子供にとって人生の分岐点となる中学受験。志望校を決めて中学受験をスタートさせるには、通学可能なエリアにどんな学校があるのかを知ることが第一歩です。この記事では、大阪府内の中学校の偏差値ランキングと各校の倍率や特徴、さらに大阪の中学受験に対応した学習塾を紹介します。
もくじ
大阪の中学校偏差値ランキング
順位 | 学校名 | 偏差値 | 倍率 | 種別 |
1 | 四天王寺中学校
(医志) |
67 | 6.1 | 私立・女子校 |
1 | 四天王寺中学校
(英数II) |
67 | 1.6 | 私立・女子校 |
3 | 清風南海中学校
(SGスーパー特進) |
64 | 男子:2.8
女子:2.1 |
私立・共学 |
3 | 清風南海中学校
(Aスーパー特進) |
64 | 男子:4.4
女子:5.7 |
私立・共学 |
3 | 清風南海中学校
(Bスーパー特進) |
64 | 男子:5.5
女子:5.1 |
私立・共学 |
3 | 清風南海中学校
(B特進) |
64 | 男子:2.5
女子:2.0 |
私立・共学 |
7 | 大阪星光学院中学校
(3科) |
63 | 2.9 | 私立・男子校 |
7 | 大阪星光学院中学校
(4科) |
63 | 2.3 | 私立・男子校 |
9 | 高槻中学校
(A3科) |
61 | 男子:2.6
女子:2.4 |
私立・共学 |
9 | 高槻中学校
(B) |
61 | 男子:2.0
女子:3.8 |
私立・共学 |
9 | 高槻中学校
(A4科) |
61 | 男子:2.6
女子:2.4 |
私立・共学 |
※倍率は、2019年の入試結果から算出されたものです。
(大阪府の中学偏差値ランキング|中学受験情報の「スタディ」関西版 より筆者作成)
上の表を見てもわかる通り、偏差値が高い=倍率が高いというわけではありません。偏差値は合格するのにどのくらいの学力が必要か、倍率はどのくらいなのか、あくまで「目安」として捉えておくといいでしょう。
大阪の偏差値上位中学校の特徴
続いて、偏差値ランキング上位校それぞれの特徴を紹介します。
四天王寺中学校
大阪市天王寺区にある、仏教系の女子中学校です。聖徳太子が創建した日本仏教のお寺である「四天王寺」の境内に校舎を構える四天王寺は、仏教系の中学校ならではの特徴がたくさんあります。
校門をくぐると見える「慈母観音像」に一礼をしてから教室に入り、毎朝10分間の朝拝では仏教聖歌ったり般若心経を読んだりする決まりがあります。また、入学時には「授戒」という仏教行事があり、新入生全員がこれからの学校生活で人格の形成、知識・技能の向上に精進することを誓います。こういった習慣や行事を経て、「和の精神」を養うことを目標としています。
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清風南海中学校
高石市綾園にある、仏教系の中学校です。清風南海中学校の特徴は、「授業第一主義」の徹底。1日7時限(土曜日は4時限)の週39時間授業を基本とし、生活指導も厳しく行います。高校では、難関国立大学の現役合格を目標にして授業を進めていきます。
また、国際教育にも力を入れており、2015年に文部科学省から「SSH(スーパーグローバルハイスクール)」の指定を受けています。中学校のうちから国際感覚を養う取り組みが実施されており、2年生ではニュージーランドへの研修旅行、その他にも希望者が海外留学できる制度があります。
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大阪星光学院中学校
大阪市天王寺区にある、カトリック系の男子中学校です。大阪星光学院中学校の特徴は、キリスト教精神に基づく「徳育」を重視した教育です。1日の始まりに前項放送で司祭が生徒に語りかける「朝の放送」の時間や倫理の授業、合宿などを通して他者への思いやりの心を学びます。
また、生活習慣の指導にも力を入れており、その象徴となるのが、中学1年生の4月から6月にかけて学校内の施設で行われる生活研修です。30名ほどのグループで1週間共同生活を送り、通常の授業に加え、3時間半の自習、食事の配膳や掃除を行います。
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高槻中学校
高槻市沢良木町にある中学校です。高槻中学校は「世界で活躍する次世代のリーダーを育成すること」を使命として掲げており、世界を見据えた教育に力を入れているのが大きな特徴です。
その特徴を表しているのが、中学3年生に進級した時点で行う、授業のコース選択。幅広く基礎学力を高めて多様な進路選択に対応する「GLコース」、自ら設定した課題研究に取り組んで視野の広い理系人材を育てる「GSコース」、英語力やコミュニケーション力を高めて世界の健康問題を探求する「GAコース」の3つから選択し、希望の進路に向けた学習を進める仕組みです。
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