「小さいころから子供に何か特技を身につけさせたい」「子供が習い事をしたがっている」など、各家庭によって子供に習い事をさせる理由はさまざまです。
では、具体的にどのような習い事をさせるべきなのでしょうか。共働きなど各家庭によって事情はありますが、実際に通うことが可能かつ子供のためになり、子供が楽しんで熱中できる習い事はどのようにして探せば良いのでしょうか。
それぞれの習い事の特徴や、習い事を始める上で気をつけるべきこと、探し方などを実際の研究結果などを参考に紹介していきます。
もくじ
どれほどの幼稚園児が習い事をしているの?
2005年のBenesse教育総合研究所の調査によると、全体の約6割の幼児が習い事をしているという結果が出ています。また具体的にいえば、3歳から習い事をしている幼児が約4割、4歳となると半数以上が習い事をしています。
(参照元:第3回 幼児の生活アンケート・国内調査 報告書 第2節 塾・習い事・通信教育|Benesse教育総合研究所)
やはり子供の年齢と母親の教育に対する意識は比例しますが、とても小さいころから子供に習い事をさせている家庭も少なくないようです。
どんな習い事をさせるべき?
さて、具体的にどのような習い事をさせるべきなのでしょうか。子供のしたい習い事、親がさせたい習い事、家庭によってさまざまでしょう。また、各家庭の生活時間も習い事の選択に関わってきます。
習い事で子供に身につく力、どのくらいのお金が必要なのかなどを人気の習い事を例に紹介していきます。
ピアノ教室
女の子に大人気のピアノ教室ですが、今日では男性ピアニストの活躍などにより、男の子にも人気があるようです。ピアノ教室は、反復練習が必要なため根気強さが身につき、同時に両手で違った動きをさせなければならないため、脳の発達が促されます。
小さいころから音楽に触れることで聴く力も発達し、また楽譜が読めるようになることで、将来違った楽器にも挑戦しやすくなります。
自宅練習が必要なので親の協力が必要です。また、ピアノを自宅に用意する必要があるので、初期費用が高額になってしまう習い事ではあります。
- 平均月謝:およそ6,000円
- 初期費用:約5,000〜20万円(ピアノ代など)
児童劇団
「将来の夢は俳優になること」という子供にはうってつけの習い事です。講師以外の大人と関わる機会が多いため、大人同士がするようなあいさつや礼儀を小さいころから学ぶことができます。
大人になって社会に出たときに、学生時代とのギャップによるストレスが気にならなくなるかもしれません。
- 平均月謝:約1万3,000円
- 初期費用:1万円
スイミングスクール
0歳からでも始められるスイミングスクール。初期費用が水着代のみ、月謝はレッスン代のみで完結するので、親としてはかなり通わせやすい習い事と言えるでしょう。
また、小さいころから呼吸器を発達させることで、成長しても健康的に過ごすことができると期待されます。喘息持ちの子供の調子が良くなったという体験談もあります。また、小学校の水泳の授業で活躍でき、子供の自信の1つとなることでしょう。
- 平均月謝:約5,000〜8,000円
- 初期費用:水着代のみ
サッカー
男の子に人気のサッカーですが、昨今は日本女子チームの活躍などにより女の子にも人気があるようです。ハードなトレーニングにより、泣いてばかりいた子供も泣かずにこらえることができるようになったと喜ぶ母親の体験談もあります。小学校の体育の授業でも注目の的になれるかもしれません。
- 平均月謝:約1万8,000円
- 初期費用:5,000〜12万5,000円
武道
学校の体育館や公民館、先生の自宅兼道場などで行われます。礼儀作法が身につき、目上の人を敬う心が育まれます。また、大きくなっても続ける子供も少なくないようです。
- 平均月謝:約3,000〜5,000円
- 初期費用:最大で約5万円(道着、防具代など)