冷風扇を子供のいるご家庭におすすめする理由
冷風扇は、水分を含んだ蒸発用のフィルターを背面から吸気された空気が通る際に、水が蒸発して気化熱を奪うことで低い温度の風を出すことができる機械です。では、エアコンや扇風機といった一般的に使われている冷風家電ではなく、冷風扇をおすすめする理由をご説明します。
心地よい温度
エアコンは冷風によって空気中の気温を下げたり、湿度を下げて冷風を放出するものです。部屋中を冷やすため家族が快適に過ごすために、真夏のエアコン使用は必要です。しかし、たとえ暑いからと言ってエアコンの設定温度を低くし過ぎてしまうと、体温調節機能が未熟な赤ちゃんや体温調節機能が衰え始めた高齢者は、夏の冷え性「クーラー病(冷房症)」という自律神経の乱れが原因の病気になってしまいます。
これに対して、冷風扇からの送風は気化熱効果で涼しくした心地よい温度ですので、体に優しい涼しさを感じることができます。
電気料金が安い
冷風扇は、エアコンと比較すると消費電力量が低い機械です。上記でご紹介した商品を見ると、冷風扇の消費電力は大きさに違いはあれど120W以下と少量です。しかし、エアコンの場合は2019年に発売された三菱電機ルームエアコン「霧ヶ峰FZシリーズ」を見ても105~3,960Wの電力を消費します。
そのため、消費電力の低い冷風扇はエアコンに比べると電気料金が安く、家計の負担になりにくいと言えます。
参考
【徹底比較】冷房機器を比較!1番電気代が安いのは?|電気代節約.jp
エアコン(クーラー)の電気代、1時間あたりいくら?|エネチェンジ
怪我をする可能性が低い
扇風機は、羽根が回転している様子が目に見えるため、小さな子供が興味本位で羽を触ろうとして指をけがする事例が多くあります。対策として扇風機カバーを使用しても子供が実際に怪我をしたり、怪我をする危険性があるということが、東京都生活文化局消費生活部の調査で分かっています。
その点、冷風扇は羽根が回転している様子が見えにくいため、子供の興味を引きにくく、けがをする可能性が低くなります。
参考
扇風機カバーによる事故防止の効果 平成23年7月 (2) 調査結果 イ 危害・危険に関する経験 |東京都生活文化局消費生活部 、P2