子供がホッチキスを使うときに注意すること
子供のころホッチキスを使うとき、「パッチン」という音や針が書類に刺さった感覚が楽しくて何度も紙にホッチキスを止めた経験はあるでしょう。ホッチキスのやり方を覚えた子供が楽しさのあまり誤ったホッチキスの使い方をしてしまうかもしれません。
子供がホッチキスで遊んでしまう例と、親が注意することを解説します。
針を飛ばして遊ばせない
ホッチキスの使い方を覚えたばかりの子供はパッチンが楽しくなり、針を飛ばして遊んでしまう場合があります。
上記の写真のように持ってホッチキスの芯を飛ばすと、ホッチキスの芯は約1mほど飛びます。ホッチキスを人に向けて飛ばすと怪我をする恐れがあるためしっかりと注意しましょう。
指を入れないようにする
ホッチキスの針が詰まってしまった場合、ホッチキスを使い慣れた子供だと針を上手に取ることができます。しかし、ホッチキスの使い方を覚えたばかりの子供だと針を取るときに指に針が刺さってしまう恐れがあります。
また、子供が興味本位で指にホッチキスが刺さるかと想像して、実際自分の指にホッチキスを刺してしまう場合があります。子供にホッチキスの使い方を教えるときには必ず「指を入れたら怪我をする」ということを教えておきましょう。
もしもホッチキスが指に刺さってしまった場合、以下の順序で応急処置をしましょう。
- ピンセットで針を抜く
- しっかりと消毒する
- カットバンを貼る
もし膿が出るようなら一度病院に行って診察することをおすすめします。ホッチキスの使い方を間違えれば危険なのでしっかりと子供に教育しましょう。
ホッチキスの針は燃えないゴミで捨てる
意外と知られていないかもしれませんが、ホッチキスの針は燃えるごみではなく燃えないごみで処分します。ホッチキスの針を紙と一緒に捨ててしまうと、焼却炉で燃えるごみを燃やす人の負担になります。
ホッチキスの針が付いた紙を捨てる場合、紙と針は別々にしましょう。使い終わったホッチキスの針を入れる容器を家に用意しておくのも良いでしょう。今後も環境問題の影響でごみの分別はより一層厳しくなるので、子供にはごみの分別についてしっかり教育しておきましょう。
一方、古紙回収で資源ごみとして出す場合、ホッチキスの針が付いていても大丈夫なのでしょうか。公益財団法人古紙再生推進センターの古紙分別チェッカーで紙の種類を選択し、ホッチキスの針が付いたままでリサイクルができるかどうか確認してみましょう。
雑誌や教科書の場合は以下のとおり。
紙を作る機械の中で紙と金属を分ける設備が整っているため、そのまま排出して問題ありません。
(引用元:古紙分別チェッカー|公益財団法人古紙再生促進センター)
紙製ファイルの場合は以下のとおり。
ステープラーの針や、金属は紙ではなく、リサイクルには適しません。取り外して排出してください。
(引用元:古紙分別チェッカー|公益財団法人古紙再生促進センター)
紙の種類によって、ホッチキスを付けたまま処分できるかが変わってきます。しっかりと確認しましょう。
ホッチキスで遊んでしまうなら針なしホッチキスに交換しよう
- 針を飛ばして遊ばない
- ホッチキスに指を入れない
この2つが守れないようであれば、少し厳しいかもしれませんが子供にホッチキスを持たせるのはやめましょう。
もし、どうしてもホッチキスを使わなければいけない場合、針なしのホッチキスに交換しましょう。ホッチキスは使い方を間違えれば、怪我をしたり、相手を傷つけたりするかもしれません。子供にはホッチキスの使い方をしっかりと教えてあげましょう。
まとめ
ホッチキスの止め方のマナーは以下のとおり。
- 横書きの場合は「左上」に止める
- 縦書きの場合は「右上」に止める
- 横書きと縦書きが両方含まれる場合は「左上」に止める
- 基本は斜め45°
子供にホッチキスの止め方を教えるときにマナーも一緒に教えてあげましょう。
また、年齢が低い子供が使うホッチキスを選ぶ際、力をかけずにとじれるホッチキスや針なしのホッチキスがおすすめです。
ホッチキスを使い始めるとパッチンが楽しくなり、針を飛ばして遊んだり、指を入れようとしてみたりと危険な行動をする場合があります。そのときは親がしっかりと注意しましょう。
ホッチキスは使い方を間違えると怪我をする可能性があるので、親として子供に安全に使ってもらうよう注意が必要です。
参考
【ホチキスの止め方】正しい位置は右上?左上?ホチキス止めのマナー|U-NOTE
古紙分別チェッカー|公益財団法人古紙再生促進センター
ホッチキスのおすすめ16選。利便性とおしゃれさが際立つアイテムをご紹介|SAKIDORI
ホッチキスの止め方にはマナーがある!?正しい位置や気を付けるべきこと|bizocean