子供用メイクと大人の違いは何?使う時に気をつけたいポイント - cocoiro(ココイロ) - Page 2

子供向けメイクの特徴

子供でもメイクに興味を持つのは自然なことです。女の子はお母さんがメイクをする様子を見ているので、大好きなお母さんをまねしてメイクをしたがります。そんなとき口紅くらいならいいだろうと、子供に自分のメイク用品を使わせてメイクさせることがあります。

しかし大人が思う以上に子供の肌はデリケートです。本来子供は化粧を必要としないので、大人用のメイク用品は、子供の肌にとって負担になります。子供がメイクに興味を持つのは悪いことではありません。大人用のメイク用品は不向きですが、子供が使うことを前提に作られた子供向けメイク用品なら使えます。子供向けメイクの特徴をご紹介します。

水で簡単に落とせる

子供向けメイク用品は、肌への負担が少ないように作られています。大人用はメイクをするとクレンジングで落とさないと肌にメイク汚れが残ってしまいます。メイク汚れもクレンジングも子供の肌には負担があるため、子供用メイクは水やお湯だけで簡単に落とせるものがベストです。

安全性に配慮した原料を使っている

子供の肌は大人に比べると、薄くて敏感です。メイクをするにしても刺激となる成分が含まれていると長期的な肌トラブルの原因となります。使用している原料や成分もできるだけ肌に負担のない、安全性に配慮したものを選びましょう。

子供用メイクなら肌に悪いものは使っていないのでは? というイメージですが、これはメーカーによって大きく異なります。子供用メイクとして販売されているものでも、化学的に合成した原料を使用しているものはあります。メイク用品を選ぶときには親も一緒に行って、成分をよく確認して選びましょう。

子供用メイクを使うときの注意点

子供用メイクは、どちらかというとおもちゃのカテゴリーになります。製造しているのも化粧品会社というよりおもちゃのメーカーが多いので、成分や原料についてはメーカーによる違いが大きくなります。子供用メイクでもなかには肌荒れを起こしたり、アレルギー物質が含まれていたりする可能性はあります。選ぶときにどこに注意したらいいかを覚えておくと安心です。

アレルギー物質が配合されていないか確認する

何がアレルゲンになるかは個人差がありますが、子供用メイクでもアレルゲンが含まれていれば使えませんし、知らずに使えればアレルギー症状が出ます。子供の肌は大人よりもデリケートなので、ちょっとした刺激でもダメージが大きい場合もあります。

アナフィラキシーショックを起こすような重篤な症状が出る可能性も否定できません。アレルギーがあり、アレルゲンが何かわかっている場合は、子供用メイクでも成分を細かくチェックしてアレルゲンを含まないものを選びましょう。

メイクは絶対に放置しない

子供用メイクは肌にやさしいものを選ぶのもポイントですが、いくら肌にやさしいからといってもメイクをしたらできるだけ早く落とすようにしてください。そもそも子供にメイクは必要ありません。化粧水なども小さい間は必要ありませんので、自然に任せましょう。

メイクをしたままにしておくと、肌に負担をかけますし毛穴にメイクが詰まってしまい、子供でも肌荒れを起こしてしまいます。子供の頃に受けたダメージは、すぐに影響が出なくても時間がたってから現れることが多いので、できるだけ余計な負担や刺激は避けるのがおすすめです。

大人向けの化粧品を使わせない

子供がメイクに興味を持つきっかけは、お母さんがメイクをしているからそれをまねしたいというのがほとんどです。お母さんが使っているメイク用品があるのに、わざわざ子供用メイクを買うのは無駄だと考える人もいるかもしれません。

子供と大人では肌質も違いますし、肌に必要な成分も異なります。お母さんが使うメイク用品は自分の年齢や肌質に合わせて選んでいるでしょう。それはお母さんの肌に合っていても、子供の肌には合いません。成分も違いますし子供の肌に負担をかける成分もあるので、絶対に大人用の化粧品は使わせないようにしましょう。