クリスマスプレゼントはどうして靴下にいれるの?おすすめの靴下5選 - cocoiro(ココイロ)

クリスマスに靴下を用意すると、サンタクロースがプレゼントを入れてくれるという話はみなさんご存じでしょう。ではなぜ「靴下」なのでしょうか。サンタクロースがプレゼントを靴下に入れる理由や、日本や海外のプレゼントを子供たちに渡す方法をご紹介します。クリスマスに用意する靴下のおすすめ商品もご紹介しますので、今年のクリスマスは子供たつと一緒にサンタクロースの訪問を待ってみてはいかがでしょうか。

クリスマスプレゼントを靴下にいれる理由

クリスマスに飾る靴下は、英語ではクリスマスストッキング(Christmas stocking)といいます。一般的なひざ下をカバーする靴下はソック(sock)ですが、クリスマスに飾るのはひざをカバーできる長い靴下ですので、ストッキング(stocking)と言われます。

サンタクロースのモデルになったのは、聖ニコラウスというキリスト教の司教です。聖ニコラウスは子供たちを救ったり、貧しい人や弱い立場の人とともに生きていたという伝説や奇跡が多く残されているため「子供の守護聖人」とも言われています。

クリスマスプレゼントを靴下に入れる習慣は「聖ニコラウスの黄金伝説」に由来しています。NHKエデュケーショナルは、「聖ニコラウスの黄金伝説」を次のように説明しています。

ある貧しい家族が、一番上の娘を身売りして2番目・3番目の娘を結婚させようとしていました。

それを知った聖ニコラウスは、その家族を助けるためにこっそりと窓から金貨を入れた袋を投げ込みました。

その金貨は、娘が暖炉の横に干していた靴下にすぽんと入ったのだそうです。

そのお金で娘3人は幸せに結婚することができるようになりました。

(引用元:プレゼントはなぜ靴下に?子どもに話したくなる、4つのクリスマス豆知識|NHKエデュケーショナル すくコム

この伝説が語り継がれていくうちに、クリスマスになるとサンタクロースが暖炉から現れて、靴下の中にプレゼントを入れておくという話になったといわれています。

サンタクロースがプレゼントを置く場所

サンタクロースはクリスマスの靴下の中にプレゼントを入れると言いますが、靴下がなかったり、プレゼントが靴下の中に入る大きさではなかった場合はどうするのでしょうか。クリスマスの祝い方は国によって異なりますので、国ごとにプレゼントを置く場所も違います。サンタクロースがプレゼントを置く場所について、日本と海外の例を見てみましょう。

日本のクリスマスプレゼント

日本では、家庭の中でクリスマスプレゼントを子供たちの分だけ保護者が用意する場合が多いという特徴があります。キリスト教徒が比較的少ない日本において、クリスマスは祝祭というよりもパーティーイベントというイメージが強く、家族だけでなく友人とごちそうを食べたり、子供たちがサンタクロースからプレゼントをもらう日として過ごします。余談になりますが、日本ではお正月が家族や親戚が集まって新年を祝う日として大切にされています。

生活用品の企画・製造・販売会社であるアイリスオーヤマ株式会社が「クリスマスプレゼントに関するアンケート」を実施した結果、保護者が直接プレゼントを渡す家庭が計22.8%であるのに対して、プレゼントを置いておく家庭が計75.8%と多いことが分かりました。プレゼントの置き場所としては、次の表のようになります。

【クリスマスプレゼントを置く場所】

枕元・ベッドの下 61.0%
靴下の中 6.3%
クリスマスツリーの下 3.6%
リビング 2.5%
学習机 2.4%

クリスマスプレゼントに関するアンケート結果発表 | アイリス収納・インテリア ドットコムより一部引用抜粋)

アンケート結果から、子供の寝ている場所の近くにプレゼントを置いておき、起きたらすぐに見つけられるようにしているご家庭がほとんどであることが分かります。他には玄関に置いておく方もおり、家庭ごとに子供が喜ぶ工夫をしていることが分かりました。

海外のクリスマスプレゼント

キリスト教徒の比較的多い海外では、クリスマスは家族で過ごす1年の中でも最も大切な祝祭です。そのため、プレゼントはパーティに参加する家族全員の分を用意し、お互いに喜び合うという習慣があります。余談ですが、日本とは逆に海外では新年を迎える日に友人とパーティイベントを行うことが多いようです。

ご家庭ごとにクリスマスを祝う習慣は異なります。あくまでも一例ですが国ごとにプレゼントの置き方をいくつかご紹介しましょう。

【フランス】のクリスマス

フランスでは、クリスマスツリーの下に家中にある靴やスリッパ、サンダルを並べます。そして、クリスマスパーティーに来る家族全員分のプレゼントが靴の上に置かれます。そして、2月25日のクリスマス当日朝に一斉にプレゼントを開封します。

【アメリカ】のクリスマス

アメリカでは、一般的に暖炉の下に家族全員分のクリスマスストッキングをつるします。そして、クリスマスツリーの下にクリスマス前に家族や友人からもらった、家族全員分のプレゼントを置いておきます。

サンタクロースからのプレゼントもツリーの下に置き、クリスマスストッキングの中にはお菓子や小さなプレゼント、カードを入れます。そして、2月25日のクリスマス当日朝に一斉にプレゼントを開封します。

【ドイツ】のクリスマス

ドイツの子供たちはプレゼントを12月6日と12月24日の2回もらえます。

1回目のプレゼントをもらうために、12月5日の夜、ピカピカに磨いた靴やカラフルなプレートを玄関や窓などに置いておきます。すると、12月6日の朝起きた時に、良い子には「ごほうび」としてお菓子や果物などがプレゼントされ、悪い子には「お仕置き」としてムチや小枝、石、炭が置かれてしまいます。

2回目のプレゼントは12月24日にクリスマスの祈りを唱えるために教会へ出向いて帰宅した後、クリスマスツリーの下に置きます。そして、家族でクリスマスキャロルを歌ってからプレゼントを開封します。