福岡の食べ物と言えば、何を思い浮かべますか? 豚骨ラーメン、明太子、もつ鍋……おいしいものがたくさんありますが、実は福岡は「フルーツ王国」とも呼ばれています。ここでは、福岡で行きたい果物狩りのスポットを、フルーツ別にご紹介します。
果物狩りは福岡がいい理由
福岡は一年中果物狩りができる
福岡は温暖な気候に恵まれ、水はけの良いなだらかな台地が多いため、果物の栽培に最適です。戦後、高値で取り引きされる果物に目をつけた多くの農家が、水田を果物農園に切り替えました。その結果、福岡ではさまざまな果物が栽培されるようになり、春にはいちご、夏にはブルーベリーや桃、秋にはぶどう、梨、イチジク、冬には柿やみかんなど、春夏秋冬いつでも果物狩りが楽しめます。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
いちご | |||||||||||
ブルーベリー | |||||||||||
桃 | |||||||||||
ぶどう | |||||||||||
梨 | |||||||||||
イチジク | |||||||||||
キウイ | |||||||||||
柿 | |||||||||||
みかん |
福岡生まれの品種がたくさんある
福岡を代表する果物ブランドと言えばまず、いちごの「博多あまおう」でしょう。今や台湾や香港にも輸出され、高級果物として重宝されています。「あまおう」誕生前は、福岡産のいちごと言えば「とよのか」でした。当時は「西のとよのか、東の女峰」と言われ、「とよのか」は西日本を代表する品種でした。そのほか、ビタミンCが豊富な「さちのか」も福岡産です。
また、戦時の混乱で長く日の目を見ることのなかったぶどうの「巨峰」は、戦後、福岡県久留米市田主丸の農家グループが栽培を成功させて以来、全国に広まりました。
キウイでは緑色の「博多甘熟娘(うれっこ)」「博多甘香(あまか)」や、黄色の「博多甘うぃ」、イチジクの「とよみつひめ」、温州みかんの「早味かん」などが福岡生まれの品種です。これだけ多くの品種が次々と生み出されることが、福岡が果物の生育に適した「フルーツ王国」たるゆえんです。