中央大学附属中学校への受験を検討しているというご家庭では、特徴や学費、偏差値など、学校について詳しく情報を知りたいことでしょう。学校について詳しく知ることは、お子さんの学校選びをする上でとても大事になります。
今回は、中央大学附属中学校の概要、偏差値、入試情報などについて詳しく解説します。
もくじ
中央大学附属中学校について
まずは、中央大学附属中学校の基本情報について見ていきましょう。
中高一貫型の中央大学の附属校
中央大学附属中学校は、中高一貫型の中央大学の附属校です。基本的に、中学校の全課程を修了すれば高校に進学でき、中央大学へは、高校の定期試験や学力テストなどから判断する内部推薦によって、85~90%が進学をしています。
エスカレーター式に大学まで上がれることで、高校受験や大学受験などに捉われることなく、のびのびとした環境で勉強や部活動、行事に取り組めるため、学生にとって大きなメリットとなるでしょう。
参考
東京都小金井市にある中学校
中央大学附属中学校は、東京都小金井市に位置しています。JR中央線「武蔵小金井駅」から徒歩約20分の場所にあり、「武蔵小金井駅」、西武新宿線「小平駅」からはバスで行くことも可能です。
中高一貫校の附属校が横浜にもある
中央大学の中高一貫校は、中央大学附属横浜中学校もあります。2校には、共通する点はあるものの、それぞれに教育目標が掲げられており、異なる特色があります。2校のどちらを受験しようか迷っているご家庭では、よりお子さんに合う校風や特色、通学面などを考慮し、総合的に判断すると良いでしょう。
中央大学附属中学校の偏差値や倍率
それでは、中央大学附属中学校の偏差値と倍率について見ていきましょう。
2019年度の中央大学附属中学校の偏差値
入学試験 | 偏差値 |
第1回 | 男 65
女 66 |
第2回 | 男 65
女 65 |
(中央大学附属中学校|首都圏模試センターより筆者作成)
2019年度の中央大学附属中学校の倍率
入学試験 | 倍率 |
第1回 | 男子 3.12
女子 4.22 |
第2回 | 男子 4.00
女子 7.16 |
(過去入試結果|中央大学附属中学校・高等学校より筆者作成)
中央大学附属中学校の学費について
ここからは、中学校1年生から3年生までの学費について詳しくご紹介します。
中央大学附属中学校の中学校1年生の学費
合計金額 | 授業料 | 施設設備費、後援会費などその他費用 | |
1期納入金 | 467,800円 | 230,000円 | 237,800円 |
2期納入金 | 462,000円 | 322,000円 | 140,000円 |
合計金額 | 929,800円 | 552,000円 | 377,800円 |
(学費について|中央大学附属中学校・高等学校より筆者作成)
中央大学附属中学校の中学校2年生の学費
合計金額 | 授業料 | 施設設備費、後援会費などその他費用 | |
1期納入金 | 546,800円 | 230,000円 | 316,800円 |
2期納入金 | 462,000円 | 322,000円 | 140,000円 |
合計金額 | 1,008,800円 | 552,000円 | 456,800円 |
(学費について|中央大学附属中学校・高等学校より筆者作成)
中央大学附属中学校の中学校3年生の学費
合計金額 | 授業料 | 施設設備費、後援会費などその他費用 | |
1期納入金 | 575,800円 | 230,000円 | 345,800円 |
2期納入金 | 462,000円 | 322,000円 | 140,000円 |
合計金額 | 1,037,800円 | 552,000円 | 485,800円 |
(学費について|中央大学附属中学校・高等学校より筆者作成)
※上記のほかに、入学金、副教材費や学校指定用品の費用が別途かかります。
中央大学附属中学校の良さ
中央大学附属中学校には、学校ならではの良さがあります。ここからは、その良さについて詳しく解説します。
男女共学の少人数制学級
中央大学附属中学校は、男女共学の少人数制学級です。少人数制学級によって、学校では一人一人の生徒と教師、生徒間でコミュニケーションをしっかり図ることができ、部活動や行事などでは一致団結しやすくなります。また、先生は生徒をじっくりと見ることができるため、学習面でも大きなメリットになるといえるでしょう。
工夫された授業
中央大学附属中学校の授業は、さまざまな工夫を凝らしています。国語では常に辞書を用い、言葉の意味を調べ、理解して想像します。社会では日常のニュースを取り上げ、政治、経済、社会の仕組みを学習していきます。数学では、図形に対するセンスを学び、数学のおもしろさを知る授業を展開しています。
ほかにも、生徒がグループを作って身近なテーマを調査し、英語で発表する「プロジェクト・イン・イングリッシュ」や、中学理科の内容に限定しないテーマに取り組む「プロジェクト・イン・サイエンス」などの授業が行われていることも大きな特徴です。これらの授業は、学生にとって好奇心を刺激するものとなり、勉強のおもしろさや楽しさを知ることのできる学びとなるでしょう。
制服を自由に選べる
中央大学附属中学校は、リボン、ネクタイ、ベスト、カーディガンなど、学校指定の数あるアイテムの中から自由に制服を選べるようになっています。TPOを考え、毎日着る制服を自分で選ぶことは生徒の自主性を育み、一人一人の個性を尊重するものといえるでしょう。