早期教育のメリットやデメリット、上手な取り入れ方をご紹介! - cocoiro(ココイロ) - Page 2

早期教育の上手な取り入れ方

ここまで、早期教育のメリット・デメリットについて解説してきましたが、早期教育は、上手に取り入れていくことで、子供にとって真に意味のあるものになります。ここからは、早期教育の上手な取り入れ方についてご紹介します。

子供を尊重して習い事を選ぶ

早期教育の上手な取り入れ方の1つ目は、子供を尊重して習い事を選ぶということです。早期教育は、親のやりたいことを先行して習い事を選んでしまうことが多く、子供の意思ではなく、親の意思が強く反映されることが多いと言われています。

しかし、子供の意見を尊重し、子供自らがやりたいと言った習い事のほうが長く続けていける傾向にあります。また、そのほうが子供の能力も伸びやすくなります。そのため、早期教育を上手に取り入れるには、子供の意見を尊重し、子供のやりたいと思う習い事をさせてあげることが大切です。

子供の「やる気」を大切にする

早期教育の上手な取り入れ方の2つ目は、子供の「やる気」を大切にするということです。早期教育では、子供がやりたくないと思っていても、親の意思のままに続けてしまうことが多くあります。しかし、子供がやりたくないと思っていることをそのまま続けていても、その分野で子供の能力が伸びる可能性は低く、あまりおすすめとは言えません。そのため、早期教育は子供の「やる気」を大切にし、子供の気持ちに寄り添っていくことが必要と言えるでしょう。

詰め込みすぎないようにする

早期教育の上手な取り入れ方の3つ目は、詰め込みすぎないようにするということです。親が早期教育に熱心になりすぎるあまり、子供に多くの習い事をさせてしまい、詰め込みすぎてしまうということが実際に多くあります。

しかし早期教育を詰め込みすぎると、子供は日々の習い事に疲れ、保育園や幼稚園など本来の場所でのやる気を失ってしまいます。本当に必要な場面で本領発揮することができなくなってしまっては本末転倒でしょう。早期教育は詰め込みすぎにならないよう、親が気をつけて調整してあげなければいけません。

周りに流されないようにする

早期教育の上手な取り入れ方の4つ目は、周りに流されないようにするということです。習い事などの早期教育は「周りがしているから」と、親が周りの意見や行動に流されてしまい、なんとなく始めてしまうということがよくあります。

しかし、自分の意見ではなく人の意見に流されてなんとなく始めてしまうと、早期教育をやることの本来の意味を見失ってしまいます。そのようにならないためにも、早期教育は周りに流されないことが大切です。早期教育を始める際はご家庭でよく話し合い、子供の意見を聞きながら、じっくり考えて慎重に決めていくといいでしょう。

おわりに

早期教育のメリットとデメリット、上手な取り入れ方についてご紹介いたしました。早期教育の取り入れを検討する際はご家庭でしっかりと話し合い、後悔のないよう、子供の意見を尊重して決定していくことが大切です。

早期教育を検討しているご家庭は、ぜひここでご紹介した早期教育の上手な取り入れ方を参考にし、考えてみてください。

参考

早期教育の効果に関する調査(Ⅱ) ― 親子の意識と学習状況の分析を中心に ―| 公益財団法人発達科学研究教育センター

早期教育について|中村学園大学短期大学部

加藤 俊徳(2019年3月)『子どもの脳に良いのはどっち?頭の良い大人になる子育て』永岡書店 

林 成之(2011年1月)『子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法』幻冬舎

松永 暢史 (2011年6月)『頭のいい子を育てる母親は、ここが違う! ~受験プロが明かす賢い母親の共通点~  』ワニブックス

早期英才教育のほとんどは間違っている|日経DUAL

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izmix

【職業】 フリーライター 【経歴】 大学卒業後、大手進学塾にて勤務。その後、介護職などを経て、念願であったライターとなる。結婚し、現在は、二児の母。 【得意な分野】 教育、介護、就職、勉強の教え方、恋愛などなど。 【趣味】 読書、ピアノ 【将来の夢】 作家になる事とライターを続けていくこと。生きている限り、文章を綴って世の中に何かを発信し続けていきたい。