歩けるようになったかと思えばすぐに自転車に好奇心を向ける子供。成長の早さに驚きますが、自転車は合わないものだと自分の力でコントロールできなくなってしまい、怪我や事故につながってしまうこともあるかもしれません。本記事では初めての自転車を選ぶ際の注意点とおすすめの自転車をご紹介します。
もくじ
子供は何歳から自転車に乗れる?
子供は2歳から3歳になると積極的に外に出て行き、体を動かして遊ぶことに楽しみを覚えていきます。三輪車にも慣れてきて、外で自転車に乗る人を見て「自分も早く乗りたい!」と口にしたりするようになります。一般的には3歳から4歳で初めて自転車に乗ることが多いようです。
子供の自転車を選ぶ際のポイント
子供にとって初めての自転車。しかし、自転車に乗り始めるとなると事故や怪我の危険も考慮しないといけません。子供は自転車に乗るだけの運動能力や理解力をすでに備えているか、自転車は安全なものか、子供に合っているか、など確認事項がいくつかあります。
安心の印「BAAマーク」がついているか
その自転車が安心できるかどうかを検討する指標としてBAAマークがあります。詳細は以下。
BAAマーク制度における「自転車安全基準」は”安全で長持ちし、環境に優しい自転車”を目標に、乗る人の安全を第一に考えて、当会が制定した自主基準であり、JIS(日本工業規格)をベースとしています。
加えて、自転車安全基準ではJISにない要件(例えばライトに関しては自動点灯または手元操作可能なライトに限定)やJISより厳しい基準値(例えば雨天時ブレーキをかけて停止するまでの制動距離の短縮化)を定める等安全性を高めています。
(出典:一般社団法人自転車協会)
ハンドルは余裕を持って握れるか
幼児の手や指は小さく、子供によっては握力がほとんどないこともあります。そんな子供でもハンドルをちゃんと握れるのか、手に対してハンドルが大きくないか、など確認はしましょう。ハンドルを握れないとブレーキが使えず、自転車を制御できないので、まだ自転車に乗ることは難しいでしょう。
サドルを下げたときに地面に足がつくか
これから大きくなっていく時期だからと足が下につかない自転車を買うのは危険です。自転車の乗り始めに転んだりして大きな怪我をするとトラウマになって自転車に対して怖いイメージが定着してしまいます。
3、4歳の子供たちの平均身長は90~100センチなので、14インチ、16インチの自転車がおすすめです。(※メーカーによって基準が異なるのでご確認ください)
初めての自転車には補助輪や手押し棒を
ペダルとギアのないトレーニングバイクは別ですが、初めて二輪車に乗らせるときには補助輪や手押し棒を利用しましょう。子供本人は自分で漕いでいるという体験を得られながら、周囲は安心して見ていられます。自転車の感覚を体で掴めるまでは補助輪や手押し棒のアシストを利用しましょう。