奈良県の人気校、帝塚山小学校の特色と受験情報を紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

帝塚山小学校の特色

帝塚山小学校では、子供たちにとっての基礎を育てる3つの柱を大切にしています。この3つの柱が、帝塚山小学校の特色でもあります。

・考える子供を育てる
初等教育の間に「考える力」を身につけていきます。学習姿勢を習慣づけることで基礎学力向上を図ります。

・共感力を高める
情操教育によって、心豊かな子供を育成します。

・可能性を広げる
新しい体験や実際に物に触れ学ぶ実体験を通じて本物に触れることを大切にしています。好奇心と興味を持つ心を養い、将来の可能性を広げていきます。

基礎学力向上を目指して

徹底的に繰り返し学習をすることで、基礎学力の定着を目指します。

段階を踏んで基礎学力をつけるモジュール学習を取り入れています。授業開始前の5分間を使って、10問程度の課題をこなします。英語は朝の会の5分を使って繰り返し学習を徹底して実施しています。

帝塚山小学校では、課題解決学習にも力を入れています。自分で考えをまとめ、グループごとに発表。意見交換をすることで、自分の意見をさらに高めていくことができます。思考力と表現力、課題解決力を鍛えます。

読書タイムでの読書指導や、自分の考えていることを文章で伝えらえるように作文指導も行っています。

英語や算数は効率的な学習のために、1学級を半分に分けた少人数学習できめ細かい指導ができるように配慮しています。

また、理科、音楽、図工、家庭科、英語、情報は専任の教師が専門的に授業を行います。

毎日少しずつ続けること、その積み重ねで子供たちに学ぶ楽しさを伝え、自信につなげます。

ICT教育

帝塚山小学校では、最新機器をそろえているコンピューター室で、1人1台のパソコンを使用して情報技術の授業を受けることができます。

基本的なコンピューターの使い方を学ぶほか、応用としてインターネットの活用、資料作成、ホームページ作成、卒業論文制作など、学年に応じて実践を交えたカリキュラムを展開しています。

情報モラルについてもしっかりと指導し、インターネットの利用のルールとマナーやSNS使用の危険性などを伝えています。2020年度から情報教科で必修に盛り込まれる「プログラミング」の授業を、2016年から導入。すでに全学年が体験していて、ロボット体験など最新の技術を取り入れた指導をしています。

国際理解教育

英語が必修になる以前から、英語教科を取り入れたカリキュラムを実施してきました。英語発表会やスピーチコンテストも開催。英語で発信できる人材の教育に力を入れています。

週2時間の英語授業のほか、毎日英語に触れる学習時間を作る英語モジュール教育や英語で各教科の授業を受ける体験をする「英語国内留学」などを実施しています。

自然・環境教育

帝塚山小学校では、3つの意味から自然を学ぶ「自然・環境教育」を行っています。

・自然の多様性を学ぶ
・無くなっていく自然があることを知る
・自然と人間の共生の仕方を考える

子供たちは、林間学舎や琵琶湖博物館研修、土曜自然教室といった行事やフィールドワークなどで実際に自然に触れて自然の仕組みや自然の豊かさを感じ取っています。

体験学習

帝塚山小学校では、本物に触れることを大切にしています。

近隣企業からの出張授業で、いろいろな仕事に触れ、仕事について学ぶほか、伝統文化の講習会や美術館見学を実施。自然とふれあう林間学舎や臨海学舎、スキー教室など実体験を通してさまざまなことを感じ、考えていきます。

情操教育

情操教育では、美術、音楽、道徳の授業で児童の文化や価値観をはぐくみます。

・美術教育
自由な感性と発想で表現活動をしてもらえるよう、「図画工作」ではなく「美術」の授業と呼んでいます。

創作意欲を高め、個性豊かな表現ができる環境を整えています。創作することを教えずに、制作の様子を見守り、認めることを大事に、何よりも楽しく表現することを大切にしています。毎年3月には児童の作品を展示する作品展を開催しています。

・音楽教育
低学年では、リズム感を養い楽しく歌うことを学びます。高学年では、2部、3部合唱にチャレンジし、仲間とともにハーモニーを作り上げる楽しさを感じます。演奏技術だけではなく、演奏を聴いて音色の良さを感じることができるよう、感情を育てます。また、音楽祭や土曜和太鼓教室も開催しています。

・道徳教育
感性豊かな心や人間性を育てるため、はきものをそろえることやあいさつ、掃除など日常的にしなければならないことを徹底。生活習慣として身につけます。また、他人を思いやる心をはぐくむため、障害を持っている方をゲストにお話を聞いたりする人権集会や、卒業生や企業の方を招いての外部講師による講演会も実施しています。