高輪中学校の特長
高輪中学高等学校の坂本正校長は、高輪中学高等学校が育てる人材について次のように述べています。
高輪の基本姿勢は、基本的な生活習慣の指導を徹底し、心身両面の教育に取り組み、社会人としての資質を備えた男子を育てることです。
(中略)
「自らの意志で判断し、行動に責任がもてる人間に」
「自らを戒め正し、厳しい現実を乗り越えていく人間に」
「自己実現をめざし、絶えず人格の向上に努力する人間に」
「大きな隣人愛をもって、社会の発展に尽くしていく人間に」
学力の伸長と人格の育成をめざしているのが本校なのです。
(引用元:校長挨拶|高輪中学高等学校)
そんな高輪中学校の注目すべき特徴はどんなものなのでしょうか。一貫教育校の高輪高等学校にも触れながらご紹介します。
1:難関大学への進学実績が上向き
2018(平成30)年度の現役生進路状況を見る、卒業生数のうち76.3%が現役で大学に合格しています。
また、大学合格者総合計は、2016(平成28)年度から3年連続で増加しており、中でも明治大学と中央大学への合格者が増えています。
参考
教員は頻繁に小テストを実施し、生徒の理解進度の確認と基礎固めをしっかりとサポートします。
2:漢字検定・英語検定・数学検定の3級全員合格を目指す
高輪中学校高等学校では資格検定受検を奨励しており、中学校3年生までに「中学校卒業レベル」の英語・漢字・数学検定を全員合格することを目指しています。
【高輪中学校高等学校の在学時の資格検定取得】
中学校3年生まで | 英語検定 | 2級 | 高校卒業程度 |
準2級 | 高校中級程度 | ||
3級 | 中学校卒業程度 | ||
漢字検定 | 2級 | 高校卒業・大学・一般程度
※常用漢字がすべて読み書き活用できるレベル |
|
準2級 | 高校在学程度 | ||
3級 | 中学校卒業程度 | ||
数学検定 | 2級 | 高校2年生程度(数学Ⅱ・数学B程度) | |
準2級 | 高校1年生程度(数学Ⅰ・数学A程度) | ||
3級 | 中学3年生程度 | ||
GTEC for STUDENTS | Basic | 中学3年生~高校2年生レベル | |
高校1年生
高校2年生 |
GTEC for STUDENTS | Advanced | 高校1~3年生レベル |
高校3年生 | 受験する大学に合わせて必要な検定を受ける。 |
参考
大学入試のための英語資格・検定試験の特徴と選び方(2019.4.3)|英語の友
ひと目でわかる! 2020年 一般入試 外部検定 利用一覧 私立大編|大学受験パスナビ
今後大学入試には英語4技能を測る外部検定試験の結果を提出することになります。そのため、高輪中学校高等学校では早い段階から資格受検を教育カリキュラムに組み込み、大学受験へのステップアップをサポートしています。
3:夏期・冬期の講習会や指名補講などで学習サポート
高輪中学校高等学校では、試験を断続的に行い生徒に学業レベルを常に意識させています。具体的に行われる試験は次のような試験です。
- 定期考査
- 頻繁な小テスト
- 中学校では、学力推移調査(ベネッセ)を年3回(英数国)、理科・社会の校内実力考査を1回実施
- 高等学校では、進研模試(ベネッセ)を、高1は年3回、高2・高3は年4回実施
試験を受けるにあたっては、学習計画を立て、結果を振りかえり弱点を克服するサイクルを繰り返し、自学自習の習慣を身につけさせています。
また、授業以外にも発展学習を行う講習会や、学習についてこれていない生徒を対象に指名補講を行っています。授業以外の講習についてまとめたのが次の表です。
【授業以外の講習】
夏期講習(希望制) |
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冬期講習(希望制) |
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直前講習 |
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補講(指名制) |
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参考
このように、試験・授業・講習と学校の勉強をしっかりと行うことで学力の定着と向上を図ります。