夏の大きなイベントといえば、甲子園です。一年に一度の大舞台で、高校球児たちが熱い闘いを繰り広げます。そんな甲子園で活躍するのがタオルです。試合を応援するときはもちろんですが、大会終了後に記念タオルを作る方も多いといいます。今回は、甲子園のタオル事情について紹介します。
もくじ
甲子園のタオルを作る目的とは?
甲子園というと、スタンドでは応援団や観戦を楽しむ方たちが一丸となって球児を応援しています。チームカラーのタオルを首に巻いたり、ときには汗や涙をぬぐいながら選手を応援したりする姿は、甲子園の象徴ともいえるでしょう。甲子園の記念タオルを作ることにはどのような目的があるのか、それぞれ具体的に紹介します。
応援やサポートのため
甲子園に向けてタオルを作る理由の1つが、応援やサポートのためです。応援団がお揃いのタオルを肩にかけている姿もめずらしくないでしょう。お揃いのタオルを持つことで結束力が高まり、選手たちは応援してくれる方たちの姿を励みに試合に臨むことができます。この場合は、チームカラーに学校名が入ったデザインのタオルが活躍することが多いでしょう。
甲子園出場記念として
甲子園は高校球児にとって夢の舞台です。地方大会で優勝を勝ち取り、甲子園出場を果たした際に涙することもめずらしくありません。甲子園出場記念はもちろん、決勝進出や念願のベスト8進出を果たしたことを記念してタオルを作ることもあるでしょう。
岐阜県のタオル専門店は、毎年甲子園が終わると注文が殺到するほどの人気ぶりで、特に大会の写真をもとに描かれるイラストが人気を呼んでいるといいます。
JR岐阜駅近くの繊維街にある「糸秀」の代表取締役岡本光治さん(49)のもとにはこの時期、注文の電話がひっきりなしだ。甲子園に出場した選手の保護者や関係者が、出場記念や応援のお礼に配るためにオリジナルタオルを注文する。
(引用元:甲子園終わってからが超多忙 こだわりタオルに注文殺到:朝日新聞デジタル)
10年ほど前、タオルにイラストを入れたところ、注文が相次ぐようになった。人気の秘密は岡本さんが自ら描く鉛筆のデッサン画。
(引用元:甲子園終わってからが超多忙 こだわりタオルに注文殺到:朝日新聞デジタル)
甲子園での応援の御礼として記念タオルを作るというケースもあるようで、選手だけでなく応援している方にとっても甲子園の記念タオルは大切な思い出の品となります。
チームタオルとして
学校の校章やチームカラーを反映したチームタオルも、甲子園で活躍します。チームタオルの場合は、選手一人ひとりの背番号や名前などがプリントされ、選手にとっては甲子園出場の忘れられない記念となります。チームタオルを持つことでチーム内の結束力も高まることでしょう。また、個人の名前がプリントされたタオルは家族がオーダーするというケースもあるようです。