子供の歯ぎしりの対策
そんな子供の歯ぎしりですが、どんな対処法があるのでしょうか。大人は、どうすれば子供の歯ぎしりをなくしてあげることができるのでしょうか。現状、分かっている対処方法をご説明します。
よく噛んで食べさせる
まず、よく噛む習慣を子供につけさせましょう。あまり噛まずに急いで食べる子供ほど、歯ぎしりが多く見られる傾向にあるようです。
よく噛んでものを食べる習慣がないと顎の成長が遅くなってしまい、成長過程で噛み合わせが悪くなってしまうという影響が出ます。1回ものを食べるごとに◯回噛むなど目標を持たせ、食事の際に噛む習慣を身につけさせるといいでしょう。
こういったことは大人になるとあまり気にしなくなってしまいます。子供が幼いうちにしっかりと噛む習慣をつけさせてあげましょう。
ここで重要になってくるのは、よく噛んで食べられるメニューを作ることです。味噌汁や丼ものなどはかき込んでしまいがちなのであまりおすすめできません。よく聞く一汁三菜を心がけて食事を作るといいでしょう。
ストレスを与えない
歯ぎしりはストレスが原因で引き起こすこともあります。精神的なストレスによって眠りが浅くなっていたり、悪い夢を見たりすることで歯ぎしりが起こるともいわれています。
そのため、子供ができるだけリラックスできる環境を家庭で作ってあげましょう。少なくとも学校生活などではさまざまなストレスがあるでしょうから、家庭ではリラックスできる環境を整えてあげて、ストレスを解消させてあげるようにしましょう。
子供がイライラしていたり嫌な思いをしているかもしれないと感じたら、歯ぎしりに注意して観察してみてください。あまりにも歯ぎしりがひどくなってきたら歯医者さんに通院しましょう。
歯医者さんでは、ナイトガードと呼ばれるマウスピースのようなものも作ってもらえます。
終わりに
今回は、子供の歯ぎしりがどのような原因で発生し、どんな影響を持っているのかについてご紹介しました。親御さんからすれば不安になってしまう子供の歯ぎしりですが、そこまで心配に思う必要はないようです。
ただし、顎が痛いなどの影響が出てきた場合は対策を考えなければいけないでしょう。もし相談したいのであれば、歯医者さんに行けば気軽に応じてもらえます。マウスピースなどの対策もしてもらえるので、気になる方は一度通院してみてはいかがでしょうか。
参考
子どもの「歯ぎしり」は成長の証で心配なし!?【育児の新常識】|いこーよ
子供の歯ぎしりの原因と悪影響+自宅ケアと歯医者での治療法|EPARK歯科
【歯科医監修】大人も子どもも?歯ぎしりの原因と対策<子ども編>|Club sunstar