教育にメリットがあるチェス
日本の将棋や囲碁のように、チェスにも教育にメリットがあると言われています。どのようなメリットから世界中の人がチェスに取り組むのでしょうか?
チェスは思考能力を育む
チェスというゲームの中では、常に自分で状況を判断し、問題を解決していかなくてはいけません。遊びの中で周囲の人とのコミュニケーションを培うこともできます。世界中で7億人の競技人口がいると言われているチェスは、思考能力やコミュニケーション能力を育むことができるというメリットがあるのです。
アルメニアではチェスは必修
チェスに関しては、2011年にアルメニアが小学校での義務教育化を実施しました。このようにアルメニアが積極的にチェスに取り組む理由としては、以下の効果を期待しているからです。
- 柔軟で分別のある考え方を教えることができる
- IQを高める効果がある
- 考える力が伸び自分に自信を持つことができる
- クリエイティブな発想力を育てる
小学校2年生から週に2回の授業を行い、小学校4年生では実際に対戦ができるようにまでなるそうです。
参考
チェスを義務教育化したアルメニアはその後どうなったのか|Gigazine
チェスを子供に教える方法
実際にチェスを子供にいきなりさせることは無理な話です。親がチェスを理解した上で、子供に教えてあげるようにしましょう。そのときにどんな教え方をすれば良いのか、ここでは3つのポイントに絞ってご紹介します。
チェスの駒を覚える
まずチェスの駒の種類を覚えましょう。
- King(キング)
- Queen(クイーン)
- Bishop(ビショップ)
- Knight(ナイト)
- Rook or Castle(ルックまたはキャッスル)
- Pawn(ポーン)
チェスはこの6種類の駒を使います。それぞれ果たす役割や動き方が異なるので、駒を覚えることから始めると良いでしょう。
(参照元:チェスをしよう!|In Nadeshiko Way )
駒の動き方を練習して理解させる
駒の種類を覚えたら、次は駒の動き方を練習しましょう。
- King(キング):自分の周り1個だけ動ける
- Queen(クイーン):縦横斜めの直線上ならどこでもOK
- Bishop(ビショップ):斜め直線上ならどこでも動ける
- Knight(ナイト):L字型に動ける
- Rook or Castle(ルックまたはキャッスル):縦横直線上どこでもOK
- Pawn(ポーン):前進のみ。相手のピースを取るときだけは斜め前に1個動ける
これらは一気に覚えようとしてもなかなか覚えることはできません。図解のシートがネットにはたくさんあるので、それらを手元において覚えながらというのも1つの方法でしょう。
(参照元:チェスをしよう!|In Nadeshiko Way )
少ない駒で練習する
いきなり6種類すべての駒を使ってというのは、難しいかもしれません。そんなときは、駒の数を減らして少ない種類で練習することをおすすめします。
- ポーンとビショップとキングだけ
- ポーンとナイトだけ
少ない駒で行うことで、1つ1つの駒の動き方や、周りの駒の動かし方なども分かるようになってきます。すべての駒を効率よく使えるようになるには、この練習方法がおすすめです。
(参照元:チェスをしよう!|In Nadeshiko Way )
まとめ
チェスは多くのメリットがある競技です。無料のアプリなども多く登場し、以前よりは親しみやすい存在になっていると言えるでしょう。敷居が高そうと感じてしまうかもしれませんが、将棋や囲碁のように多くの人と楽しめる趣味の1つとして、子供と一緒にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
参考
Chess mania captures Armenia’s attention|ALJAZEERA
チェスを義務教育化したアルメニアはその後どうなったのか|Gigazine
創造力を高める6つの方法|Forbs JAPAN
チェス アプリランキング TOP10|Appliv
子供の集中力、考える力を伸ばす!?チェスの教育効果に注目!|ならいごとキッズ
小学校の必修科目にも!世界が注目する『チェス』の教育効果|NAVERまとめ
チェスをしよう!|In Nadeshiko Way
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