関西大学第一中学校は、大阪府吹田市にある関西大学付属の中高一貫校です。今回の記事では、関西大学第一中学校に関する学校情報のほか、偏差値や口コミもご紹介します。
もくじ
関西大学第一中学校の学校情報
関西大学第一中学校の学校情報について、詳しく見ていきましょう。
基本情報
関西大学第一中学校は、1925年に「社団法人関西大学付属 私立関西甲種商業学校」として設立され、当時は中学のみの運営で男子校としてスタートしました。
戦後の学制改革により、1947年に「関西大学第一中学校」と名称変更し、翌年には「関西大学付属第一高等学校（1952年に関西大学第一高等学校へ名称変更）」を開校しました。そして、
1995年4月に中学、1998年4月に高校が女子生徒の受け入れを開始し、共学となりました。
大阪の中心地である梅田と新大阪から電車で約20～30分のエリアに位置する学校で、最寄り駅の阪急千里線「関大前」駅から歩いて3分です。付属の関西大学千里山キャンパスからも近い距離にあります。
なお、関西大学付属の中学校は、関西大学第一中学校のほか、関西大学北陽中学校と関西大学中等部があります。
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教育の特色
関西大学第一中学校は、生徒たちのやる気を伸ばす自由な校風を掲げていますが、目上の方への態度・挨拶・服装などの基本的な生活習慣を身につけることにも尽力しています。大学付属校という強みを生かし、受験勉強だけでは身につけることができない「真」の学力を築き上げます。
学習面に関しては、英検・漢検・数検の3大検定に力を入れており、繰り返し書いたり、覚えたりして学力を確実なものにします。ほかにも、毎年夏休み期間にオーストラリア・ケアンズで英語研修を実施。英語力をブラッシュアップしていきます。
また、環境学習にも力を入れており、府内の遊休農地を元の田畑に蘇らせたり、期限切れの飲料を再利用する企業に足を運んだりして、賞味期限や消費期限など、社会における環境問題を考える機会を設けています。
設備
関西大学第一中学校は、校内および周辺環境が充実しているのが特徴です。グラウンドが広く部活動が盛んで、合宿施設も併設されています。100周年記念会館では、学校の主要行事が開催されます。近隣にある大学の千里山キャンパスも、生徒が部活で利用できます。
部活動
中学の情報をチェックするにあたり、部活動の実績なども知っておきたいものです。関西大学第一中学校では、運動部12部と文化部8部、特別部（ブラスバンド・放送）2部が活動しています。特にサッカー部・柔道部・ブラスバンド部は、府内や地区の大会で数多くの実績を残しています。
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入試情報
関西大学第一中学校の入試関連情報に関しては、以下のとおりです。筆記試験は、受験科目数が選択できるので、自分の得意科目で試験に取り組めるのが特徴。面接試験も組み込まれているので、2つの試験の合計で合否を決定します。
- 募集人数：男女約240名
- 受験方法：筆記試験（※2教科または4教科のいずれかを選択、下記参照）、面接試験（※6人前後のグループ面接）
- 2教科型：国語・算数（各100点）の合計点×2
- 4教科型：以下のいずれか高い方の点数をとる
2教科（国語・算数 各100点）の合計点×2
4教科（国語・算数・社会・理科 各100点）の合計点
- 申し込み方法：学校ウェブサイトにアクセスし、必要事項を入力→手続きが終わったら、受験票をプリントアウト
- 検定料：20,000円 ※インターネット出願時に納入
- 合格発表：学校で提示／親和館「親和ホール」
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学費
関西大学第一中学校の2019年度入学生の費用は、次のとおりです。
- 入学金：200,000円
- 授業料：640,000円
- 副教材：35,000～40,000円
- 施設費：50,000円
- 諸経費：120,700円
費用に関しては変動があるかもしれないので、最新情報を公式ホームページでチェックしておきましょう。
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高等学校卒業後の進路
関西大学第一中学校は、関西大学付属の中学ということもあり、高校と大学に直結した教育を展開しています。
付属の関西大学第一高等学校は、2年次より、関西大学への入学を前提としたコース制をメインに展開します。関西大学の内部進学については、高校3年間の成績と生活態度、および高校3年次に実施される2回にわたる独自のテストの成績をもとに、進学する学部を決定します。
2018年度の関西大学第一高等学校卒業生の関西大学への進学人数および割合は、卒業生399名中341名であり、約85％でした。特に関西大学社会学部と文学部へ入学する人数が多くなっています。関西大学に進学しなかった残りの15％は、国公立大学や医歯薬系の大学などに進学を決めています。
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