東京都の人気私立中学校は?男子校・女子校の御三家を紹介

私立中学の受験を考えている方の頭を悩ませるのが、学校選びです。東京都には御三家と呼ばれる人気中学校があり、そのほかにも魅力的な学校がたくさんあります。子供が安心して勉強に専念できるよう、校風やカリキュラムの特徴をしっかりと理解した上で中学受験に臨みたいものです。今回は、東京都にあるおすすめの私立中学校をご紹介します。

東京の私立中学校御三家について

中学受験の世界に足を踏み入れると耳にする言葉が、「御三家」です。東京には、東京大学など難関大学の合格実績を誇る男子校や女子校の私立中学校があります。

御三家とは、もともとは江戸時代の徳川将軍家の一族のことを表した言葉で、尾張徳川・紀州徳川・水戸徳川を別格扱いして指していました。中学受験では、御三家と呼ばれる人気中学校の受験を検討する方もいるのではないでしょうか。それでは、男子校御三家と女子校御三家について、それぞれご紹介します。

男子校御三家

男子校御三家とは、その名のとおり、共学ではなく男子校の私立中学校のことをいいます。難関大学への進学率は全国でもとトップクラスといわれており、伝統を守りながら独自の教育を行っています。では、それぞれの学校の概要を見ていきましょう。

開成中学校

御三家の一つ、開成中学校は、1871年に創立された中高一貫教育の学校です。建学の精神に「開物成務」「ペンは剣よりも強し」を掲げており、自主性を育みながら自由な開拓精神を養うことに重点を置いています。レポートや論文を書く機会も多くあり、高校では大学受験のための演習や進路に応じて科目を選択することができます。

独自のカリキュラムとして、理科は中学から物理・化学・生物・地学、社会は歴史・地理・公民に分けて学習していきます。生徒一人一人へのきめ細かい指導のもと、教育の基礎をしっかりと学ぶことができます。学費は月額5万1000円ほどで、奨学金制度なども設けています。

2019年度の入試状況は、受験者1,159名に対し、合格者は396名、倍率は約3倍となっています。また、東京大学の合格者は140名と、全国トップクラスの進学率を誇っています。

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麻布中学校

男子校御三家の2校目が、麻布中学校です。1895年創立の伝統校ですが、校風は自由で基本的に服装は自由となっています。建学精神は「自主・自立」で、仲間を大切にしながら豊かな人間性を育むことを理想教育として掲げています。自主性を尊重する校風から、学業だけでなく、行事や部活もすべて生徒主体で行うのが麻布中学校の伝統の一つです。

各教科の授業では、オリジナルの教科書やプリント教材を使用し、生徒が楽しく学ぶことができるよう工夫されています。授業スピードが速く、中学2・3年で高校の内容に入り、大学受験の演習に備えます。学費は年間約78万円。2019年度の大学への進学実績は、国立大学が192名、うち100名が東京大学へ進学しています。

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武蔵中学校

男子校御三家の3校目が、武蔵中学校です。前述した開成中学や麻布中学の生徒数900人規模に対し、武蔵中学校は500人と、少人数教育が大きな特色となっています。英語の授業や理科の実験ではクラスを2分割した少人数制の授業を実施し、中学3年の社会は、同じくクラス2分割のゼミ形式で卒業研究に取り組みます。

第2外国語も伝統教育の一つで、中3以降から学ぶことができます。基礎から応用問題へと力を伸ばしていくカリキュラムを実施しており、学習定着率が得やすい環境が整っています。学費は年間約85万2000円、中学入学時と高校進学時にそれぞれ入学金がかかります。

2019年度は受験者数569名に対し、合格者数は186名、倍率は約3倍となっています。大学への進学実績は、国公立大学をはじめ、医学部や海外の大学もあります。

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女子校御三家

続いて、東京の女子校御三家についてご紹介します。女子の高学歴化が進み、大学進学率が上昇した1980年代に女子校御三家が誕生しました。

桜蔭中学校

「礼と学び」を建学の精神としており、礼儀正しさや勤勉さを信条として掲げているのが桜蔭中学校です。中学1年では週1時間「礼法」の授業を行い、高校の一部でも礼法教育を行います。独自の教材を使用した授業のほか、中学3年の自由研究は1学期初めから取り組むなど、論文の書き方もじっくりと学ぶことができます。

高校は志望別に3つのコースに分かれ、英語・数学は習熟度別授業を行いながら大学受験対策をしています。東京大学の合格者は全国トップクラスで、大学への進学実績は安定した水準になっています。学費は年額約67万円。2019年度の受験者数は510名、合格者数は281名で、倍率は約2倍となっています。

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女子学院中学校

1870年に創立され、キリスト教の精神を土台としたプロテスタントの学校が女子学院中学校です。生徒の自主性が尊重され、明るく自由な校風が特徴で、制服や細かい校則などはありません。前期・後期の2期制による6年一貫教育を行っており、週1時間は「聖書」の授業を設置。英会話は、ネイティブ教員による英語のみの授業を行っています。

高校3年で文系・理系のコースに分かれて学び、進路に応じて科目を選択していきます。2019年度の大学進学実績は東京大学が27名、国公立大学や有名私立大学への進学者も高い水準を誇っています。初年度にかかる費用は約100万円ですが、募集要項については公式ホームページから資料請求を行い、確認するようにしましょう。

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雙葉中学校

カトリック精神に基づく全人教育を理念とした雙葉学園は、「徳においては純真に、義務においては堅実に」を校訓として掲げており、全学年で週1時間「宗教」の授業を行います。また、1909年の創立時から外国語教育を重視しており、英語以外にも、中学3年では全員がフランス語を学びます。

高校では、英語もしくはフランス語を第一外国語として選択しているため、大学入試の外国語科目をフランス語とする場合は受験に有利になるでしょう。各教科の授業スピードは速く、小テストなどもこまめに行います。

2019年度の進学実績は、東京大学はもちろん、海外の大学への進学者も他校より多くなっています。中学受験は募集人数が100名のため、倍率は高くなることが予想されるでしょう。学費は、年間約77万3000円となっています。

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