中学英文法・おすすめの参考書・問題集10選!中学校英語の変化とは - cocoiro(ココイロ) - Page 2

新学習指導要領による中学英語の変更点

2021年度、中学英語も新学習指導要領に則ったカリキュラムで展開され、週当たりの英語の授業コマ数が増えます。また、従来よりも実用的でグローバル社会にも対応できる英語力を身につけられるよう、学習範囲が広がります。

「聞く」「話す」学習にウエイト

小学校が英語必修化となる流れもあり、コミュニケーションで大切な「聞く」「話す」学習が重点的に行われます。また、単語や会話を正しく聞き取り、臆することなく口頭で返せるようブラッシュアップを図ります。ほかにも、話すときには自分の考えや気持ちを正しい英語で表現したり、英語でディベートをしたりするスキルを養っていきます。

語彙数の増加

現行(※2019年11月時点)の中学英語において習得する語彙数は1,200語とされていますが、新学習指導要領が始まると、1,600~1,800語まで増えます。加えて小学校課程で600~700語の語彙を習得しなくてはならないので、合算すると中学卒業時には、2、200~2,500語を習得する見込みです。

参考

学習指導要領の改定等について│文部科学省

英文法の範囲が増加

前述した語彙だけでなく、英文法に関しても習得する範囲が広がり、覚えることが多くなります。これまで高校の課程で学習をしていた仮定法や原形不定詞が、中学の課程で習得する範囲となります。

まとめ

今回は、中学英文法が得意な人と苦手な人に分けて、参考書や問題集をご紹介しました。得意な人向けのテキストは、難関校向けのハイレベルな構成となっています。一方、苦手な人向けのテキストは、インプットとアウトプットがうまくできるよう、イラストも多数盛り込んだ親しみやすい内容です。新学習指導要領が開始されることにより、中学課程の英語でも覚えることが多くなります。英文法だけでなく、語彙数なども増えるので、その流れについていけるよう準備しておくと良いでしょう。

参考
今後の英語教育の改善・充実方策について 報告~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言~|文部科学省
中学校学習指導要領 第9節 外国語|文部科学省
【英語4技能】2020年教育改革で「英語」はこう変わる!現在の小・中学生が知っておきたいポイントを整理|SAPIX中学部

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オダルミコ

都内在住のライター。子育て・教育・ライフスタイル・働き方を中心に心をこめて執筆をしています。ライティングを通して、知識が増え、視野が広がることに生きがいを感じています。プライベートではティーンエイジャーの娘と息子の母です。