イヤイヤ期へのみんなの対処法
子供が自分の意志を意識して、主張するために大切な時期であるイヤイヤ期。せっかくなら、子供のためになるように接してあげたいところです。とはいえイヤイヤ期の子供への対応は一筋縄ではいきません。どれだけ怒らないようにと思っていても、イライラしてしまうという親御さんは多いでしょう。
イヤイヤ期の子供に、親はどのように対応しているのでしょうか? 今回は世間の親がとっている対処法を3つご紹介します。
(1)子供の気持ちを考える
イヤイヤ期の子供への対処法の1つ目は、子供の気持ちを考えてあげるということです。イヤイヤは自分がこうしたい! と思い描いたように物事が進まないことへの、もどかしさの表れです。やりたいことができないと、一番苦しんでいるのは子供自身であると言えるでしょう。
子供がイヤイヤし始めたら、まずは子供の視点に立って考えてみましょう。すると、どんな葛藤と戦っているのかが見えてくるかもしれません。例えばペンを投げていたら、お母さんが使っていたようにペンを使ってみたかっただけかもしれません。子供の望みを考えてあげることで、子供への接し方もおのずと変わってくるでしょう。
(2)気分転換をさせる
イヤイヤ期の子供への対処法の2つ目は、気分転換をさせてあげるということです。好きなおもちゃで気をそらす、絵本を読んであげるなど、子供が興味を持てることで気を引いてあげます。すると、気持ちを切り替えることができるのです。
イヤイヤの原因からいったん気持ちを離すことで、落ち着くための時間を与えることができます。ただ子供と向き合い続けるよりも、物事をスムーズに進めることができるでしょう。
(3)抱きしめてあげる
イヤイヤ期の子供への対処法の3つ目は、抱きしめてあげるということです。抱きしめたりスキンシップをとったりすることで、子供の気持ちを落ち着かせることができます。外出先では、気持ちを切り替えられるようなおもちゃを持っていない場合もあるでしょう。そのようなときに抱きしめてあげることで、具体的なモノがなくても子供の気持ちは落ち着くものです。
またイヤイヤ期の子供に対しては、お父さんやお母さんもイライラしやすくなってしまいます。怒りたくなってしまうときにこそ、いったん落ち着いて抱きしめてあげましょう。そうすることで、子供だけでなく親も気持ちを落ち着けることができます。
おわりに
イヤイヤ期の度合いは子供によってさまざまです。いったい何のためにイヤイヤ期があるの? と思ってしまう親御さんもいるでしょう。
イヤイヤ期は子供が自己主張を学ぶために必要な時期なのです。この葛藤を通して、子供は自分の気持ちと向き合い、表現できるようになっていきます。イヤイヤ期を経てこの子は大きくなるんだ! という気持ちを忘れずに、我が子の成長を見守ってあげましょう。
参考
“魔の2歳児”はどうして生じる? イヤイヤ期のメカニズムに迫る|マイナビニュース
調査データから判明!イヤイヤ期の「なぜ?」「どうする?」効果的な対処法を大研究!【イヤイヤ期専門家監修】|HugKum
どうしてイヤイヤするのかな?「魔の2歳児」イヤイヤ期の子どもの気持ちを考える|すくコム
イヤイヤ期はなぜ起こるの?ない子もいるの?|ママスタセレクト
2歳の”魔”をかわしながら、力を伸ばす方法|こどもちゃれんじ
第1次反抗期「魔の2歳児」のイヤイヤ期やわがまま 乗り越え方|AllAbout 暮らし