どの時間帯に勉強することが、集中力を発揮できるのでしょうか。同じ勉強をするのであれば、効率的、効果的に成果をあげたいですよね。朝早く起きて取り組むことが良いのか、夜にしっかり取り組む方が良いのか、みていきましょう。
時間帯別:集中力が発揮できる時間
朝
朝の脳は、前日の情報が睡眠中に整理されてリフレッシュした状態になっていることが多いでしょう。そのため、考えたり、物事に集中したりするには向いている時間と言えるのではないでしょうか。朝や午前中はクリエイティブなものや考える力が求められるものに取り組みましょう。
例えば、レポートや論文の作成、数学・理科系科目などで応用力が問われる問題を解くといった集中力が必要な勉強をしてみてはいかがでしょうか。
通学前の自宅や、早めに通学して早朝の教室や図書館で勉強してみても良いかもしれませんね。
夕方
夕方になるとお腹が空いてきますよね。この空腹を勉強の味方にして集中力を発揮しましょう。たくさん食べると眠くなってしまいますので、おやつは少しだけにして、夕食までもう一息頑張りましょう。
夜
睡眠と記憶は密接にかかわっているようで、私たちの脳では、睡眠中に情報が整理され、記憶として定着するそうです。ですから、夜の寝る前の時間帯には、暗記ものの勉強に取り組むと良いかもしれません。
地理・歴史や生物などの暗記系科目や、漢字、英単語の学習に取り組んでみましょう。
深夜(徹夜)
集中力と眠気は、とても深い関係があります。眠気があると、集中力は下がってしまいます。
眠気を少しでも感じたら、集中力が落ちていると思って良いかもしれません。高い集中力を発揮するためには、眠いときは寝ることが大事なようです。また、睡眠が不足すると、覚えていたことをしっかりと記憶として整理し、定着させる働きも落ちてしまうようです。試験でも日常でも、必要な睡眠時間の分はしっかりと寝るようにしましょう。
土日や長期の休みは?
土日や夏期休暇といった長期の休みでは、昼間にいつもより長い時間まとめて勉強する時間がとれますよね。そういった場合には、いつもと違う場所で勉強をするなど、気分転換を図ってみても良いでしょう。
(集中力 勉強する場所 記事リンク)
夜型タイプの場合に気を付けたいこと
昼間は学校の授業や部活など、毎日忙しいことでしょう。勉強する時間はどうしても放課後から夜寝るまでの時間に偏りがちになってしまいます。集中して勉強のスピードが上がっているときや、試験前など、どうしても夜遅くまで机に向かってしまいます。
そんなとき、もう少し頑張ろうとコーヒーを飲んでカフェインを摂ってしまったり、夜食をとってしまったりするかもしれません。
(集中力 食べ物 記事リンク)
しかし、カフェインの持続時間は8時間以上も続くと言われていますし、寝る前に何かを食べていると、体は消化活動のために休むことができなくなってしまいます。そうすると、深い眠りにはなりにくく、結果として睡眠不足になることもあり得ますので、気を付けましょう。