「偏差値」がない通信制高校!代わりになる判断基準は? ( 2 )

通信制高校から偏差値の高い大学への進学は可能

「クラーク記念国際高等学校」の大学合格実績から見ても分かるように、通信制高校から偏差値の高い大学へ進学する生徒はいます。ただし、誰もが必ず大学に進学できるというわけではありません。

通信制高校からの大学進学率

以下のグラフは、全国の通信制高校卒業者の進路状況を表したものです。

 

 

参考

令和元年度 学校基本調査 | 文部科学省

通信制高校卒業者の大学進学率は18%で、およそ5人に1人ということになります。卒業生の半数以上が大学進学をする全日制高校と比べると低い数値といえます。

大学進学を目指すなら学校選びは慎重に

大学進学率が決して高いとはいえない通信制高校。大学進学を目指すのであれば、学校選びを慎重にする必要があります。志望校の合格実績がある学校、大学受験に向けた学習環境が整っている学校、大学進学に強いサポート校や予備校とのWスクールなど、大学進学に焦点を当てた学校選びをしましょう。

通信制高校に通うメリット

通信制高校に通う最大のメリットは、全日制の高校と比べて自由に使える時間が多いことです。登校しなければならない日数は学校によって違いますが、ほとんどが全日制高校よりも少ない登校日数で、年間4日程度で卒業できる学校もあります。

ただし、日々の生活は自分で管理しなくてはいけません。自由な時間がたっぷりあるというメリットを活かすためには、入学前に有意義な時間の使い方をイメージしておくことが重要です。

受験勉強に集中できる

通信制高校では、大学の受験勉強に専念するという時間の使い方が可能です。全日制高校は、1つの学期に2回定期テストがあるため、日々の授業をしっかりと受けてテストに備える必要があります。また、授業は大学受験に必要のない内容も含まれています。

通信制高校なら、こういった時間を志望する大学の受験勉強に充てることができるので、効率よく大学合格を目指すことができます。

自分の「好き」を伸ばすチャンスがある

自由な時間の活用法は、なにも勉強だけではありません。音楽やスポーツなど、子供が自主的にやってみたいと思えることに全力投球させてあげるのも、有意義な時間の使い方といえるでしょう。

多感な時期に小さな成功体験や感動体験を積み上げていくことは、子供の自信にもつながります。ただし、進級や卒業に必要なレポートの提出だけは、しっかりとできているか注意しておきましょう。

おわりに

偏差値のない通信制高校は、入学試験の難しさで志望校を選ぶことができません。そのため、コース内容などを確認し、どんな学校なのかをしっかりと見極める必要があります。学校選びを通して、お子さんの好きなことや挑戦してみたいことについてじっくりと話し合ってみてはいかがでしょうか。

この記事をかいた人

長ひかり

長ひかり

1989年5月26日生まれ、神奈川県在住のWebライター。 幼い頃から、楽しいことを見つけてもすぐに疲れて辞めてしまう「心の息切れ」に悩む。 「誰もが等身大の自分を受け入れて、楽しく生きられる世の中を作りたい」という思いから、教育やキャリアに関心を持つ。 ライターとしての活動を通して「持続する情熱の育て方」を探求中。
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