が入学しています。車で移動できるほどの広い敷地と、自然に囲まれた環境の中で学ぶことができる琉球大学ですが、受験の難易度の目安となる偏差値はどれくらいなのでしょうか。今回は琉球大学の学部と偏差値、大学の特徴についてご紹介します。

琉球大学の学部ごとの偏差値

琉球大学は、沖縄県にある国立大学で、「琉大(りゅうだい)」という名前で親しまれています。日本最南端・最西端の国立大学であり、沖縄を代表する大学の1つとなっています。琉球大学の建学の精神は「自由平等、寛容平和」「真理の探求」「地域・国際社会への貢献」「平和・共生の追求」となっており大学の敷地内には、2つのキャンパスが建てられています。

7学部14学科1課程が設置されており、偏差値も学部や学科によって異なります。それでは、各学部の特徴と偏差値について、それぞれ具体的にご紹介します。

※偏差値は河合塾のデータを参考にしています。

琉球大学全体の偏差値・難易度

学部 偏差値 センター得点率[%]
人文社会学部 45.0 63~71
教育学部 50.0 55~67
医学部 50~65 67~89
農学部 45~47.5 55~70
国際地域創造学部 45~47.5 61~69
工学部 40~42.5 54~62
理学部 45 50~70

人文社会学部

法学や政治・国際関係学、哲学・教育学、心理学、社会学、琉球とアジアを中心とする歴史・民俗学、文学、言語学など人文社会系の専門的研究をベースとし、社会全体の持続的発展に貢献できるスキルや知識を学ぶことができるのが、人文社会学部です。

「国際法政学科」「人間社会学科」「琉球アジア文化学科」の3学科となっており、学部の偏差値は45となっています。国際法政学科では法学や政治学を中心に、現代社会が抱えている問題点や課題の本質や解決策について研究していきます。また、人間社会学科では私たちが抱えている問題や生き方について、社会・文化・地域・環境といった視点から研究し、琉球アジア文化学科ではその名のとおり、琉球・日本・アジアにおける言語や文化についての研究を行います。

卒業後の進学先は、民間企業やマスコミ、公務員、金融業界などの実績があり、国際交流も盛んなことから、海外の大学へ進学する学生もいるようです。

人文社会学部の偏差値・難易度

学科 偏差値 センター得点率[%]
国際法政学科 45.0 68~71
人間社会学科 45.0 66~69
琉球アジア文化学科 45.0 63~66

参考

人文社会学部|琉球大学

国公立大 2020年度入試難易予想一覧表,P3|河合塾

琉球大学人文社会学部/偏差値・セ試得点率|大学受験パスナビ:旺文社

教育学部

小学校・中学校・特別支援学校など、教育現場が抱えている課題や、離島やへき地、平和共生など、沖縄ならではの教育課題について考察する学部が教育学部です。地域の特性と向き合いながら、将来は教員など、教育分野のスペシャリストになるための人材を育てる学部です。

「小学校教育コース」「中学校教育コース」「特別支援教育」の3つの専門課程があり、教員免許取得を視野に入れたカリキュラムが組まれています。1~2年次は基礎科目の履修や基礎実習を行い、3年次からは本実習、4年次は本実習の振り返りや他校種実習を行い、教職の専門性を高めていきます。偏差値は50と、標準レベルの難易度となっています。

教育学部の偏差値・難易度

学科(コース) 偏差値 センター得点率[%]
小学校教育コース 50.0 55~67
中学教育コース 50.0 55~67
特別支援教育 50.0 60

参考

教育学部|琉球大学

国公立大 2020年度入試難易予想一覧表,P3|河合塾

琉球大学教育学部/偏差値・セ試得点率|大学受験パスナビ:旺文社

医学部

琉球大学の中でもトップの偏差値を誇るのが医学部です。「医学科」と「保健学科」の2学科に分かれており、医学科が65、保健学科は50が偏差値の目安となっています。卒業後は医師や看護師のほか、保健師・助産師・臨床検査技師などを目指すことができます。

医学科は医学に関する専門知識や技術を学ぶことができ、将来は医療機関で働く医師の育成を目的としています。また、保健学科は質の高い保健医療従事者の教育と養成に力を入れており、 国際医療に貢献できる人材の育成が目的となっています。

地域保健医療の課題など、地域特性に根差した医学や医療の課題解決について研究することができるため、沖縄で学ぶことのメリットが大きい学部といえるでしょう。

医学部の偏差値・難易度

学科 偏差値 センター得点率[%]
医学科 65 87~89
保健学科 50 67~71

参考

医学部|琉球大学

国公立大 2020年度入試難易予想一覧表,P4|河合塾

琉球大学医学部/偏差値・セ試得点率|大学受験パスナビ:旺文社

農学部

琉球大学の農学部は、日本で唯一亜熱帯地域にある農学部として知られており、地域特性を生かした教育と研究が大きな特徴となっています。農学部というと、「将来は農業に携わる人が進学する学部」というイメージがありますが、食料、環境、エネルギー、健康といった私たちの生活に大きく関わる分野が「農学」であるため、自然志向が強い近年は人気が高まっています。

学科は4つあり、「亜熱帯地域農学科」では、持続的に農業生産を行う方法や、農と社会の共生について研究し、「亜熱帯農林環境科学科」では資源となる動植物を取り巻く環境や問題についての研究を行うことができます。

3つ目の「地域農業工学科」では、農業生産やエネルギーシステムなどの社会的要求についての課題や問題解決について研究し、4つ目の「亜熱帯生物資源科学科」では亜熱帯生物資源の生かし方や、利用方法に関する専門知識と技術について学びます。農学部の偏差値は45~47.5と、比較的難易度は低いといえるでしょう。

農学部の偏差値・難易度

学科 偏差値 センター得点率[%]
亜熱帯地域農学科 45.0 57~63
亜熱帯農林環境科学科 45.0 58~65
地域農業工学科 45.0 55~63
亜熱帯生物資源科学科 47.5 60~70

参考

農学部|琉球大学

国公立大 2020年度入試難易予想一覧表,P4|河合塾

琉球大学農学部/偏差値・セ試得点率|大学受験パスナビ:旺文社

国際地域創造学部

国際地域創造学部は2018年に新設された学部で、産業振興、地域振興、文化振興を担う人材育成を教育目標としています。学部統一のカリキュラムと教育プログラム独自のカリキュラムがあり、国際的視点や地域的視点をもとに、地域社会がよりよくなるための方法を探っていきます。将来は日本だけでなく、海外の産業・文化に関わる仕事がしたいと考えている方におすすめの学部といえるでしょう。

気になる偏差値は45~47.5となっており、学科は「観光地域デザインプログラム」「経営プログラム」「経済学プログラム」「国際言語文化プログラム」「地域文化科学プログラム」の5つの専攻に分かれています。知識だけでなく、実践的な学びを受けることができ、将来はさまざまな業種で知識を生かすことができます。

国際地域創造学部の偏差値・難易度

学部 偏差値 センター得点率[%]
国際地域創造学部 45~47.5 61~69

参考

【学部】国際地域創造学部|琉球大学

国公立大 2020年度入試難易予想一覧表,P3|河合塾

琉球大学国際地域創造学部/偏差値・セ試得点率|大学受験パスナビ:旺文社

工学部

基礎から専門技術まで学ぶことで、社会ですぐに役立てられる実践力を身につけることができるのが、工学部です。工学部は「機械工学コース」「エネルギー環境工学コース」「電気システム工学コース」「電子情報通信コース」「社会基盤デザインコース」「建築学コース」「知能情報コース」の7つのコースがあり、基礎的な知識だけでなく、各分野の最先端の技術についても学ぶことができます。

工学部には海外で活躍できる人材育成を目的とした「グローバル・エンジニア(GE)プログラム」があり、国際能力を高める教育プログラムが導入されています。大学で4年間学んだ後はさらに深く学ぶことができる大学院2年間のプログラムも用意されています。工学部の偏差値目安は、40~42.5となっています。

工学部の偏差値・難易度

学科 偏差値 センター得点率[%]
機械工学コース 42.5 54~62
エネルギー環境工学コース 40.0 54~62
電気システム工学コース 40.0 54~62
電子情報通信コース 40.0 54~62
社会基盤デザインコース 40.0 54~62
建築学コース 40.0 54~62
知能情報コース 40.0 54~62

参考

工学部|琉球大学

国公立大 2020年度入試難易予想一覧表,P4|河合塾

琉球大学工学部/偏差値・セ試得点率|大学受験パスナビ:旺文社

理学部

科学分野における教育と研究を通して、社会で活躍できる人材の育成や理学分野の研究の発展をめざす学部が、理学部です。地域性を生かした教育研究をしながら、科学全般の知識を学ぶことができます。理学部には3つの学科があり、「数理科学科」では自然現象や社会現象の数学的解明や数理的分野の研究を行っています。近年は異常気象が珍しくないことから、数学的に解明をすることで対策につなげることができるでしょう。

「物質地球科学科」は物理系と地学系から構成されており 物質・素粒子・宇宙から大気圏・水圏・岩石圏などの各分野に関する教育研究を総合的に行っています。また、「海洋自然科学科」では海に囲まれた沖縄ならではの特性を生かし、総合的な海洋学と自然科学の基礎を学びながら、化学、生物学について研究を行い、地域性を通した学びをすることができます。理学部の偏差値は45となっており、受験難易度は比較的低いといえるでしょう。

理学部の偏差値・難易度

学科 偏差値 センター得点率[%]
数理科学科 45.0 57~64
地質地球科学科 40.0 50~69
海洋自然科学学科 40 42 50~70

参考

理学部|琉球大学

国公立大 2020年度入試難易予想一覧表,P4|河合塾

琉球大学理学部/偏差値・セ試得点率|大学受験パスナビ:旺文社