高槻中学校・高等学校は、大阪の北摂エリア・高槻市にある共学の中高一貫校です。近年は、SSHおよびSGHの指定校となり、関西エリアを中心に注目度がアップ。国際社会に対応できる次世代のリーダーの育成にも力を入れています。こちらの記事では、高槻中学校・高等学校の学校情報と入試情報をメインにご紹介します。
もくじ
高槻中学校の学校紹介
こちらの章では、高槻中学校・高等学校の概要や歴史、学費などの学校情報をご紹介します。
概要と歴史
高槻中学校・高等学校は、学校法人大阪医科薬科大学が運営しています。学校の始まりは、1940年に大阪医科大学の元理事長・藤堂献三氏によって創設された旧制・高槻中学校です。当時は男子校でした。
1948年の学制改革に伴い、現在の高槻中学校・高等学校(以下、高槻中高)としてスタート。2017年に男女共学校となりました。時代の流れやニーズに応え、教育面や施設面の充実を図りながら生徒たちに「学び」の場を提供し、今日に至っています。
【所在地】
〒569-8505 大阪府高槻市沢良木町2-5
【交通アクセスおよび主な最寄り駅】
阪急京都線「高槻市駅」から徒歩6分
JR京都線「高槻駅」から徒歩15分
京阪電鉄「枚方市駅」から京阪バスに乗車約20分、松原バス停下車すぐ
【学期制】
3学期
【生徒数・クラス数】
1学年当たり約270名、6クラス編成 ※学年によって人数に違いあり
【高校入学時の受け入れ】
完全中高一貫校のため、高校入学時の外部からの受け入れなし
参考
学費
高槻中高の学費は、以下のとおりです。こちらでは、2019年度に入学した学生の情報を記しています。
項目 | 納入額 |
入学金 | 240,000円 |
授業料(年額) | 678,000円
※4月・7月・12月の3期分納 |
その他費用 | 221,052円 |
(初年度納入金|学校案内|高槻中学校・高槻高等学校より筆者作成)
その他費用の内訳は、教材費・野外学習費・学習用iPad購入費などの費目となっています。2019年11月17日の情報を基に記していますので、最新情報については学校公式ホームページを確認しましょう。
学校行事
高槻中高では、年間を通してさまざまな行事を実施しています。体育祭や文化祭などでは、生徒の自主性を尊重すること、育むことを重視し、企画から運営まで任せることもあります。そして、学習系の行事では、6月の英検受験や、2月のSSHおよびSGH課題研究発表会なども実施。普段の成果を発揮できる機会を設けています。
ほかにも海外系の行事であれば、留学や研修として、アメリカ・カナダ・台湾のいずれかに渡航することもあります。
参考
校内設備
高槻中高は、この数年で設備のリニューアルや新設などを行っていたこともあり、校内の設備が充実。生徒たちの知的好奇心をかき立てる空間となっています。
特に2018年に完成した図書館は、関西の中学・高校の図書館の中でも最大の規模です。約5万5千冊の蔵書が備わり、落ち着いて自習に取り組めるスペースも完備されています。
ほかにも、アクティブラーニングコモンズは、プレゼンや協働ワークなどあらゆる用途で利用できます。円形にデザインされた空間が特徴です。
参考
教育の特色
高槻中高は、スーパーグローバルハイスクール(SGH)とスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けています。その流れもあってか語学力や国際的視野を兼ね備える教育や、データサイエンスや生命科学系の教育も盛んです。
6年間を通して、学びを基本・探求・発見の3つのステージに分け、基礎学力と応用力だけでなく、主体性を培う教育を展開しています。
また、中学3年次から将来を見据えた3コース(GL:グローバル、GS:グローバルサイエンス、GA:グローバルアドバンス)に分けたクラス編成となっています。授業では、読書やディベートなどに力を入れています。
そして、前述でも触れているとおり、高槻中高は学校法人大阪医科薬科大学の運営です。そのため、大阪医科大学および大阪薬科大学の2つの大学と連携した教育プログラムを実施しています。中学・高校の段階で、医療の分野のワークショップに参加することができます。
参考