3歳から鍵盤をスタート
個人教室を除いた大手の音楽教室では、鍵盤を使ったレッスンを導入し始めるのは3歳から。あくまで「音楽が好き」という気持ちをベースに、遊びの中で表現することを覚えていきます。
3歳の時点では演奏を練習するというよりは、エレクトーンに触れて気持ちを表現する楽しさを知ることが重要です。感性が強いこの時期に音楽と触れ合うことで情操を育むことができます。
聴く力、語彙力に合わせて4歳から
耳の力が研ぎ澄まされるのが4~5歳と言われています。聴く力がついてくると真似をすることができるようになるため、ドレミや拍子などの法則を理解して演奏することができるようになります。
ただ演奏の成果として現れるのは、指先の弾く力が発達する6歳頃からとなるため、上達を焦る必要はありません。言葉を覚える能力も同時期に急成長するので、4歳からエレクトーンを始める事例は多く、小学校に入学する前で練習の時間も取りやすいのでおすすめです。
小学校から始めるのも全然あり！
幼児期から始めている子に比べると、小学生から始めるのは遅いのではないかという心配も聞かれます。この懸念については、心配ないでしょう。むしろ幼児期に比べるとあらかじめ知能や指の筋力などが備わった状態から始められるので、上達に時間がかからないと言われています。
8歳までは絶対音感をつけられる可能性があるので、小学校低学年から始めるのも良いでしょう。また、誰もがプロを目指すわけではないので、小学校高学年からでも、子供が興味を持ったらぜひ始めてみましょう。
まとめ：子供の興味を尊重しよう！
音感やリズム感などのセンスを自然に身につけるという意味においては、3~4歳くらいが始めるのにちょうどいい年齢と言えるでしょう。ただ、演奏者として高いレベルに到達させたい訳でなければ、何歳から始めても大丈夫です。子供が音楽を好きだという様子を少しでも見せていたら、ぜひ体験教室に行ってみましょう。エレクトーンは音楽の楽しさを存分に味わえる楽器なので、いくつからでもおすすめです。
幼少期のエレクトーンには、親のサポートが少なからず必要ですが、この機に子供と一緒に音楽を楽しんでみるのも良いかもしれません。その楽しい原体験が子供とエレクトーンをより近づけてくれることでしょう。
