四谷大塚の過去問活用法・中学受験用「過去問データベース」とは? - cocoiro(ココイロ)

受験の際に受験生が必ず一度は取り組むのが過去問です。自分の志望する学校の過去の問題を解くことで、自分の実力や問題の出題傾向などを把握していくことができます。

中学受験では有名中学や地元の私立中学など、いくつかの志望校を決めますが、1校だけに絞る受験生は多くありません。いくつかの学校を受験するには受験する学校分の過去問に取り組むことになりますが、入手するだけでも手間や費用がかかってしまいます。

そこでこの記事では会員登録するだけで、450校以上の過去問を無料で閲覧できる四谷大塚の「過去問データベース」についてご紹介します。これから過去問に取り組もうと思っている受験生にとっては有用なシステムですので、参考にしてください。

四谷大塚・過去問データベースとは?

四谷大塚の提供する「過去問データベース」とはどのようなものなのでしょうか。その特徴を3つご紹介します。

入会費・年会費は無料

「過去問データベース」の最大の特徴は、利用無料であること。また、四谷大塚の塾生でなくても利用できます。会員登録するだけで、450校もの過去問を閲覧できるのはとても便利です。過去問の問題集を購入する費用や手間がなくなるのは、非常に嬉しいサービスといえるでしょう。

最新の中学入試過去問が閲覧できる

「過去問データベース」は最新の中学入試の過去問を見ることができます。基本的には入試で出題された全問題と、その解答が記載されていますが、一部掲載されていないものもあります。ただし多くの学校では過去13年分の過去問を見ることができ、入試対策に利用するには十分すぎるほどのデータが蓄積されています。

過去問に繰り返し挑戦できる

「過去問データベース」はpdf形式です。そのため印刷して何度も使用できるのもメリットといえるでしょう。問題集を解くように、希望する学校の過去問をプリントアウトし、解説を交えて何度も挑戦できる……無料のサービスとは思えない充実度といえるでしょう。

四谷大塚・過去問データベースの活用法

志望校の過去問を何度も解くことができる「過去問データベース」ですが、どのように利用するのが効果的なのでしょうか? ここでは「過去問データベース」の活用方法をご紹介します。

入試問題の出題範囲をつかむ

入試の問題は各学校ごとに特徴があります。

  • 構成
  • 配列
  • 形式

これらをつかむことで、どのような勉強をすればいいのか、事前に準備することが可能になります。また出題範囲を知ることも重要なポイント。入試当日の作戦を立てるためにも、知っておきたいものです。

事前に時間配分を知っておく

問題は分かっているのに時間が足りない……時間が足りなくなると気持ちも焦り、十分な実力が発揮できなくなります。せっかく頑張ってきた努力を水の泡にはしたくないものです。そこで「過去問データベース」を使用するとメリットが出てきます。出題の傾向をつかみ、事前に時間配分を決めていきましょう。どの問題にどのくらいの時間をかけられるのかが分かっていれば、安心して試験問題に取り組むことができるでしょう。

弱点や問題点を見つける

受験問題には中学校それぞれに出題傾向があり、その傾向は大きく異なります。画一的な受験勉強ではなく、実際に過去問を解いた上で見えてくる自分の「弱点」や「問題点」を克服することで、よりいっそう中身の濃い受験勉強ができるようになります。入試当日までに改善すべきポイントを理解するためには、より多くの過去問を解く必要があります。「過去問データベース」では多くの学校で13年分の過去問に挑戦することができますので、自分が手をつけなくてはいけない学習内容が明確になるはずです。