高校文化祭ライブのスケジュール感と準備!おすすめ曲の動画も紹介! - cocoiro(ココイロ)

高校の文化祭でライブをするのは、勇気が必要です。いつも一緒に過ごしているみんなの前で、いつもと違った一面を見せることに抵抗がある人も多いでしょう。だからこそ、事前にできることは全てやって、文化祭ライブを成功させたいと思うのは当然です。そこで、今回の記事では、文化祭ライブをするまでのスケジュールや必要な準備、おすすめの曲をご紹介します。なお、この記事では秋に文化祭が開かれることを想定しています。

文化祭までのスケジュール

ここでは、文化祭が秋に行われることを前提にしたスケジュールをご紹介します。余裕を持って準備をすることで、文化祭ライブ直前になって焦ることはなくなります。できることは早めにするようにしましょう!

ライブに出演する前に確認しておく2つのこと

文化祭ライブに出たいと思ったら、最初にするべきことが2つあります。それは、ライブへの出演方法を確認し、バンドメンバーを集めることです。出演するための最低限の条件ですので、最初にきっちり押さえておきましょう。

ライブへの出演方法を確認しておく

学校にもよりますが、ライブへの出演者希望が多い場合は、事前にオーディションを開くことがあります。オーディションが開かれるまでにメンバーを固めて、練習を積んでおく必要があります。

また、学校内に軽音楽部がある場合は、軽音楽部の顧問の先生や部員に出演方法を聞いてみることをおすすめします。軽音楽部の人は他の部活動をしている人に比べると、ライブに出演する可能性が高いこともあるでしょう。

文化祭実行委員を経験したことがある友人や生徒会に関わっている友人が周りにいるのであれば、文化祭ライブの概要を詳しく聞いておきましょう。前年度の映像を持っている可能性もあるので、ライブの当日の光景をイメージするのにも役に立ちます。

バンドメンバーを集める

すでにバンドを組んでいる人でも、校外のメンバーを含む場合には学校内の生徒とバンドを結成する必要があると考えられます。楽器経験者や軽音楽部員を中心に声をかけていきましょう。

直前になって集めても、メンバーがろくに練習もしていなければライブに出演できたとしても、ライブを盛り上げるのは難しいものです。また、1学期には中間テストや期末テストもあり、すぐに夏休みに入ってしまします。ですから、バンドメンバーはできるだけ早く集めておくことをおすすめします。

6月 曲決め

文化祭ライブの曲を決めるときに注意する点は2つです。

  1. 誰もが知っているメジャーな曲を選ぶこと
  2. 演奏時間(持ち時間)を先に把握すること

文化祭のライブに来る人は、音楽の趣味もさまざまです。そこでいきなりオリジナルの曲を披露しても、誰も分からず盛り上がるのは難しいでしょう。また、曲ありきで決めてしまって時間を持て余してしまうこともあります。「誰に対して演奏するのか」と、「どんな枠で演奏するのか」を念頭に置いて曲を選びましょう。

7月 個人・バンド練習開始

7月になると中学でも高校でも期末テストが始まります。テスト期間中は、メンバー全員が集まって練習するのは難しいと思います。なので、テスト期間が始まる前に、一度バンドメンバーで集まってお互いの実力を知っておくのが理想的です。

そうすることで、バンドがどんな演奏ができるのかイメージできますし、個人の課題も見つかります。個人の課題を見つけることができれば、テスト期間中でも時間を見つけて個人練習をすることができます。

8月 ひたすら練習

夏休みに入ったら、部活に遊びに忙しいと思いますが、なるべく集まって練習する機会を作るようにしましょう。文化祭が9月頭にある場合は、当日まで約40日間しかありません。

文化祭当日から逆算して、夏休み中の練習日を全て決めておきましょう。先に決めておくことで見通しを持って練習をすることができます。また、教室や音楽スタジオなど、練習場所の確保も事前にしておきましょう。

当日 ステージリハーサル

ライブ当日、あるいは前日に実際のステージでリハーサルできることもあります。リハーサルは本番と同じ気持ちで臨みましょう。もしものときのために、予備のピックやスティック、ギターの弦など、万全を期してメンテナンスしておきましょう。

リハーサルでは、当日のようにお客さんが入っていないので、音をよく聞くことができます。ここできちんと音響のボリュームやテンポを確認して、会場全体にどのように音が響くのかを把握しておきます。

本番 楽しむ

リハーサルに集中して望んだら、本番は会場と一体になって楽しむことをおすすめします。文化祭ライブに出たいと思ってから、待ちに待った日がついにくるのです。これまで練習したことを全て出し切ってください。ここまでやってこれたのだから大丈夫です!

どうしても緊張してしまう人におすすめなのは、知り合いにたくさん来てもらうことです。演奏中に知り合いの顔が目に入れば、安心することができます。

文化祭ライブに必要な3つの準備

文化祭ライブを成功させるには欠かせない3つの準備をご紹介します。出演者だからこそ、運営側に機材のことを任せきるのではなく、自分たちも動くようにしましょう。また、目標意識があるとないとでは、達成感が全く異なります。

使用する音響機材の手配

一般的な中学校や高校には、ライブで使うような照明や音響設備はありません。そのため、これらの機材は事前にレンタルする必要があります。

ただ、文化祭の時期はどの学校も春か秋に行われることが多く、レンタルの予約が集中します。運営スタッフに早めに確認して、自分たちが動けるようなら積極的に手配をしましょう。

機材の購入とメンテナンス

特殊な機材は、レンタルするしかありませんが、学校の音楽室にあるもので活用できる機材もあります。例えば、スタンドマイクや譜面スタンド、ドラムなどです。

学校の学期は、夏休み中などの長期休暇にメンテナンスをすることが多いです。ライブで使えそうなものでメンテナンスができていないものは、先生方にお願いしてメンテナンスをしてもらうようにしましょう。また、メンテナンスをしても音がちゃんと出ないような古い楽器は、先生に相談して購入してもらってもいいかもしれません。

あくまで学校で利用するものしか購入やメンテナンスはしてもらえませんが、聞いてみるだけ聞いてみることをおすすめします。

ライブの目標を持つ

ライブの目標を、バンドメンバーや運営スタッフと共有しましょう。会場に来るお客さんは、運営側や出演者がどのような想いを持って取り組んでいるかをくみ取るものです。

「お客さんを〇〇人以上集める!」「昨年度よりも熱狂させる」「アンコールをもらう」など、どんな目標でもいいので、メンバーが全力で目指せるものを共通に持っておきましょう。