「筆箱から使いたいペンを探すだけで手間取ってしまう」「筆箱がパンパンで重い」「すぐにペンをなくして、買い直している」といったことでお悩みの方も多いことでしょう。パンパンになって整理整頓できていない筆箱をスッキリさせ、中身を減らす方法を5つご紹介します。
もくじ
これでスッキリ!筆箱の中身を減らす5つの方法
使用頻度の高い筆記用具を把握する
まず、大切なのは現状把握。現時点で、自分が普段から使用している文房具を把握しましょう。授業、自習、予備校などで自分の使用している筆記用具はどれかを書き出してみてください。
たとえば、自習ではシャープペンシル・消しゴム・赤ペン、授業ではシャープペンシル、蛍光ペン、消しゴム、赤ペン、予備校ではシャープペンシル、消しゴム、ものさし、といった具合です。数学や英語などの科目別に考えてみてもいいでしょう。人によっては、10種類の文房具を使っているかもしれません。それぞれの文具の使用頻度を把握することで、絶対に外せない「必ず使う文房具」が分かります。
シンプルイズベスト!最低限の筆記用具に絞る
現状把握をした上で、筆箱に入れる筆記用具を絞ります。まずは、筆箱の中身をすべて机の上に出しましょう。大切なのは、すべてを出すこと。1本、2本出しきれていないと、結局残ってしまい、永遠に筆箱の中身は減りません。
各文房具を「鉛筆」「シャープペンシル」「ボールペン」「マーカー」と、グループごとに分けます。そして、使用頻度の高い上位2本を選び、2本のみを入れることにします。
最低限の文具品になった筆箱はかなりスッキリするでしょう。注意点は、「こんなときに、これはあると便利」「これを入れないのはもったいない」という考え方。筆箱が元どおりパンパンになる原因になるので、やめましょう。
脇役筆文房具はサブの筆箱へ
筆箱を最低限にすると、ハサミやのり、付せん、ものさしといった「使用頻度は低いがないと不便」といった文房具が出てくるはずです。こういった脇役の文房具は、メインの筆箱とは別にサブの筆箱を用意して、そちらに入れておきましょう。基本はメインの筆箱を使い、必要に応じてサブの筆箱を使いましょう。
サブの筆箱についても同様に、必要最低限の文房具を入れることを心がけます。例えば、何種類もの付せん、何本もののり、サイズ違いのハサミなど、増やす原因になる文房具を最低限に減らしましょう。
複色ボールペンはかえってかさばる
「大は小を兼ねる」ということわざがあります。大きなものは、小さなものよりも使い道が広くて役立つ、という意味ですが、それを文房具選びでは当てはまりません。
例えば、複色ボールペン。2色以上使えて便利かもしれません。しかし、度が過ぎれば5色、10色の複色ボールペンを選ぶこともあるでしょう。使用頻度の少ない色が必然的に生まれる上に、ペンのサイズも大きくスペースを取ってしまいます。そもそもの「使用頻度の低い文房具をなくす」という考え方ともずれ、結局「あれもこれも」と中身を増やす原因にもなるでしょう。不安要素は根こそぎ取るのが筆箱の中身を減らすポイントです。
筆箱のサイズが中身を決める
実践女子大学人間社会学部では、「『女子大生の筆記用具』に関する調査結果」として女子大生109名の筆箱の状況について調べました。明らかになったのは、筆箱のサイズに応じて、中身を選んでいることです。つまり、筆箱が大きければ文房具の数は多く、筆箱が小さければ文房具の数は少なくなっていることが分かったのです。
大きな筆箱では、文房具ではないリップやガム、目薬を入れている学生も。筆箱のサイズで中身の量が決まります。なるべくコンパクトなサイズの筆箱を選んでみてください。