子供の目やにが気になったら!その原因と目の病気をチェック!

プールが始まる季節になると、目やにが気になるお子さんも多いのではないでしょうか? 目やには目にトラブルがなくても出てくる老廃物ですが、体からのSOS信号の可能性も考えられます。今回の記事では、目やにができる原因と目やにの症状から分かる病気、目やにのケアについてご紹介します。目やにでお困りの方のヒントになれば幸いです。

目やにができる原因

目やにができる原因は大きく分けて2つあります。1つは、新陳代謝を繰り返した結果、角質や目に入ったごみなどが出てきたものです。朝起きたときにできている少量の目やには、この正常な生理現象です。

もう1つは、目に炎症が起きているときに出る目やにです。この目やには、ドロッとしており黄色かったり、ネバネバしたりしています。炎症が起きる原因として、細菌が入って起きるものとウイルスによって起きるもの、アレルギーが原因のものがあります。

どちらにしても、炎症が起きている場合の目やには、異物が体に入ったときに白血球が反応して戦ったものです。そのため、老廃物として出てくる目やにとは特徴が異なります。

また、子供は大人に比べて目やにができやすいため、風邪をひいて鼻水が出ると目やにもできやすくなります。

目やにの症状から考えられる病気

子供 の めやに

それでは、目に炎症が起きているときに考えられる病気を5つご紹介します。アレルギー性、ウイルス性、細菌性の結膜炎(まぶたと眼球をつなぐ粘膜)に加えて、逆まつげ、ものもらいについてもご紹介します。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎の代表的なものに、花粉症が原因の目やにがあります。鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会によると、5~9歳の子供のうち、22.5%は通年性アレルギー性鼻炎です。また、13.7%がスギ花粉症を発症しています。

10歳~19歳になると、31.4%がスギ花粉症で、3人に1人は花粉症を発症していることになります。花粉症は年々増加傾向になっており、小学生の子供でも花粉症は珍しくありません。

また、ダニや動物の毛、ハウスダストによるアレルギーも考えられます。花粉症は一定の期間で解決しますが、ダニや動物の毛、ハウスダストによるアレルギーは通年性であることが多いです。

アレルギー性結膜炎の特徴は、涙のようにサラサラとした目やにが出ることです。また、目がかゆくなり涙が出てきます。目が充血することもあり、目に異物が入っているような感じになり、かゆさと相まって目をかいてしまう原因になります。

参考
2009年版アレルギー性鼻炎ガイド|鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会,P3

ウイルス性結膜炎

ウイルス性結膜炎は、アレルギー性結膜炎と同じくかかる人が多い病気です。感染力が強いことから「はやり目」と呼ばれることもあります。目やにの特徴は、粘り気があることです。ウイルス性結膜炎のなかでも、子供が感染しやすいプール熱(咽頭結膜熱)とはやり目(流行性角結膜炎)をご紹介します。

プール熱(咽頭結膜熱)

プールを介して子供たちに感染することから、プール熱と呼ばれる病気です。プール熱の特徴は、充血と目やにのほかに、高熱(38.0度以上)や熱性けいれんを発症する場合もあります。

はやり目よりは、目の充血や目やにはひどくありませんが、のどの痛みや高熱などを併発します。通常の風邪と同じで、3~5日で自然に回復することが多いですが、目やにがなくならないようでしたら治療することをおすすめします。

はやり目(流行性角結膜炎)

名前のとおり、非常に感染力が強い結膜炎です。同じタオルを使って顔を拭いただけで感染するほど強力で、発病後は医師の判断がないと集団生活は禁止になります。

プール熱と同じように、充血や目やにが特徴です。症状がひどい場合は、目に痛みを感じることがあります。こちらも、自然に回復していきますが、目の表面に濁った感じが残ることもあり、慎重に経過を追う必要があります。

細菌性結膜炎

細菌性結膜炎は、細菌の感染によって起こる炎症です。目やには黄色っぽく、粘り気があります。また、目が充血するのも特徴です。

子供の病原菌として考えられるものには、インフルエンザ菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌があります。高齢者や青年期でも発症することがあり、急性であることが多いようです。

逆まつげ

大人よりも子供に多い目のトラブルに逆まつげがあります。大人に比べて子供は、まぶたが分厚いため、まつげが外側ではなく内側に向いて眼球に触れることがあります。

幼児であれば、まつげがやわらかいのであまり気になりませんが、3歳以上になってくると段々まつげが硬くなってくるので、眼球を傷つける場合があります。まつげが眼球に向かって生えてしまう場合とまぶたが眼球の方を向いている場合もあります。

目に異物が入っている感覚になり、目が充血したり、目やにが出る症状が起こります。成長に伴って治らないようでしたら、眼科で治療を受けることをおすすめします。

ものもらい(麦粒腫)

まぶたの一部が赤くなり腫れる症状を指します。多くの原因は黄色ブドウ球菌が目に入ることで起こります。

目がかゆくなったり充血したり目やにが出たりします。まぶたにたまった膿を出すことで治ることが多く、一般的には抗菌点眼薬や抗菌眼軟膏で治療します。症状が重くなければ1~2週間で治ります。