働きながら通える!「夜間大学」という選択肢

夜間大学について知りたいことのすべてがここにあります!

夜間大学って聞いたことありますか? 言葉は聞いたことがあるけれど、具体的なことは分からないという方のために、特徴、メリット、偏差値、学費、夜間学部を設置している大学など、夜間大学のすべてをご紹介します。お子様の進路の選択肢として、夜間大学を考えてみてはいかがですか? 夜間大学の情報をぜひ役立ててください。

夜間大学とは?

夜間大学とは?
夜間大学は夜間学部や二部ともいわれています。通常の大学の授業は朝から夕方にかけて行われますが、夜間学部は文字通り、夜間に授業を行っています。戦後、勤労学生のために設置された夜間学部は、1990年代に昼間部には入れなかった学生の受け皿となり、夜間学部本来の役割が失われてきました。しかし、時代の変化とともに再び、夜間学部のニーズが高まってきています。その理由を見ていきましょう。

夜間大学の魅力

夜間大学の魅力
時代の変化とともに縮小傾向だった夜間大学が再び注目されてきています。再び注目されてきた理由はいろいろ考えられますが、その1つは、夜間大学のメリットと考えられます。夜間大学を志望大学の選択肢の1つに入れると、お子様の可能性は大きく広がるかもしれません。ご紹介するメリットの数々を検討してみてはいかがでしょうか。

学費が安い

夜間学部の一番の魅力であり、メリットであることは、学費が安く抑えられていることです。昼間部の約2/3に抑えられている大学が多いです。なかには、半分程度の学費のところもありますが、学費が安い上に昼間に働くことができれば、保護者の負担なしに自力で大学を卒業することも夢ではありません。

昼間部と同じ内容の授業を受けられる

大学によっても違いますが、だいたい大学の昼間部の授業は1日5、6コマですが、夜間学部の授業は1日2、3コマです。これらの授業内容は、昼間部と同じものです。コマ数が少ないので、当然カリキュラムはハードになりますが、とても効率よく学ぶことができると考えることもできます。

また、大学によっては、昼間部の授業を受講できる大学もあります。ただし、昼間部で受けていい授業数に上限を設けてる場合など、大学によって制度が異なるので、もし夜間学部を考えているのであれば、そのあたりも確認することをおすすめします。

入学しやすい

同じ大学でも学部によって偏差値が違います。同じ大学でも、昼間部と夜間部では偏差値が異なります。全体的に夜間部は、昼間部より偏差値が低いです。
国公立大学の場合、昼間部と同じように一般入試はセンター試験と二次試験を受けます。ただし、受験人数が少ないことで偏差値が下がります。センター試験のボーダーも6割弱程度と昼間部に比べて受かりやすいです。

昼間の時間を有効活用できる

夜間大学は、大学によっても違いますが、だいたい18時頃から始まります。その後、21時過ぎまで授業があります。ですので、昼間の時間はアルバイトや正社員として働くことができます。あるいは、資格取得のための時間にすることもできます。また、大学によっては、夜間部の学生を、大学職員として雇ってくれるところもあります。

幅広い年齢層の人と出会える

夜間大学で学ぶ人たちは、高校新卒者だけでなく、社会人として働いている人や退職者、主婦など幅広い立場や年齢層の方が集まります。高校新卒者でない学生の割合は、大学によって異なりますが、ほとんどが新卒者の昼間部とは様相が異なります。ゼミなどでの意見交換の際に、世代を超えた興味深い意見を聞くことができるのも夜間大学の魅力です。

就職に不利になることはない

就職率

昼間部 96.2%
夜間部 90.3%

大学Timesのデータによると、若干の差はありますが、夜間大学卒ということが就職に特別不利に働くわけではありません。

就職活動にあたっては、昼間部と同じように大学の就職サポートを受けられるなど支援体制も同じです。また、仕事と勉強を両立したということは、企業に評価される点でこそあれ、不利にはなりません。

夜間学部を設置している大学一覧

夜間学部を設置している大学一覧
夜間学部を設置している大学の数は、全盛期に比べてだいぶ減りました。2018年度夜間学部を設置している大学(1学科の場合もあり)は、国公立大学が25校、私立大学が24校です。夜間学部を設置している大学は、関東地方に集中していますが、北海道・東北、近畿、中国・四国・九州でも数校ずつはあります。進学を希望する地域に夜間学部があるか探してみましょう。

関東地方

前述したように、関東地方には夜間学部を設置している大学が集中しており、学部も多岐にわたりますから、選択の幅が広いです。また、都内だけでなく、関東の各県の国立大学がほぼ設置していますので、通いやすいかもしれません。私立大学は、さまざまな学部がありますから、まずは勉強したい学部を見つけましょう。

国公立大学

2018年度の関東地方の国公立大学の夜間学部を設置している大学と学部

国立 茨城大学(工学部)、群馬大学(理工学部)、埼玉大学(経済学部)、千葉大学(工学部)、電気通信大学(情報理工学域)、横浜国立大学(経営学部)/順不同
公立 前橋工科大学(工学部)

私立大学

2018年度の関東地方の私立大学の夜間学部を設置している大学と学部

私立 聖徳大学(児童学部)、清和大学(法学部)、國學院大学(文学部、経済部、法部、神道文化部、人間開発学部)、国士舘大学(政経学部、法学部)、駒澤大学(法学部)、専修大学(経済学部、法学部、商学部)、中央大学(文学部)、東京電機大学(工学部)、東洋大学(文学部、経済学部、経営学部、法学部、社会学部、国際学部学部)、日本大学(法学部)、法政大学(文学学部、キャリアデザイン学部)、明治大学(商学部、政治経済学部、文学部、経営学部、情報コミュニケーション学部)、明治学院大学(文学部、経済学部、社会学部、法学部、心理学部)、立正大学(仏教学部、文学部、経済学部、経営学部、法学部、心理学部)/順不同

近畿地方

近畿地方で夜間学部を設置している大学は、国立大学2校、公立大学1校、私立大学4校です。京阪神地区に集中しており、京都3校、大阪3校、神戸1校あります。

国公立

2018年度の近畿地方の国公立大学の夜間学部を設置している大学と学部

国立 京都工芸繊維大学(工芸科学部)、大阪教育大学(教育学部)/順不同
公立 神戸市外国語大学(外国語学部)

私立大学

2018年度の近畿地方の私立大学の夜間学部を設置している大学と学部

私立 同志社大学(文学部、社会学部、法学部、政策学部、グローバル地域文化学部)、立命館大学(法学部、産業社会学部、国際関係学部、政策科学学部、文学部、映像学部、経済学部、経営学部、スポーツ健康科学学部、理工学部、情報理工学部、生命科学学部、薬学部、食マネジメント学部、総合心理学部)、大阪経済大学(経済学部、経営学部、情報社会学部、人間科学部)、近畿大学(経営学部)/順不同

ほかの地方にも、夜間学部を設置している大学はありますので、行きたいエリアで探してみてください。

※ここで紹介した夜間学部には、「夜間授業を行っているが、卒業(修了)するには平日昼間の通学が必要」な学部が含まれています。

夜間大学という選択肢

夜間大学という選択肢
夜間大学に入学することを選択肢の1つに考えている方のために、夜間大学の特徴、メリット、偏差値、学費など必要なことをご紹介してきました。具体的な大学と学部も併せてご紹介してましたので、ぜひ参考にしてください。
ここまで夜間大学のメリットをご紹介しましたが、最後にデメリットもあるということを覚えておいてください。それは、昼間働きながら夜勉強する場合、体力も気力をも要求されます。途中で大学を辞めたくなるかもしれません。しかし、それをやり遂げたときには、達成感とともにお子様の努力はきっと報われるはずです。

この記事をかいた人

cocoiro編集部

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