2018年に記念すべき第100回記念大会を終えた、全国高等学校野球選手権大会、すなわち甲子園ですが、令和初となる2019年大会への注目が早くも集まっています。そこで、甲子園が好きという方や甲子園についてもっと知りたいという方におすすめなのが、高校野球や甲子園を題材にした書籍です。今回は、甲子園がもっと好きになるおすすめ書籍を7冊ご紹介します。
もくじ
高校野球・甲子園の歴史についての本5選
1年に一度のビッグイベントである夏の高校野球。会場となる甲子園球場では、高校球児たちが熱い死闘を繰り広げます。まずは、これまでの甲子園の歴史を振り返りながら、甲子園の魅力を読み解くことができるおすすめの書籍を5冊ご紹介します。
完全保存版 夏の甲子園100回 故郷のヒーロー
高校野球で活躍した選手がメジャーリーガーになることもあります。現在、ロサンゼルス・エンゼルスに所属し、二刀流で活躍したことが大きな話題となった大谷翔平選手が表紙の書籍『完全保存版 夏の甲子園100回 故郷のヒーロー』(朝日新聞出版)では、代表校が都道府県ごとに紹介されており、優勝旗やこれまでのユニホームの変遷、セレモニー、甲子園球場の歴史など、100回大会の数々のシーンを振り返ることができる一冊となっています。
田中将大選手、大谷翔平選手、ダルビッシュ有選手など、現役で活躍するメジャーリーガーたちはもちろん、松坂大輔選手、現在はニューヨーク・ヤンキースのGM特別アドバイザーを務める松井秀喜元選手など、これまで甲子園で活躍した選手の名場面が躍動感あふれる写真で蘇ります。写真でたっぷりと甲子園の歴史を振り返りたい方におすすめの一冊です。
夏の甲子園 名勝負ベスト100
甲子園といえば、勝ち負け以外にも数々の名場面が生まれる場所です。『夏の甲子園 名勝負ベスト100』(文藝春秋)では、歴代の試合を振り返り、新たな視点で名場面が紹介されています。
「オールタイムベスト10 」「決勝戦名勝負物語」「奇跡の大逆転」「怪物が降臨した日」「延長戦の死闘 」「波乱・衝撃の結末」「ライバル相搏つ」「甲子園の旋風」「オールドタイム10選」「最強伝説」など、各章ごとに8~10試合を紹介するボリューム満点の一冊です。名勝負を振り返りながら、まるでその場で試合を見ているかのような臨場感を味わえるおすすめの一冊です。
全国高校野球大図鑑 2019
高校野球といえば、「今年もあの強豪校が……」「甲子園初出場校」など、数々の学校が話題にのぼります。『全国高校野球大図鑑 2019』(廣済堂出版)は、名門校から新顔まで強豪校を完全網羅できる内容になっており、全国の高校野球の”今“を読み解くことができます。
「甲子園成績」「都道府県および地区大会成績」「プロ野球選手輩出数」「大学・社会人への進路」をもとにポイントを付けてランキング化しているので、「高校野球の今」を知りたい方におすすめの一冊です。甲子園だけでなく、高校野球の通になりたい方はぜひチェックしてみてください。
【永久保存版】平成スポーツ史 ≪高校野球 編≫
語り継がれる平成のスポーツ史として、ベースボールマガジン社の専門誌が追いかけてきた名場面の数々を振り返った書籍が、『【永久保存版】 平成スポーツ史 ≪高校野球 編≫』(ベースボール・マガジン社)です。
スポーツ史における歓喜の瞬間や悲劇の物語、さらには歴史的偉業などを競技・ジャンルごとに1冊にまとめたシリーズで、高校野球編では1989~2019年の春のセンバツと夏の選手権を完全網羅できる、まさに甲子園年代記とも呼べる書籍です。
平成のモンスター投手カタログや、怪物打者、さらには選手のインタビューなどを収録しており、平成時代の甲子園を分かりやすく振り返ることができる一冊です。
全国高等学校野球選手権大会100回史
夏の甲子園の主催をしている朝日新聞社が撮影した膨大な大会写真の中から約3千枚以上の写真を使用し、上下巻合わせて160ページのカラーグラビアがあるボリューム満点の書籍です。
名選手のベストショット集「熱き血潮――永遠に」や、代表校の名シーンが分かる「熱き血潮――永遠に・都道府県編」、さらには大会でのファインプレーを捉えた「一瞬の夏」など、写真を通して甲子園の死闘が蘇る構成となっています。
特集ページでは、史上初の決勝再試合となった第51回大会(1969年)の松山商(愛媛)対三沢(青森)の伝説の試合など、20試合以上の名勝負を記事と写真で振り返ります。
上下巻の100回史は、高校球児や甲子園ファンはもちろん、野球がもっと知りたいという方にもおすすめの一冊です。