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競艇選手とは、公営競技の競艇において賞金を獲得するプロスポーツ選手のことです。ボートレーサーと呼ばれることもありますが、じつは国土交通省管轄の国家資格保有者なのです。
最近ではテレビCMでも頻繁に宣伝されていますが、競艇選手になるためには国家資格である競艇選手資格検定に合格しなければなりません。「水上の格闘技」というキャッチフレーズがあるように、最高速度が時速70キロにもなる速さで水上を疾走する過酷なスポーツです。
競艇選手に憧れ、その道を歩もうとしている人に向けて、この記事では競艇選手になるために必要な資格や、競艇選手の仕事内容・年収などをご紹介します。
もくじ
競艇選手になるには?
競艇選手になるには、国家資格である競艇選手資格検定に合格する必要があります。競艇選手の養成施設である「ボートレーサー養成所(旧やまと学校)」に入学しなくてはいけないのですが、その倍率はなんと20倍以上にもなります。入学試験は超難関といえるでしょう。
参考
ボートレーサー試験倍率と受験者数|ボートレーサー(競艇)試験予備校 艇学グループ
競艇選手になるための必要なステップとは?
では実際に、競艇選手になるにはどうすれば良いのでしょうか?
養成学校への入学が必要
国内で唯一競艇選手を養成しているのが、福岡にある「ボートレーサー養成所(旧やまと学校)」です。1年間という短い期間で、競艇選手に必要なトレーニングや知識をみっちりと叩き込みます。入学試験は年2回で、募集人員はともに50名程度。倍率は、毎年20倍以上というかなりの難関です。
参考
受験資格
ボートレーサー養成所の受験資格は、以下のとおりです。
(1)年齢:15歳以上30歳未満 (第128期 1990年4月2日~2005年4月1日生まれ / 第129期 1990年10月2日~2005年4月1日生まれ)
(2)学歴:入所日において中学校を卒業していること
(3)身長:175cm以下
(4)体重:男子…47kg以上57kg以下、女子…42kg以上50kg以下
(5)視力:両眼とも裸眼で0.8以上(コンタクト・フェイキックIOL「有水晶体眼内レンズ」手術は不可)
(6)弁色力:強度の色弱でないこと
(7)聴力その他の健康状態:選手養成訓練を行うのに支障のない者
(8)その他:禁錮以上の刑に処せられた者及びモーターボート競走法に違反して罰金以上の刑に処せられた者、選手養成訓練中に成績不良又は素行不良により養成を取りやめられた者、反社会的勢力との関係が疑われる等モーターボート競走の公正を害するおそれがあると認められるに足りる相当の理由のある者のいずれにも該当しない者
(引用元:募集要項|ボートレーサー養成所)
身長・体重・視力など、身体的な条件が細かく定められており、すべての条件を満たしている必要があるため、注意が必要です。
難易度
ボートレーサー養成所の入学試験は年に2回行われますが、その倍率は非常に過酷です。
応募者数 | 最終合格者数 | 倍率 | |
123期 | 約1,035名 | 52名 | 約21倍 |
122期 | 約1,230名 | 51名 | 約25倍 |
121期 | 1,220名 | 34名 | 約36倍 |
120期 | 1,413名 | 35名 | 約40倍 |
(ボートレーサー試験倍率と受験者数|ボートレーサー(競艇)試験予備校 艇学グループより筆者作成)
試験内容
ボートレーサー養成所の入学試験は、1次試験から3次試験まであります。
1次試験 | 学科試験 | 国語・数学・理科・社会(高等学校入学試験程度の内容) |
体力試験 | 柔軟性・筋力・瞬発力 | |
2次試験 | 適性試験 | 操作適性・反応力・注意力・調整力・スポーツビジョン・心理判断ほか |
体力試験 | 全身持久力・筋持久力・筋力・瞬発力・敏捷性・柔軟性 | |
3次試験 | 人物試験 | 面接 |
身体検査 | 眼科・耳鼻咽喉科・外科・内科・泌尿器科 | |
適性検査 | 視覚・視野・音感・運動神経 |
(募集要項|ボートレーサー養成所より筆者作成)