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高校受験をするにあたって、公立高校と私立高校、どちらが良いかは志望校と子供との適性次第なので、一概にどちらと言うことはできません。しかしながら、公立高校と私立高校とでは、いくつか異なるポイントがあります。今回は高校受験をするにあたって気をつけておくべき、公立高校と私立高校の違いについて紹介します。
公立高校と私立高校の違い①授業料
文部科学省の調査によると、公立高校の授業料平均は年額で118,800円と私立高校の平均額である390,578円の約1/4程度です。
また、「高等学校等就学支援金」により年収約910万円未満の世帯は、公立高校の場合は授業料が完全に授業料無償となっています。
出典:文部科学省 平成27年度私立高等学校等授業料等の調査結果について
ただ、2017年度からは国が行う「高等学校等就学支援金」に加えて、都道府県によっては「授業料軽減助成金(名称は都道府県で異なる)」も導入されており、私立高校についても授業料負担が軽減もしくは実質無償化となる場合もあります。
詳細はこちら > 私立高校も!高校授業料実質無償化の仕組みと留意点(記事リンク)
公立高校と私立高校の違い②試験範囲
公立高校の基本的な考えとしてその名の通り「公の教育」なので、「どこでも同じ教育が受けられる」ことが前提としてあります。もちろん、学力差によって授業の水準には違いが生じますが、学習指導要領にのっとり同じような難易度の学習を、同じような進度で行う場合がほとんどです。従いまして、試験範囲も自ずと教科書の範囲内に限定されます。
一方私立高校は、それぞれの学校で独自の理念を持っており、学習範囲は学校により異なります。私立高校の一般入試は、全体的に難易度が高く、特に最難関と呼ばれるトップクラスの進学校や早稲田大学や慶應義塾大学の附属校では教科書レベルを超えた難問が出されることが多いので、合格するためには特別な対策が必要となります。
また、試験教科も異なります。公立高校は5教科が一般的ですが、私立高校は英語、数学、国語の3科目が多いようです。
さらに公立高校の場合は、都道府県によって度合いが異なりますが、3年間の評定である内申書の成果が試験の結果に加味されることがあります。
(教えて!公立高校に進学するメリット 記事リンク)
公立高校と私立高校の違い③入試形態
公立高校は、入試の実施回数が1回または2回となっていることが多いようです。また種類としても一般入試、推薦、前期選抜・後期選抜、特色選抜など様々です。都道府県によって異なりますので、自分の住む地域ではどういった形態になっているか確認するようにしましょう。
私立高校は、一般入試は学力検査結果のみで合否が決まりますが、入試形態として、一般入試の他にも推薦入試(単願)、推薦入試(併願)などの他の形態が用意されているケースも多いようです。
まとめ
公立高校、私立高校、では授業料や試験範囲に加えて入試形態など異なることが多々ありますので、高校受験をするにあたって、パパママは子供の志望校の募集要項や仕組みについてしっかり確認するようにしましょう。