高校受験対策といえば塾や家庭教師が一般的ですが、近年広がりを見せつつあるのがオンライン学習サービスの「スタディサプリ」です。
「中学講座」で教科書に準拠した内容を学べるスタディサプリですが、高校受験対策をすることはできるのでしょうか。スタディサプリの詳細から特徴、メリット、使い方までご紹介します。
もくじ
スタディサプリとは
スタディサプリは2011年よりサービスがスタートし、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営しています。講座内容は「小学講座」「中学講座」「高校講座」「大学受験講座」「スタディサプリEnglish」に分かれています。「中学講座」について、その特徴や使い方をみていきましょう。
スタディサプリの特徴
スタディサプリはパソコンやスマートフォンを使用して、「オンラインで講義授業を受ける」「問題を解く」ことができるサービスです。パソコンやスマートフォンを持っていれば利用が可能です。
1本あたりの授業動画は約15分となっており、集中力が続く時間設定です。聞き逃しても繰り返して聞くことができたり、分かっている部分は飛ばすことができるなど、自由に動画を活用することができます。
スタディサプリ「中学講座」の使い方
「中学講座」の「ベーシックコース」では、普段の授業対策から、定期テスト対策、春・夏・冬といった長期休みの総復習も行ってくれます。全国の公立中学校の教科書に準拠した授業が用意されているので安心。高校受験においては内申点も重要ですから、日常の勉強のカバーにも良いでしょう。
また、都道府県別の高校入試対策も行っているので、高校受験対策としても利用できます。
さらに「個別指導コース」では、担当コーチが一人ひとりに合った学習分量などをスケジューリングし、採点や指導を行ってくれます。
スタディサプリの料金
スタディサプリの「ベーシックコース」は、「月額980円」(税抜・入会金や初期費用なし)。このお値段で「5教科・4万本の授業動画」が見放題。テキストは無料でダウンロードできるので、PDFテキストを使用するなら無料です。冊子の場合は別途1,200円(税抜・送料込)が必要です。それでも塾や家庭教師と比べると、圧倒的に安いでしょう。
もう一つ「個別指導コース」もあります。こちらは「月額9,800円」(税抜・入会金や初期費用なし)。担当コーチがつき、勉強スケジュールの作成や勉強法の相談、理解度チェックテストの採点・指導、また中3の夏以降は高校受験対策の指導も5教科分行ってもらえます。
スタディサプリ 高校受験で利用する際のメリット
5教科で月額980円はとても安いので、心配になってしまう人もいるでしょう。スタディサプリに任せられるのか、そのメリットと特徴をさらに見てみましょう。
授業の質が高い
月額料金の安さから授業の質を懸念される方もいると思いますが、スタディサプリの大きなメリットは授業の質が高いことです。
英語教育界の革命児といわれる関正生講師は、
これまで出講した予備校では、250人教室で満席・立ち見講座、200人講座で1日6講座の全満席記録
(引用元:講師紹介|スタディサプリ)
をもつというほど人気の高い講師。70冊以上の英会話やTOEIC®Testなどの著書も出しており、『世界一わかりやすいシリーズ』は累計発行部数70万部を超えています。
また、中学受験業界で有名な繁田和貴講師は、自ら塾長でもあります。
久我山、西永福、下高井戸、駒込、日吉にある、中学受験に強い完全1対1の個別指導塾TESTEA(テスティー)塾長
(引用元:講師紹介|スタディサプリ)
分からない問題も分かりやすく説明している、知的好奇心がくすぐられる授業であると人気です。
スタディサプリによる2019年5月の中学講座会員287名への調査結果によると、
98%の方が「授業動画が分かりやすい」と回答
(引用元:【公式】スタディサプリ中学講座|個別指導・映像授業で点数アップ)
しています。
教科書に合った内容
オンライン学習サービスだと、心配なのが教科書に合った内容を教えてくれるかどうかですが、教科書内容に準拠したものが用意されています。
たとえば中2の英語の場合、「東京書籍」「三省堂」「教育出版」などから選択できますので、子どもの学校に合わせて利用しましょう。予習や復習にもなるでしょう。
内申点アップのための定期テスト対策
内申点に大きくかかわってくる定期テスト。先ほどの教科書に合った授業動画に加え、「定期テスト対策」も行っています。こちらも教科書別に選択できるので、子どもの学校に合った定期テストの出題ポイントなどを学ぶことができます。
公立高校入試対策講座がある
公立高校入試に対しても、全国47都道府県ごとに講座が用意されています。過去5年間の出題傾向を元に5教科分作成されており、レベルも「STEP1~3」に分かれています。そのためスタディサプリでも、使い方によっては高校入試対策が可能です。
過去問についても無料でダウンロード可能です。解説動画を見ることもできるので、こちらを利用するのも良いでしょう。