小学校入学前に準備するランドセルは、種類豊富で保護者の頭を悩ませるものかもしれません。子供にとって小学生でランドセルの買うのは、最初で最後の体験。ランドセルの選び方や男の子が気に入るランドセルを10種類お伝えします。数あるランドセルの中から、最適なランドセルを見つけるための参考にしてみてください。
もくじ
ランドセルを選ぶときのポイント
ランドセル選びをいくつかのポイントに絞ってお伝えします。
素材と重さ
代表的なランドセルの素材は、次のとおりです。
クラリーノ
実際に使われているランドセルで一番割合の多いのが、クラリーノです。ランドセル1個当たりの計量は、およそ1.1キロ。防水・防汚、軽く、手入れの容易な人工皮革です。ランドセルについた傷が広がり、裂けて破れる心配もありません。カラー豊富で、お手ごろ価格の商品も多く出ています。一方で、牛革やコートバンに比べると耐久性が弱く、本革までの見た目や手触りの上質感はありません。
牛革
牛革は、耐久性に優れ、見た目や手触りの上質感、体へのフィット感などの特徴を持っています。重さは、1.3キロ前後とやや重め。一方で耐水性が悪く、手入れに手間がかかります。素材の良さゆえにランドセルの価格自体が7万円以上と高くなりがちです。
コートバン
コートバンは、馬のお尻の皮から作られた高級皮革。馬1頭当たりから取れるのは、わずかランドセルのフタ2枚分。コートバンは、牛革よりさらに耐久性、高級感で優れた素材です。使えば使うほど、見た目に味が出てきます。牛革と同様に耐水性が悪く、手入れに手間がかかります。重さは、1.3キロ前後。
このほか、ヌメ革という素材もあります。ヌメ革はあまりおすすめできません。なぜなら、ヌメ革は、植物成分を加工した皮革で耐久性に弱く、傷つきやすい、重い素材だからです。基本的には、上記の素材から適したランドセルを選ぶのがいいでしょう。
背負いやすさ
ランドセルを背負ったときの体感は、肩ベルトの形と背中のクッション性で決まります。この2つの素材や形、フィット感が良ければ、重いランドセルであっても、軽く感じられます。注意が必要なのは、軽量モデルの安価なランドセル。背負いやすさを無視して、コストカットを図り、重さを感じやすい形状になっているようです。
カラーデザイン
株式会社クロス・マーケティングの調査によれば、男の子に人気の色は、黒や紺、青、緑、こげ茶色など。最も人気な色は、黒の67.0%でした。女の子に人気なのは、桃や赤、紫、こげ茶色、水色など。男の子と比べると、どの色も偏りなく一定の人気があります。6年間使い続けるランドセルは、馴染みやすく、飽きにくい色を選びましょう。
特徴的なデザインを持つランドセルも増えています。刺しゅう入りやハーフサイズのフタなど、多種多様なデザインがあるため、好みのデザインを選んでみてください。
(参照元:ランドセル購入に関する調査|ランドセル工業会 )