子供に怒鳴ってしまう親が怒鳴らないための自分の変え方 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

子供を怒鳴らないためにできること

子供を怒鳴らないためにも、親なりにできることを模索しましょう。基本的に怒鳴ってしまうのは、自分の感情のコントロールができていないということになります。

自分の感情をおさえて、子供を怒鳴らずに気持ちを伝える必要があります。では、我慢せずに子供に気持ちを伝えるにはどんな接し方が良いのでしょう。

親の思いを伝える

子供が親の言葉をちゃんと聞ける歳になったら、親御さんの気持ちをしっかりと伝えてあげましょう。気持ちを伝えてあげて、子供に相談してあげることが重要です。

「どうせ言っても伝わらない」と諦めてしまっては子供との関係も悪くなってしまうでしょう。具体的に「少し眠いから、ちょっと寝かせてくれる?」などと伝えてあげると、子供も理解してくれます。

何より親御さんの方から素直になることで、子供もしっかりと気持ちを伝えてくれるようになりますし、お互いの意思疎通につながります。

気持ちを伝えて理解してくれたときは感謝の気持ちを込めて愛情を伝えましょう。親御さんが子供にしっかりお礼を言えると、子供も感謝を伝えられる子になります。

子供が素直になってくれるよう、親御さんも素直に接することを心掛けましょう。

子供の目線になってみる

子供にとって、親御さんが怒鳴っている姿は「怒っている」というふうにしか見えません。そこまでイライラしていないときでも、怒鳴った時点で子供は親御さんが怒っていると思ってしまいます。これは、小さな子供にとってはとても怖いことでしょう。

愛情があるからこそ子供に対して注意したり、マナーなどをしつけていると思いがちですが、子供にとっては単に怒っているふうにしか見えていないこともあります。

なので、怒鳴りそうになったら一旦落ち着いて、「自分が何を伝えたいのか」「子供からどう見られているのか」を、一度頭の中でイメージするといいでしょう。

子供にとっては怒られていることが先行してしまい、親御さんが伝えたいことが伝わっていないというのが一番避けたい状況です。子供がどんな目線で、どんな感情で動いているのかをしっかりと聞いてあげた上で、落ち着いて気持ちを伝えてあげましょう。

怒鳴ることの子供への影響

実際に子供に怒鳴るような叱り方を続けていると、その子供に悪影響が出ることもあります。怒鳴ることが、子供に対してどんな影響を及ぼすのかもしっかり理解しておく必要があります。

以下では、親から怒鳴られ続けると子供がどのように成長するのかを解説します。

周りの目を気にするようになる

親御さんが子供に対して怒鳴り続けてしまうと、子供は恐怖心から周りの目を気にするようになります。自分よりも大きな存在に怒鳴られるということは精神的にもダメージが大きいのです。

怒られ続けると、怒られることを恐れていろいろなことを避けて行動するようになります。自分から積極的に行動すると怒鳴られるきっかけを作ってしまうと思い、あまり積極性がない子供に育ってしまいます。

人の顔色を伺いながら行動するようになり、最終的には人と関わるのが精神的な苦痛になるということもあります。これによって引きこもりがちになったりもします。

子供のうちはそれだけで済みますが、そのまま成長していき大人になっていくと、自分が恐怖を感じる家の中で誰かを支配しようとします。その結果、暴力をふるうケースに発展することもあるようです。

子供が真似するようになる

親御さんは、いい意味でも悪い意味でも子供のお手本です。親御さんがやったことは、子供もいつの間にか真似ています。そのため、親の悪い態度も移ってしまうのです。怒鳴ったり大声で叱ることを子供も真似するようになり、子供が大人になったときに、同じような態度をまた自分の子供にとってしまう可能性もあります。

終わりに

今回は、子供に対して怒鳴ってしまう親が、どうしたら怒鳴らないで子供と接することができるようになるかについて解説しました。

どうしても感情を出してしまい、子供に対して怒鳴ることをやめられない親御さんもいますが、教育上あまりいい影響はありません。

怒鳴りそうになった場合、一度心を落ちつかせて自分が何を伝えたいのかを整理し、落ち着いた態度でメッセージを伝えてあげましょう。

参考

子供に怒鳴るのをやめたい!!あなたが今すぐ実践できる5つのこと|mamaiina

子供に怒鳴ってしまうのはママの心のSOS!|All about 暮らし

親がイライラする・怒鳴ることで「子どもの心」に及ぼす影響|woman.excite

ママが怒鳴る!子どもがママの真似してキレる!悪循環を断ち切る方法は?|ママスタセレクト

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takushi_fujiwara

北海道が拠点の道産子ライター。定期的に海外を訪れて日本以外の教育に触れる機会を設けています。