通信制の大学院とは?メリット・デメリットと特色ある大学院5選 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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社会人になると、自宅や職場からの距離や時間帯の限りがあり、大学院に通うことは難しくなるでしょう。しかし、自宅にいながら自分のペースで学べる通信制大学院であれば、働きながら学ぶことができ、社会人向けのカリキュラムも充実しているなどメリットがあります。
通信制大学院の特徴や概要をご紹介します。

通信制大学院の授業の特徴

通信制大学院の授業方法は、印刷教材等による授業や放送授業、実際に講師と直接対面する面接授業(スクーリング)、メディアを利用した授業の4つが中心です。

印刷教材等による授業では、大学から指定されたテキストを学習し、提示された課題をもとに学習成果を報告(リポート)する必要があります。印刷教材等による授業だけでは難しい科目や、不十分な学習内容がある場合はスクーリングを行います。

通信制大学院の修了要件

修了要件は、通信制でない大学院と同様で、修士課程と博士課程で年数が異なります。

修士課程の修了要件は、基本的に2年以上の在学と30単位以上の修得、さらに必要な研究指導を受けて修士論文の審査と試験に合格することが条件です。

一方、博士課程の修了要件は、基本的に3年以上在学しなければなりません。さらに、必要な単位数の修得と研究指導を受けた上、博士論文の審査及び試験に合格することが主な条件となっています。

通信制大学院のメリット

研究のサポートが充実している

通信制大学院は、インターネットやSNSなどを多用して研究指導をしている大学院が多く、昼間に仕事をしていても支障なく研究に取り組める環境が整っています。

在学生を対象に学内の図書館などの設備を開放しているところもあり、都合の良いときに研究に必要なデータを集めることができます。教員や他の学生と意見交換する機会もあり、研究のモチベーションを高めることにもつながるでしょう。

学業と仕事と家庭を両立しやすい

毎週、大学院に通学しなくても済むため、学業と仕事と家庭を両立しやすいといえます。

面接授業はありますが、基本的に年に数回程度です。通学に時間が取られず、自分の都合の良いときに学習できるので、仕事や家庭をおろそかにせず、研究にも取り組みたい人にとっては大きなメリットでしょう。

学費の安さ

通信制大学院の学費は、在宅での学習が中心となることから一般的な大学院と比べて安く設定されているところが多くあります。研究分野や取得単位数などによって大きな違いはあるものの、学費の負担を抑えながら研究に取り組むことができます。

通信制大学院のデメリット

直接研究指導を受けにくい

一般的な大学院の場合は、研究室に毎日のように行き、必要なときにいつでも研究指導を受けることができます。しかし、通信制大学院では、物理的に研究室に行けないことが多いため、直接指導教員から研究指導を受けたいと思っていても難しい場合があります。

孤独感がある

主に在宅での学習となるため、指導教員や研究室メンバーと会う機会が少なく、孤独を感じることがあります。孤独感が強くなると、研究へのモチベーション低下につながる可能性もあります。

タイムマネジメント能力が必要

通信制と言っても、大学院での授業内容や、求められるリポートのレベルは学部より難しいといえます。特に通信制大学院は、自分で研究時間を捻出し、時間管理を行わなければなりません。仕事や家庭を持ちながら通信制大学院で研究するためには、タイムマネジメント能力が必要になります。