子供の自転車選びのポイント5つ
ここでは、子供の自転車を選ぶ際におさえておきたい5つのポイントをご紹介します。子供に合った自転車に乗ることはけがや事故の防止になるだけではなく、上達にもつながります。
1.自転車の安全基準に適合しているか
子供が安全に自転車に乗るためには、自転車そのものが安全であることが大事です。そこで、自転車の安全基準に適合しているものを選びましょう。
『一般社団法人 自転車協会』が自転車業界の自主基準である「自転車安全基準」を制定しています。この安全基準に適合した自転車には、「BAA(BICYCLE ASSOCIATION (JAPAN) APPROVED)マークが貼付されています。詳細は以下をお読みください。
BAAマーク制度における「自転車安全基準」は”安全で長持ちし、環境に優しい自転車”を目標に、乗る人の安全を第一に考えて、当会が制定した自主基準であり、JIS(日本工業規格)をベースとしています。
加えて、自転車安全基準ではJISにない要件(例えばライトに関しては自動点灯または手元操作可能なライトに限定)やJISより厳しい基準値(例えば雨天時ブレーキをかけて停止するまでの制動距離の短縮化)を定める等、安全性を高めています。
(引用元:安全安心で環境に優しい自転車を選ぼう|一般社団法人 自転車協会)
2.ハンドルとブレーキが握りやすいか
子供がハンドルとブレーキをしっかり握れるかどうか、また手に対してハンドルが大きすぎないか確認しましょう。ハンドルをしっかり握れないと、自転車の制御が難しくなります。また、ブレーキは子供が安全に自転車に乗るために必要不可欠なものです。こちらもしっかり握れるかどうか確認し、ブレーキ幅を調整できるモデルの場合は、子供の手に合わせてあげましょう。
3.サドルに座ったときに両足先が地面につくか
長く乗れるようにと大きめのサイズを買いたくなりがちですが、完全に下げたサドルに座ったときに両足の先が地面につくサイズを選びましょう。両足の先が地面につかない自転車は、子供が怖がって乗らない可能性が出てきますし、仮に乗れたとしても転倒のリスクがあり危険です。
4.車体の重量はどうか
あまりにも重たい自転車は、子供にとって扱いが大変です。1人で自転車を出し入れしたり、転倒したときに自力で立て直せるよう車体の重量も考慮し、子供が楽に扱える重さの自転車を選びましょう。
5.低年齢の子供や初めての自転車には補助輪や手押し棒を
低年齢の子供や初めて自転車に乗る場合は、補助輪や手押し棒を利用するといいでしょう。補助輪は子供が自転車に慣れるまで、手押し棒は子供が疲れてペダルを漕げなくなってしまったときや、坂道やでこぼこ道で役に立ちます。子供は自分で漕いで自転車に乗っているという感覚を味わえ、親は安心して子供を自転車に乗せることができるでしょう。
自転車の買い替え時期はいつ?
自転車を買い替えるタイミングが気になる親御さんも多いのではないでしょうか。自転車の買い替えの目安は次の通りです。
自転車が小さく感じる
子供が自転車を小さいと感じるようになったら、子供の身長が自転車の適正身長の範囲内かどうか確認しましょう。サドルを最大限高くしても漕ぎにくそうな場合は、転倒や事故を防ぐためにも買い替えを検討しましょう。
古くなって安全性が心配
ほかの物と同様に、年数が経つにつれて自転車も古くなり、傷んできます。特に劣化したブレーキやタイヤは、けがや事故につながる恐れがあるので注意が必要です。子供の安全のためにも、以下の項目を日常的にチェックしましょう。
- ブレーキは前後ともよく利くか
- ブレーキの緩みやワイヤーの伸び、外れがないか
- タイヤが摩耗していないか
- ライトは点灯するか
- ペダルや車体にガタつきや歪みはないか