主婦が再就職する目的で、もしくは趣味として取得する資格は、数多くあります。実際どのような資格があると便利なのでしょうか。
こちらの記事では、選び方やオンラインスクールも説明しながら、主婦のおすすめ資格について紹介をしてきましょう。
もくじ
再就職に有利!主婦におすすめ資格5選
主婦が資格を取得する理由の一つは、再就職でしょう。資格を得ることで、仕事を手に入り、安定した生活が望めます。再就職としておすすめの資格は、次の5つです。
医療事務管理士
医療事務管理士は、日本で最初の医療事務の資格で、主婦層に安定した人気を保っています。インターネット経由で試験運用しており、いつでも申し込みができ、受験できるのが特徴。合否に関しては、受験後、すぐに判明します。
- 試験形式:マークシート形式10問、実技3問(レセプト関連)
- 合格率:50%
仕事内容は、クリニックから総合病院までの医療機関において、診察の受付・カルテの管理・会計処理・診療費の明細(レセプト)の作成および請求などの業務を担当。勤務先は、病院以外にも検診センターや保険調剤薬局などもあります。
参考
医科 医療事務管理士® 技能認定試験|JSMA 技能認定振興協会
調剤薬局事務
調剤薬局事務は、毎月実施される試験であり、在宅で受験可能です。
- 試験方式:試験形式:マークシート形式(学科・大問3問、実技1問)
- 合格率:60%
調剤薬局内の受付や納品伝票の整理だけでなく、医薬品の検品および入庫なども仕事に入ります。加えて、保険証などの情報や患者個人の情報の入力や会計も担当します。
参考
保育士
保育士は、共働き家庭や託児付きの美容系サロンなどが増えていることもあり、ニーズが非常に高い職業です。試験は、年間で2回となっており、毎年春と秋の2回で実施されます。
- 試験方式:筆記9科目・マークシート形式(学科・大問3問、実技1問)、実技(音楽・造形・言語表現の3つから選択)
- 合格率:10~20%(1科目60%以上で合格)
参考
保育士試験の難易度・合格率は? 専門学校・通信教育・独学どれがいい?|コラム|保育士|資格取得なら生涯学習のユーキャン
介護職員初任者研修
国内では、高齢者の数が右肩上がりということで、介護系の資格もニーズが高い仕事です。初めての介護業界での就職を考えている方は、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)の資格を目指しましょう。なお、受験する前には、130時間の専用のカリキュラムを受講する必要があります。
- 試験方式:マークシート形式(選択式および記述式)
- 合格率:非公表(70点以上で合格)
参考
介護福祉士講座 初任者研修コースの費用|ユーキャン大人クラス
介護職員初任者研修の試験ではどのような問題が出題されるの?テストの内容について説明します!|社会人向け資格情報サイトBrushUP学び
介護職員初任者研修の合格率は?合格のポイントも! | カイゴジョブアカデミー
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(略称:FP)は、住宅ローンや教育資金などの運用を各自のニーズに合わせて実現できるよう、経済的な側面から最適なアドバイスをする資格です。勉強内容は、保険など主婦の生活にも密接している内容も多いので、主婦にとって取り組みやすい資格でしょう。
級は、1級から3級に分かれています。2019年は、2級と3級の試験を5月・9月・1月の年3回、1級は、9月のみ1回実施しました。
- 1級試験方式:マークシート形式(選択式および記述式)
- 1級合格率:非公表(70点以上で合格)
- 2級試験方式:マークシート形式(選択式および記述式)
- 2級合格率:非公表(70点以上で合格)
- 3級試験方式:マークシート形式(選択式および記述式)
- 3級合格率:非公表(70点以上で合格)
参考
趣味からビジネスにつながる!主婦におすすめ資格4選
手先が器用であるなど、自分の強みを活かして、それをビジネスへと展開する人もいます。実際にどのような資格があるのでしょうか。おすすめの4つの資格をピックアップします。
カラーコーディネイター
カラーコーディネーター検定試験は、色彩の知識を深めることができる資格です。色が持つ効果も学べるので、ビジネスなどのあらゆるシーンに活かせます。合格者はアパレルやインテリアなどさまざまな業界の職業に就いています。
級は、1級から3級の3つで構成。2019年度は試験を1級は年1回、2級・3級は年2回実施しています。
- 1級試験方式:マークシート形式および論述問題(※ファッション色彩・商品色彩・環境色彩の3分野から1つ選択して回答)
- 1級試験時間:2時間30分
- 1級合格点数:70点以上
- 2級・3級試験方式:マークシート形式(選択式および記述式)
- 2級・3級試験時間:2時間
- 2級・3級合格点数:70点以上
参考
整理収納アドバイザー
最近、こんまりこと近藤麻理恵さんの影響もあってか、テレビや雑誌でも家の片づけが注目されています。ハウスキーピングサービス業界でも片づけのプロフェッショナルとして働いている主婦もいるようです。
整理収納アドバイザーは、豊かな暮らしができるよう、必要な家事能力の知識・スキル・経験の質を高められる資格です。
これまでの主婦経験と、資格取得で身につけた知識やスキルを活かし、家事代行サービスに就職するという道もありますが、フリーランスとして活躍できる道もあります。
級は、1級・準1級・2級の3つ。ほかにも関連資格は多数あります。
- 2級:ハウスキーピング協会主催の1日講座受講で取得可能
- 準1級:2級取得が必須、座学と実習の2日間の受講で取得可能
- 1級:準1級取得が必須
1次試験(筆記試験マークシート方式:半日または CBT受験:90分)
2次試験(プレゼンテーション形式:1人当たり20分間、3~5名のグループで実施) - 1級合格率:80~90%
参考
ネイリスト技能検定
ネイリスト技能検定は、正しい技術や知識を習得、向上させていき、国際的に通用し、活躍できるネイリストを育成する資格として位置づけられています。
ネイルアートやネイルケアに関する基礎知識からサロン勤務で通用するネイルのスキルやリペア、トップレベルのネイリストして必要とされるスキルを習得していきます。
級は、1級から3級の3つで構成。1級と2級に関しては一つ下の級を取得していないと受験ができません。
- 試験方式:筆記試験および実技(実技ではモデルの爪にネイルケアを施す)
- 実技合格点数:50点満点38点以上(全級共通)
参考
技能検定試験 概要|公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター
1級 実技採点基準|公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター
2級 実技採点基準|公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター
3級 実技採点基準|公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター
食生活アドバイザー
食生活アドバイザーは、プライベートから仕事まで、幅広いシーンで活躍できる、食の知識に関するスペシャリストです。近年、「食」を大切にする風潮が高まっている中、注目されている資格の一つです。通信教育でも通学でも試験対策ができます。
「食」の実務経験の有無に関係なく、2級から受験しても、3級から受験しても構いません。2級も3級も7月と11月の年2回の実施となります。同日実施となりますが、各級の試験時間が違うので、ダブル受験も可能です。
- 試験方式:2級/六肢択一の問題と記述式問題、3級/五肢択一の問題
- 2級合格率:65%
- 3級合格率:40%(実施回によって違いあり)
参考
【公式】食の資格、食生活アドバイザー®|FLAネットワーク協会
よくある質問 Q&A|食の資格、食生活アドバイザー®|FLAネットワーク協会