そもそも帰国子女とは
そもそも帰国子女の定義はどうなっているのでしょうか。「子女」というと女性だけのイメージが強いですが、男性も帰国子女といっていいのか確かめましょう。
帰国子女の定義
総務省統計局は、帰国子女を次のように定義しています。
海外勤務者等の子女で、引続き1年を超える期間海外に在留し、年度間(4月1日から翌年3月31日)に帰国した児童・生徒
(引用元:22A-Q05 帰国子女及び外国人児童・生徒の数|総務省統計局)
基本的には、海外に1年以上滞在していれば帰国子女と見なすようです。
高校や大学で「帰国子女枠」で入ろうと考える方もいるでしょう。その場合、それぞれの学校が設けた基準に当てはまっているか、確認する必要があります。帰国子女枠で受験しようと考えている場合、まずは志望校の基準を確認しておきましょう。
帰国子女はなぜ「女」なの?
帰国子女というと、なぜ「女」なのでしょうか。男性にも帰国子女と言っていいのでしょうか。実は「子女」の「子」は「息子」という意味。「女」は「娘」という意味で、つまり「帰国子女=帰国した息子や娘」という意味になります。もちろん男性も帰国子女と表現していいのです。
メリットもデメリットもあるもの!
「帰国子女あるある」を見て、メリットも、デメリットも感じたのではないでしょうか。日本に戻ってきてからの生活に、不安を抱える人もいるでしょう。海外での生活経験は、語学力や異文化交流など、メリットが多いのも事実です。ただ国が違う分、帰国後は子どもが戸惑うことも考えられますから、子どもに合った環境を選んであげたり、家庭でのサポートを視野に入れましょう。
たとえば帰国子女が多く在籍する高校もありますし、帰国子女向けの塾も用意されています。帰国後のサポートまで考えて、海外生活や帰国後の生活のプランを立ててみるのもいいでしょう。
参考
22A-Q05 帰国子女及び外国人児童・生徒の数|総務省統計局
帰国子女にしかわからない事!帰国子女あるある!|NAVERまとめ
帰国子女の葛藤あるある「見た目は同じ日本人なのに日本に馴染めない」|MADAMERIRI
日本への帰国者が殺到する「高1の壁」日本への帰国者が殺到する「高1の壁」|東洋経済