中学生になると、それまで以上に自転車の利用頻度が増える子供もいるでしょう。また、場合によっては通学のために毎日使うというケースもあるでしょう。たくさんある自転車のなかからどれを選んでいいか分からないという方に向けて、自転車選びのコツとおすすめの自転車をいくつかご紹介します。
もくじ
自転車を選ぶポイント
中学生用の自転車を購入する際にはいくつか気をつけたいポイントがあります。小学生とも大人とも違う中学生ならではの事情を理解した上で自転車を決めましょう。自転車選びに失敗しないためにも注意点をしっかり把握しておきましょう!
かごの大きさ
まずはかごです。通学用のかばんが前かごに収まることが重要です。前かごが小さいと走行中に常に背負ったり提げたりしなければいけません。学校指定のかばんがリュックタイプならいいですが、かばんのようなタイプの場合、かごが小さいと入れられずに通学のたびに疲労が蓄積されます。
また、小物を入れても問題ないようにかごの底がメッシュのものだとより良いでしょう。かごの種類としては錆びにくいという点を考慮してステンレス製がおすすめです。
タイヤのサイズ
身長 | フレームサイズ |
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約130㎝~160㎝ | 22インチ |
約135㎝~165㎝ | 24インチ |
約140㎝~170㎝ | 26インチ |
約150㎝~180㎝ | 27インチ |
おすすめのフレームサイズ
男子 | 26、27インチ |
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女子 | 24、26インチ |
タイヤの高さによっても乗り心地は違うので、購入前に試乗することをおすすめします。身長も伸び盛りの時期なので、必ずしも現在の身長に合わせなくても大丈夫です。つまさきが両方地面につくくらいのサイズ感が良いでしょう。
ギアの切り替え
通学での利用を考えて変速ギア付きの方がいいでしょう。行動範囲が広がると坂道を通ることも少なくありません。変速ギアには外装変速機と内装変速機があります。外装変速機の多くは6段で内装変速機の多くが3段変速。変速の段階が多い方が良さそうに思えますが、外装変速機はケアやメンテナンスが必要になるので手間がかかります。街乗り用であれば内装変速機の方がメンテナンスフリーで乗れるのでおすすめです。停車中にギア変更することもできるので信号待ちの際などに便利です。
ライトの明るさ
小学生と違い、部活や塾などの帰りにはすでに日が暮れて外が暗くなっていることも多いです。現在、夜間走行時のライトの点灯が義務付けられており、自分の視界だけでなく、対向車や歩行者からも見つけやすいという効果があります。ライトには「バッテリー」「ダイナモ」「オートライト」がありますが、オートライトがもっとも使いやすいでしょう。
簡単にパンクしない丈夫さ
暗い夜道では石や何かの破片など見えないものを踏んでしまいやすいです。そうでなくとも行動範囲が広がり、使用頻度も高いのでタイヤの丈夫さは自転車の命とも言えます。タイヤは接地部が厚く、貫通しにくい素材を選びましょう。
使用用途に合った色
かごやタイヤのサイズなどの基準から検討して、機能面で満足のいく自転車が見つかったら、最後に使用用途に合った色選びも重要です。例えば、習い事で帰りが遅くなりがちな子供なら、夜道を少しでも安全に帰れるような明るい色の自転車の方が適しているかもしれません。子供自身の好きな色も考慮にいれつつ、目的に合わせた色選びをするのがおすすめです。