オリジナルの消しゴムの作り方
消しゴム工場で作られる消しゴムの作り方について紹介しましたが、ここからは家庭でも簡単に作ることができるオリジナルの消しゴムの作り方について紹介します。子供と一緒に楽しく作ることができるので、ぜひ試してみて下さい。
ガムを使って消しゴムを作る
ガムで消しゴムを作ることができるの? そう不思議に思うかもしれませんが、プラスチック製消しゴムと、ガムの成分はよく似ています。例えば、プラスチック消しゴムの中にはポリエチレン樹脂や炭酸カルシウムといった成分が含まれていますが、ガムの材料にはポリ酢酸ビニルという樹脂が含まれており、よく噛むことで甘味料や香料などが取り除かれ、消しゴムの材料に早変わりすると言います。作り方と材料は、以下のとおりです。
【材料(4~5個分)】
市販のガム:3枚
台所用液体洗剤:小さじ1/2
白いチョークの粉:1本分
【作り方】
- ポリ袋にチョークを入れ、麺棒やすり鉢などで砕き、細かくする
- 1とは別のポリ袋にガムを入れ、台所用液体洗剤を加えて、ガムが少しだけ溶けるまで混ぜ合わせる。※混ぜすぎるとガムが分解してしまうため注意する
- 1を2に加え、まとまるまで混ぜ合わせる。
- 3がまとまったら、ポリ袋から出して好きな形を作り、日陰で2~3日ほど乾燥させ、完全に固まれば出来上がり
写真付き消しゴムを作る
次に、写真付き消しゴムの作り方について紹介します。プリクラなどの写真を消しゴムに写せば、プレゼントとしても喜ばれるかもしれません。簡単にできるので、ぜひ一度試してみましょう。材料と作り方は以下となります。
【材料】
プラスチック消しゴム(できれば新品)
プリクラ写真
重石(辞書や本など)
はさみ
【作り方】
- プラスチック消しゴムを用意し、写真を付けたい平らな面を指でこすり、新しい消しゴムを表面に出す
- 写したいプリクラ写真を、はさみを使って適当な大きさに切る
- 写真の面が消しゴムと接するようにして消しゴムの上に置く。プリクラのシールは剥がさないようにする
- 重石を乗せ、数日間(2~3日)そのままにしておく。2~3日経過したら、プリクラ写真をそっと剥がす。消しゴムの表面に写真が転写されていれば出来上がり
消しゴムはガムを使って手作りしたり、プリクラを使ってオリジナルの消しゴムを作ってみたりと、さまざまな楽しみ方があります。最近では、粘土消しゴムのキットなども販売されており、さまざまな形の消しゴムを自由に作ることができるので試してみてください。
家庭で簡単に消しゴムを手作りしてみよう!
消しゴムにはゴム製のものとプラスチック製のものがありますが、プラスチック製の消しゴムは、家庭にあるアイテムを使うことで簡単に作ることができます。親子で消しゴムを一緒に手作りすれば、子供も消しゴムを大事に使ってくれるかもしれません。今回紹介した方法で消しゴムを手作りしてみてはいかがでしょうか。
参考
夏の自由研究に消しゴムを手作りしよう!ガムで作れるの!? | 女性のライフスタイルに関する情報メディア
消しゴムは何でできているの,どうやってつくるの|学研キッズネット
消しゴムの作り方|日本筆記具工業会