3歳になると、子供は走り回ったり跳ねたりするなど、より動きが活発になっていきます。体の成長に合わせて、全身を使って楽しめるように工夫を凝らしてあげましょう。当記事では3歳の子供と一緒に親子でできる外遊びと、おすすめのおもちゃなどについてご紹介します。
もくじ
【3歳】親子でできるおすすめの外遊び
走ることにも慣れ、より動き回ることができるようになる3歳児。いったいどのような外遊びをすればいいのでしょうか? まずは親子でできるおすすめの外遊びを3つご紹介します。
公園の遊具で遊ぶ
3歳の子供におすすめの外遊びの1つ目は、公園の遊具で遊ぶことです。まだまだ保護者の目の届く範囲で遊ばせる必要はありますが、さまざまな遊具にチャレンジさせてあげてもいいでしょう。
おすすめしたいのは、滑り台や、動物の形をしたスプリング遊具です。滑り降りる感覚や前後左右に動く感覚を楽しめるでしょう。
三輪車や自転車に乗る
3歳の子供におすすめの外遊びの2つ目は、三輪車や自転車です。二輪車の場合はペダルのない、足で動かすタイプのものがいいでしょう。
最初は上手に漕いだり動かしたりすることが難しいかもしれません。しかし練習を重ねるうちにバランスが取れるようになり、自分の力で進むことができるようになります。夢中で遊びながら、小さな成功体験を積ませることができるでしょう。
縄や輪を跳んで遊ぶ
縄や輪を跳んで遊ぶこともおすすめです。縄を回して跳ぶ縄跳びは、まだ難しいかもしれません。そのため縄を地面に置き、縄を越えるように跳ぶ遊びがおすすめです。
縄以外にも「けんけんぱ」など、輪を置いて跳ぶ遊びもおすすめです。片足跳びができるようになるまでは、両足で跳んで遊ぶといいでしょう。「けんけんぱ」は跳ぶ際に「けん」や「ぱ」などと言葉を発するため、体だけでなく耳や頭を使いながら遊ぶことができます。
3歳の外遊びにおすすめのおもちゃ5選
外遊びをもっと楽しくするために、子供の興味をそそるおもちゃを用意してあげましょう。今回は3歳の外遊びにおすすめのおもちゃを5つ、厳選してご紹介します。
柔らかくて軽いボール
走ったり跳ねたりする外遊びに慣れてきたら、ボールを使った遊びを取り入れてもいいでしょう。転がしたり追いかけたりするだけでなく、足にボールを挟んで跳んだりして遊ぶこともできます。
直接子供に触れるものであるため、柔らかい素材のボールを選んであげましょう。こちらのボールは柔らかさがあるのに加え、130gととても軽い作りになっています。ぶつかっても痛くないボールを使うことで、ボール遊びの楽しさを感じてもらいましょう。
たくさん掘れるスコップ
子供は砂遊びが大好きです。しかし1、2歳のころから砂遊びを楽しんできた場合は、3歳になると砂遊びがマンネリ化してしまう子供もいるかもしれません。ユニークなスコップを使って、今まで以上に本格的な砂遊びをさせてはいかがでしょうか?
こちらのスコップは足に体重をかけて掘ることができるため、より深く砂を掘ることができます。両手を使い、これまで以上に体全体で砂遊びを楽しむことができるでしょう。
カスタムできる自転車
ペダルのないタイプの自転車は2輪であることが多く、大人用の自転車により近い見た目をしています。子供も興味を示しやすいでしょう。
こちらのペダルなし自転車は、色やパーツを好きにカスタマイズして購入できます。前後の車輪の色を変えたり、サドルや本体の色を変えたりなど、好みのカスタマイズ自転車を作ることができるのです。自分だけのオリジナル自転車で、思いきり外遊びを楽しませてみてはいかがでしょうか?
蹴って遊べるスクーター
三輪車や自転車に飽きてしまったら、スクーターで遊ばせてみるのもいいでしょう。三輪車ほどは多くは見かけないかもしれませんが、その珍しさが子供の好奇心をくすぐるかもしれません。
こちらのスクーターであれば、後輪が2輪になっているため比較的安定した乗り心地です。対象年齢も3〜10歳と幅広く、一度気に入ったら長く使えるおもちゃです。
跳んで遊べるけんけんぱリング
「けんけんぱ」をして遊びたいと思っても、なかなか適したサイズのリングが見つからないと悩む保護者もいるかもしれません。しかし「けんけんぱ」はスポーツの練習で使われることもあり、専用のリングが販売されているのです。
たとえばこちらの「けんけんぱリング」は、子供が両足で跳んでも収まるようなサイズになっています。リング同士を簡単につなぐことができ、思い思いに「けんけんぱ遊び」を楽しむことができます。
3歳の外遊びにはどんな効果があるの?
外遊びをする子供の楽しそうな姿を見て、幸せを感じる親も多いでしょう。せっかく外遊びを満喫させるのであれば、どのような効果があるかを意識してみてはいかがでしょうか? 今回は外遊びが子供に与える効果を3つご紹介します。
運動の力を向上させる
外遊びにはさまざまな種類がありますが、どれも体を使った遊びばかりです。そのため運動の力を向上させる効果が期待できます。
外遊びの種類によって、手を使うものや足を使うもの、体全身を使うものなど使う筋肉は異なってきます。全身の筋肉をバランス良く使えるような遊びを考えてあげるといいでしょう。
社会性を高める
幼いうちから外遊びを通して自然や友達とふれあいを重ねることは、子供の社会性を高めることにもつながるとされています。
文部科学省が提唱している幼児期運動指針によると、幼児期における運動には社会適応力を発達させる意義があるとしています。具体的には、以下のように述べています。
幼児期には、徐々に多くの友達と群れて遊ぶことができるようになっていく。その中でルールを守り、自己を抑制し、コミュニケーションを取り合いながら、協調する社会性を養うことができる。
(引用元:幼児期運動指針|文部科学省)
独自の遊びを作り出したり友達と遊んだりする際に、子供が新たなルールを作ることもあるでしょう。外遊びは体を動かすだけでなく頭も使いますから、社会性を高めることにつながるでしょう。
たくさんの「なぜ?」に出会える
外の世界は子供たちにとって、不思議なものであふれています。大人にとっては当たり前であることでも、子供は疑問を感じることがあるのです。
子供がさまざまなことに疑問を抱くことについて、東京成徳大学の石崎一記教授はイタビューの中で以下のように答えています。
子どもたちのなかに不思議だなという穴のようなものがたくさん開いていると、知りたいという欲求につながり、理解できたときの喜びも大きくなります。長い目で見て、この時期に自然をいっぱい体験して、不思議な気持ちをたくさん持つことは大きな意味を持っていると思います。
(引用元:外遊び、子どもの年齢別でどう変わる?【発達の専門家に聞いた外遊びの効果 第3回】|ウーマンエキサイト)
「なぜ?」と考え続けることで、子供の知的好奇心がはぐくまれます。すぐに答えは浮かばないかもしれませんが、3歳前後の幼いうちから多くの自然に触れ、多くのことに疑問や興味を持たせてあげましょう。
おわりに
ちょっとした遊びであっても、社会性をはぐくんだり疑問について考えたり、子供には多くの影響が与えられます。親子で工夫を凝らしながら、3歳である今しか楽しめない外遊びを目いっぱい楽しみましょう。
参考
子どもの発達に外遊びは影響がない!? トータルで考える大切さ【発達の専門家に聞いた外遊びの効果 第1回】|ウーマンエキサイト
外遊び、子どもの年齢別でどう変わる?【発達の専門家に聞いた外遊びの効果 第3回】|ウーマンエキサイト
3歳の男の子と一緒に外遊び!マンネリから脱却する過ごし方|teniteo