お盆玉のデータ
では実際にお盆玉はどのくらい世間に浸透し、子供たちはどの程度お盆玉をもらっているのでしょうか?
お盆玉をもらっている子供の割合は?
三井住友カード株式会社が2018年に行った「お盆玉に関する意識調査」によると、現在小学生の子供のおよそ3人に1人(37%)がお盆玉をもらっていることが分かっています。
【Q1-1:例年お盆玉はもらいますか?】
対象:小学生のお子様をもつ男女(n=256名)
(参照元:「夏にもお年玉!?お盆玉に関する親子意識調査実施」子供の3人に1人がお盆玉をもらっている!子供がもらうお盆玉の平均金額は9345円|三井住友カード株式会社のプレスリリース)
この結果を見るとお盆玉としてもらっているのは37%ですが、お盆玉という言葉は知らなくても、帰省時に何かを買ってもらったり、本来のお小遣いとして現金をもらっている子供はもっといるはずです。
お盆玉としてもらう金額は?
小学生がもらっているお盆玉の平均は9,345円、全体の41%以上が5,001円以上と回答しています。
【Q2:例年のお盆玉の総額はいくらですか?】
対象:小学生のお子様をもつ男女(n=242名)
(参照元:「夏にもお年玉!?お盆玉に関する親子意識調査実施」子供の3人に1人がお盆玉をもらっている!子供がもらうお盆玉の平均金額は9345円|三井住友カード株式会社のプレスリリース)
小学生の子供が一度にもらう金額としては少々多いような感じもしますが、たまに会うかわいい孫(子供)への愛情表現の1つとしては妥当な金額なのかもしれません。
お金以外にお盆玉をもらうことは?
お盆玉の由来とされるお盆小遣いは、お金だけではなく物をもらうことが多かったといわれています。現在の子供たちはお金以外にどのような物をお盆玉としてもらっているのでしょうか?
【Q1-2:お盆玉は、現金・商品券、物でもらうか? 】
対象:Q1-1の回答者のうち、「もらっている」との回答者
(参照元:「夏にもお年玉!?お盆玉に関する親子意識調査実施」子供の3人に1人がお盆玉をもらっている!子供がもらうお盆玉の平均金額は9345円|三井住友カード株式会社のプレスリリース)
現金が80%と圧倒的な割合を示していますが、おもちゃ、服、本、商品券など物をもらうケースも20%を占めています。一緒に買い物へ行き欲しい物を買ってもらうというシーンも想像ができます。
お盆玉に対する世間の声
お盆玉について、世間はどのように感じているのでしょうか? 新しい風習であるだけに肯定・否定双方の意見があるようです。ここではお盆玉に対する世間の声をご紹介します。
お盆玉を肯定する意見
お盆玉という風習にのっとるわけではなく、以前からお盆に帰省した孫にお小遣いをあげているというおじいちゃん・おばあちゃんは多くいます。また、自分が小さいころからお盆玉という風習があったというパパ・ママ世代には肯定的に受け入れられているようです。
- もともと帰省した孫にあげていたから特に抵抗はない
- 子供に対する金融教育の機会に利用できる
- 自分たちももらっていたから子供がもらっても良いと思う
このように、お盆玉を特に意識せずに受け入れている意見もあります。
お盆玉を否定する意見
お年玉はともかくお盆玉まで……。親世代にとっては非常に迷惑な話だと感じている人もいます。
- お年玉もお盆玉も両方あげるなんておかしい
- 強制力があるのは良くない
- 周囲がもらっているのにうちだけもらっていないと子供に言われるのは困る
お盆のお小遣いはあくまでも好意。あげなければいけないという強制力が「うちはもらっていない」という子供の意識につながることを良しとしない意見が多く見られます。