とにかく混雑するというイメージがある、お盆休みの新幹線。利用する際は、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。快適な旅行を楽しむためのポイントをご紹介します。
もくじ
実際どのくらい混むの?2018年実績
ニュースで混雑した駅や車内の映像を見たことがあるでしょうか。「実際のお盆休みはずっとあんな感じなの?」と疑問を持つかもしれません。2018年の実績は以下のようになっています。
2018年7月30日時点での指定席予約状況は?
お盆休みが始まる2週間ほど前の7月30日に、JR各社から新幹線の予約状況が発表されていました。
JR東海
JR東海の下りのピークは新幹線・在来線ともに8月11日、上りのピークは新幹線が15日、在来線特急は11日と予想している。
東京駅の下りの新幹線は、11日に東京駅を出発する列車がほぼ満席となっているほか、10日および12日に東京駅を出発する東海道新幹線「のぞみ」に混雑が見られる。上りは、15日の午後に東京駅に到着する「のぞみ」に混雑が見られるものの、そのほかの列車は一部を除き席に余裕があるとのこと。
(引用元:JR各社、2018年お盆期間中の指定席予約状況発表。ピークは下りが8月11日、上りは15日 | トラベル Watch)
JR東日本
JR東日本では、下りのピークは8月11日、上りのピークは8月15日としている。下りは8月10日~12日に出発する東北新幹線「はやぶさ」「はやて」、秋田新幹線「こまち」、8月11日の山形新幹線「つばさ」が終日満席。そのほかの列車は11日の午前に東京駅を出発する列車がほぼ満席となっているとのこと。
上りは15日に各駅を出発する「はやぶさ」「はやて」「こまち」「つばさ」が混雑しているが、ほかの日は一部を除き席に余裕があるという。
(引用元:JR各社、2018年お盆期間中の指定席予約状況発表。ピークは下りが8月11日、上りは15日 | トラベル Watch)
JR西日本
山陽/九州新幹線下りの「みずほ」「さくら」では、9日の9時ごろ~12時ごろ、10日、11日の終日、12日の18時ごろまで、13日の15時ごろまでに新大阪駅を出発する列車に混雑が見られる。特に11日、12日を中心にほぼ満席の列車が多く見られ、自由席についても大変な混雑が予想されるという。
上りは11日の15時ごろまで、13日の15時~21時ごろ、14日の15時以降、15日の12時以降、16日の12時ごろ~21時ごろ、17日の12時ごろ~18時ごろ、8月18日の15時ごろ~18時ごろまでに新大阪駅へ到着する列車に混雑が見られるが、そのほかの時間帯では席に余裕があるという。
(引用元:JR各社、2018年お盆期間中の指定席予約状況発表。ピークは下りが8月11日、上りは15日 | トラベル Watch)
各メディアによると、2018年の帰省ピークは11、12日、Uターンのピークは14、15日だったそうです。この4日間の座席確保は7月末の時点ですでに困難になっています。予約するのが遅れてしまった場合は、移動のピークを避けた計画を立てる必要があります。
一方、JR北海道など、全期間通して座席に余裕のある路線もありました。目的地がどこかによって、混雑具合が大幅に変わると考えられます。JR全体で8月9日〜19日に提供していた予約席約422万席に対し、7月30日時点での予約率は36.5%でした。
乗車率200%?子供連れで自由席は無謀!
実際、帰省ピークの11日は「のぞみ」の自由席乗車率が200%を超えた区間も出たそうです。自由席乗車率は100%で座席が全て埋まっている状態になりますので、200%となるとデッキまで人があふれていると考えていいでしょう。
このような状態で、小さな子供と移動するのはかなり厳しいでしょう。子供が小さいと荷物も多くなりますが、そもそも網棚の上に荷物を載せるのも難しいと考えておいたほうがいいでしょう。可能な限り指定席を予約しておいたほうが、トラブルなく移動できます。
お盆を古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが11日、ピークを迎えた。行楽地に向かう人や外国人観光客も含め主要駅は大きな荷物を抱えた家族連れで混雑し、多くの列車で乗車率が100%を超えた。
JR各社によると、午前までの自由席乗車率は博多行き「のぞみ」が210%、金沢行き「サンダーバード」が150%に達した。古里から戻ってくるUターンラッシュのピークは15日を見込んでいる。
(引用元:お盆帰省ラッシュピーク 新幹線乗車率200%超も | 京都新聞)
お盆休みはじめの帰省ラッシュは、特に大勢の人が一斉に移動するため混雑が激しくなります。Uターンラッシュは帰省に比べると日程がバラバラになる傾向が強いようですが、それでも乗車率が100%を超える路線が出ます。