シチュエーション別に解説！正しいボールペンの消し方5選
ここからは、インクがついてしまった製品ごとの正しいボールペンの消し方を具体的にご紹介します。注意点と併せて製品の特徴に合わせた落とし方をチェックしていきましょう。
紙に書いた文字を消す方法
紙に書いた文字を消す際には、インクがどのくらい染み込んでしまっているかがポイントとなります。結論からいうと、ノートに油性インクのボールペンで書いた後、しばらく時間が経過してしまっているものは諦めるしかありません。
また、紙の厚みによっても、ボールペンのインクの消し方は異なります。ノートなどの薄い紙は表面を削ってしまうと穴が空いてしまいますが、厚みのある紙であればカッターや砂消しを使い、紙の表面を削るのと一緒にボールペンのインクを取り除くことができます。
服についてしまったインクを消す方法
服についたボールペンのインクは、一般的にはエタノールや除光液を用いることで落とすことができます。インクがついた箇所の下にタオルなどを敷き、エタノールや除光液を含ませたもので叩くようにシミ抜きをすれば、汚れを落とすことができます。
ただし、インクを落とす前には、服の繊維がどのようなもので構成されているかを確認する必要があります。洋服の着色の仕方によっては、エタノールや除光液によって服そのものの色まで落としてしまうことがあります。
革製品についてしまったインクを消す方法
革製品はボールペンのインクがついてしまった製品のなかでも、特に気を使わなければならないものといわれています。合成皮革と本革で落とし方が異なり、合成皮革の場合には、コットンにアルコールを染み込ませたものを汚れた部分に当て、しばらくおいた後に拭き取ることでインクを落とすことが可能です。
ただし、本革の場合は革の劣化を早めてしまう可能性があるため、専用のクリーナーを使うことをおすすめします。2,000円ほどの価格で売られているアイテムですが、汚れ落としに失敗するリスクを考えると、初めから専用のクリーナーを使った方が無難でしょう。
参考
ボールペンを消す方法｜素材別の消し方6選・油性ペンは消えるのか│家事っこ
壁についたインクを消す方法
紙や服、革製品と比較すると、簡単に落とすことができるとされているのが壁についたインクです。凹凸のない壁紙に子供が間違って落書きをしてしまったとしても、エタノールや除光液を含ませたもので拭き取れば、簡単に汚れを落とすことができます。
しかし、デザイン性の高い壁紙などの場合は、繊維の奥までボールペンのインクが浸透してしまっていることもあります。このようなケースで強い味方になってくれるのが歯ブラシです。エタノールや除光液などを使用する点は変わらないものの、歯ブラシの細い毛先で汚れ落としの成分を奥に届かせる工夫をすることで、タオルなどでは落とせないインクを落とすことができるようになります。
机の汚れを消す方法
子供だけでなく、大人もつけてしまいがちなのが机のボールペンの汚れです。机についてしまったボールペンのインクを落とす方法は、木製の机とプラスチック製の机で異なります。木製の場合は柑橘類の皮でこすったり、食用油を染み込ませたキッチンペーパーをしばらくのせておいたりするだけで、インクを落とすことができます。また、プラスチック製の机についてしまったインクを落とす際は、消しゴムやエタノールが強い見方になってくれます。
机はほかの製品と違い、汚れがつきにくいコーティングがされていることがほとんどであるため、ボールペンの汚れを落とすこと自体は難しくありません。ただし、机のコーティングを落としてしまわないように注意が必要です。
ボールペンの消し方は素材をチェックすることから
ボールペンの落とし方は紙や服、革製品や壁など、その汚れがついてしまった製品によって異なります。また、それぞれの製品によって、注意点が異なることも事前に理解しておきたいポイントです。
エタノールや除光液など、油を浮かせるために用いるアイテムを使用するという点は、ほとんどの製品に共通するポイントであるため、難しい作業が必要になることはありません。エタノールや除光液などを使用したときに、製品どんな反応が起こるかだけを確認しておけば、製品自体がだめになってしまうというリスクを避けることができます。
参考
インク汚れの落とし方│ZEBRA
ボールペンで紙に書いた字を消す方法｜服/壁/布でも消せる？│Mayonez
ボールペンを消す方法｜素材別の消し方6選・油性ペンは消えるのか│家事っこ
ボールペンの消し方！紙や服も驚くほどきれいに落ちる方法│ホンマでっか！ちゃんねる
